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古典文学や文語体の文章をいい加減に口語訳・脚色したモノをちまちま載せています。
※「おしながき」が作品のインデックスになっておりますので、御参照ください。
記事一覧
【今昔物語集】冷泉院の東洞院の僧都殿の霊の語
むかしむかし、冷泉小路よりは南、東洞院よりは東の角に、僧都殿と呼ばれる屋敷があった。ところがこの屋敷は悪い噂が絶えず、人の居着かないところであった。 その冷泉小路よりまっすぐ北…僧都殿の向かいに、左大…
公開 : 2024/01/31 18:25
【今昔物語集】東の小女、狗と咋い合ひて互いに死ぬる語
むかしむかしのことである。東国のとある郡に、十二・三歳ばかりの娘がいた。この娘はある人の屋敷に使える女童であったが、どういう訳か隣の家の白い犬と大層いがみ合っていた。犬は娘を見かけると歯を剥いて吠え…
公開 : 2024/01/31 18:25
【今昔物語集】東下の者、人の家に宿りて産に値ふ語
むかしむかし、東国へ旅をする者がいた。どこの国だったか、とある村里を抜ける前に日が暮れてきた。 「今夜はこの里のどこかの家に泊めさせてもらおう。」 一行は村の中でも裕福そうな家の前に馬を下り、もし…と…
公開 : 2024/01/31 18:21 / 更新 : 2024/04/30 12:26
【今昔物語集】人の妻悪霊と成り、その害を除く陰陽師の語
むかしむかし、あるところに薄情な男がいた。心変わりか、別の理由か、長年共に暮らした妻を捨てて彼は家を出ていってしまった。独り置き去りにされた妻は男を深く怨み、嘆き悲しむうちにとうとう病みついてしまい…
公開 : 2024/01/31 18:19
【今昔物語集】賀茂忠行、道を子保憲に伝ふる語
むかしむかし、賀茂忠行という陰陽師がいた。陰陽師においては先人にも恥じない実力を持ち、当時も肩を並べる者のない術者であった。そのため公私に渡って重用されていた。 ある時のこと。忠行が祓いの儀式の依頼…
公開 : 2024/01/31 18:18
【今昔物語集】慈岳川人、地神に追わるる語
むかしむかし、文徳天皇が崩御された頃のこと。大納言・安倍安仁様が御陵を作る場所を占定する任を承り、占定の儀式の責任者を務めた。皆を引き連れて御陵の予定地に向かい、御陵を建設する場所をここと定めたその…
公開 : 2024/01/31 18:18
北越雪譜 初編巻之中『狐火』
唐代の随筆『酉陽雑俎』に「狐、髑髏を戴き、北斗を拝して尾を撃ちて火を出す。」とあるが、かの国はそうでも、私が実際に見たものはそうではない。それは次のような次第である。 狐は寒気を恐れる生き物ゆえに、…
公開 : 2024/01/29 18:40
【北越雪譜】異獣(二編 巻之四)
魚沼郡堀内より十日町へ超える七里あまりの間は、ところどころ村はあるが山の中間道である。ある年の夏の初め、十日町の縮問屋から堀内の問屋へ「どうにかして急ぎで白縮を送ってほしい」と言ってきた。堀内の問屋…
公開 : 2024/01/29 18:35
【北越雪譜】北高和尚(二編 巻之三)
魚沼郡雲洞村の雲洞庵は越後国四大寺の一つである。四大寺とは滝谷の慈光寺、村上の耕雲寺、伊弥彦の指月寺、雲洞村の雲洞庵を指すが、この雲洞庵の十三世・通天和尚はかの霜台君…謙信公のこと…の親族にあたる方で…
公開 : 2024/01/29 18:34
【北越雪譜】竜燈(二編 巻之二)
「筑紫の不知火」は古くから多くの歌に詠まれ、その名は広く世間に知られたものである。不知火の燃える様は橘南谿の西遊記に『不知火を見た』とその詳細を書いている。その不知火というものも、所謂『竜燈』…海中の…
公開 : 2024/01/29 18:34
【北越雪譜】無縫塔(二編 巻之三)
蒲原郡村松から東に一里ほどの来迎村に、永谷寺という曹洞宗の寺があり、またこの寺の近くに早出川という川が流れている。さらに寺から八町ほど下に観音堂があり、その下を流れる辺りを東光か淵と言う。永谷寺へ新…
公開 : 2024/01/29 18:33
【北越雪譜】泊まり山の大猫(初編 巻之下)
(前部の要約) 飯士山に続く東に阿弥陀峰という薪を採る山がある。毎年雪が降やむ二月頃から、各村々農夫らが相談して数日分の食事を持って阿弥陀峰に登る。山中に仮小屋を作り、そこを拠点にして連日木を切り薪…
公開 : 2024/01/29 18:32
【宇治拾遺】俊宣、迷はし神にあふ事。
むかしむかし、三条院の石清水八幡宮への行幸に、左京職に属する邦俊宣という者が供奉していた。 長岡の寺戸というあたりを通った折。 「ここいらは人を惑わして道に迷わせる、迷い神が出るんだとさ」と同じく供…
公開 : 2024/01/03 00:05 / 更新 : 2024/01/29 17:37
【宇治拾遺】一条桟敷屋、鬼の事。
むかしむかし一条大路の桟敷屋にある男が宿りして、遊女と同衾していた。びゅうびゅう、ざあざあ…風が吹き付け、雨が打ち付ける真夜中。 「…諸行無常…諸行無常…」 繰り返し詠じながら、一条大路を通る者がいる。 …
公開 : 2024/01/03 00:04 / 更新 : 2024/01/29 17:37
教科書に載らなそうな徒然草
〇第三段 様々なことに秀でていても、色恋に興味のない男は物足りない。折角の玉の盃なのに、底が抜けているようなものである。 袖にされては露霜にあたった草木のように萎れ、諦められずに彷徨い歩き、親の諌め…
公開 : 2024/01/02 22:09
【宇治拾遺】河原の院、融公の霊住む事。
その昔、六条河原にある河原院は左大臣を務めた源融公のお屋敷であった。風光明媚と名高い陸奥の塩竈の景色を模して庭を造り、海水を取り寄せては庭で塩を焼かせるなど、様々な趣向を凝らして住んでおられた。融公…
公開 : 2024/01/01 13:09 / 更新 : 2024/01/29 17:37
【宇治拾遺】日蔵上人、吉野山にて鬼に逢ふ事。
むかし吉野山に住まう日蔵という僧がいた。この僧が吉野の山奥を歩き回り修行をしていた折、背丈が七尺ほどもある鬼と出くわした。紺青の肌に、髪は火のように赤く、首は細く殊に肋骨などは浮き出るほどガリガリに…
公開 : 2024/01/01 12:16 / 更新 : 2024/01/29 17:38
【宇治拾遺】小槻当平の事。
むかしむかし、主計頭の小槻当平殿という人がいた。その息子は算博士・茂助殿といい、茂助殿の子に主計頭・忠臣殿、孫に淡路守大夫史・泰親殿がいる。もし当平殿が生きていたら高貴な身分になっただろうに、どうし…
公開 : 2024/01/01 12:15 / 更新 : 2024/01/29 17:38
【宇治拾遺】世尊寺に死人掘り出す事。
むかしむかしのことである。世尊寺というところは、元は桃園の大納言…藤原師氏様が住む御屋敷であった。あるとき師氏様を近衛大将に任命する宣旨が下された。任官祝いの宴を催すために屋敷は修繕され、屋敷にめでた…
公開 : 2024/01/01 12:14 / 更新 : 2024/01/29 17:38
【宇治拾遺】白河院御寝のとき、ものにおそはれさせ給ふ事。
むかしむかしのことである。あるとき白河院がご就寝中に、物の怪に襲われたことがあった。 「魔を打ち払う強い武具を御枕元に置いてください。」という陰陽師の見立てにより、武勇で知られた源義家朝臣が召された…
公開 : 2024/01/01 12:13 / 更新 : 2024/01/29 17:38
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