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古典文学や文語体の文章をいい加減に口語訳・脚色したモノをちまちま載せています。
※「おしながき」が作品のインデックスになっておりますので、御参照ください。
記事一覧
【風来山人】根南志具佐 二之巻(茸)後
さてそんな有象無象が入り混じるドブの中にも、蓮葉(はちすば)の濁りに染まぬ玉の姿…瀬川菊之丞と呼ばれる若女形がいた。この菊之丞、先代の実生(実子)ではなく八王子の土の中から掘り出した分け根(養子)であ…
公開 : 2026/02/03 00:06
【風来山人】根南志具佐 二之巻(茸)中
さてまた同じく神代には山幸彦こと彦火々出見尊(ひこほほでみのみこと)が興行主となり、兄の海幸彦こと火酢芹命(ほのすそりのみこと)が芝居興行を行った。しかし先立つモノのない貧乏劇団。赭(そぼに)という…
公開 : 2026/02/03 00:04
【風来山人】根南志具佐 二之巻(茸)前
そもそも芝居のはじまりを紐解いてみれば、地神五代の始めまで遡る。そのころ日の本は高天原から天下りたもうた天照大御神が治めておられたが、御弟君・素戔嗚尊は甚だおきゃんな御生まれ付きにてましませば、何を…
公開 : 2026/02/03 00:01
徒然草(茸) 序〜10
序段 退屈で物寂しい日々の手慰みに、硯に向かい、心に浮かんでは消えるあれこれをつらつら書きつけていると、自分でも驚くほど熱中してしまってるんだよなぁ * * * 第1段 まぁ、なんだ。この世に生…
公開 : 2025/09/11 00:37 / 更新 : 2025/09/11 22:31
【風来山人】根南志具佐(茸)後
聞きしに勝る路考の姿、昔も今もこれほど美しい人は見たことがない…と十王をはじめとして、閻魔王の傍らに侍る人頭幢の見目という生首は目玉を爛々と光らせ、もう一つの生首・嗅鼻は鼻をふんふんといからせ、居合わ…
公開 : 2025/05/11 21:38 / 更新 : 2025/05/11 23:26
【風来山人】根南志具佐(茸)中
亡者を裁く本業に加え、様々な申請や事業計画を捌く閻魔大王には少しの暇もない。そんな折節、獄卒どもが地獄の地の字をつけた高提灯を先立ててひとりの亡者を御前に引っ立ててきた。玉座からはるか見下ろすに亡者…
公開 : 2025/05/11 21:35 / 更新 : 2025/05/11 23:19
【風来山人】根南志具佐(茸)前
根南志具佐一之巻 「公河を渡ることなかれ、公ついに河を渡る。河に堕ちて死す、まさに公をいかんすべき」と詩に詠まれたのは、見ぬ唐土のいにしえに夫を河で亡くした悲しみに堪えぬ妻の嘆きだとか。さて宝暦十…
公開 : 2025/05/11 21:33 / 更新 : 2025/05/11 21:38
【風来山人】根南志具佐(茸)自序
自序 唐人の陳粉看(ちんぷんかん)、天竺のオンベラボウ、オランダのスッペラポン、朝鮮のムチャリクチャリ、京の男は「あのおしゃんすことわいな」と髭を食いそらし、江戸の女は紅を引いた口で「忌々しい、は…
公開 : 2025/05/11 21:26 / 更新 : 2025/05/11 21:33
おしながき(古典文学)
現在、公開している現代語訳の一覧です。 ※現代語訳して小説化しているものです。かなり私の主観が強い解釈ですので、ご了承ください。 *** 〇伊勢物語(茸)…コメディ、恋愛 第一段 初冠 https://simb…
公開 : 2025/04/06 12:02 / 更新 : 2025/04/06 12:02
おしながき(文語体)
文語体を口語訳したもの *** ●妖怪報告…井上円了の「妖怪報告」よりアヤシイ話を抜粋。 【妖怪報告】霊魂は幽明の間に通ずるものか【井上円了】 https://simblo.net/u/CSwtDp/post/109572 ●ごぉるで…
公開 : 2025/04/06 12:02 / 更新 : 2025/04/06 12:02
【撰集抄】西行於高野奥造人事
これは同じ頃、高野山の奥に住んでいた西行法師の話である。 西行には懇意にしている友がいた。月が美しい夜には橋の上で落ち合って共に月を眺め眺めして過ごしていたが、ある時この友の聖は「京でやらなければな…
公開 : 2025/04/06 00:53 / 更新 : 2025/04/06 12:01
椒圖志異/魔魅及天狗 編②
22. 桜町天皇が元文五年に比叡山の西塔釈迦堂の御修理をなされたが、修理の指揮を取る奉行は江川信楽の代官・多羅尾四郎左衛門という人と、大津の代官・石原清左衛門という人が務められた。石原様の家来に木内兵…
公開 : 2025/01/19 20:24
椒圖志異/魔魅及天狗 編①
魔魅及天狗 1.異形の顔 堀田何某公の家中に何とかの久兵衛という者がいた。久兵衛は役所へ出仕して政務を行っていたが、一日の労働を終えると暑い暑い日のことである。殊にぐったり疲れ、重たい頭と体を引きず…
公開 : 2025/01/19 20:18 / 更新 : 2025/01/19 20:39
【平家公達草紙】かたのまもり
高倉院の御代では、中宮様に仕える女房たちは折々風流を凝らしたかたのまもりを競って仕立て、身に付けていました。近習の女房たちは、中宮様の御厨子にかたのまもりを入れた手箱が常に置かれていたので、自分で仕…
公開 : 2025/01/01 13:37
【雑談】崇徳院の御遺詠
讃岐で崩御された後、藤原俊成へ届けられた崇徳院の御宸筆。雨月物語「白峯」を読むにあたり、この長歌がベースにあると思い解釈してみました。わかりやすくするために補足や脚色も入ってますので、「だいたいこん…
公開 : 2024/12/31 16:47
【平家公達草紙】内裏近き火
安元の御賀の華やかさは、今さら言うまでもありませんね。またあのころ内裏で開かれた宴の数々、些細な出来事につけても、心惹かれる忘れられないことばかりですよ。あの頃の私はまだ少将や中将の若造でしたが、同…
公開 : 2024/12/31 16:46 / 更新 : 2024/12/31 17:18
【平家公達草紙】花影の鞠
治承二年の三月ごろだったでしょうか。少将であった私…隆房は内裏を辞した夕方、内大臣の小松殿…重盛殿の御屋敷へ伺いました。 お屋敷に通されますと、庭の桜の木陰に小松家の若君たちが佇んでいるのが見えました…
公開 : 2024/11/27 21:39
【平家公達草紙】青海波
安元二年、法住寺殿で行われた安元の御賀でのことでした。三日に渡って行われた祝賀の後宴にて、当時、右大将であられた重盛殿のご子息、維盛殿、清経殿、有盛殿が舞人に抜擢されたのです。法皇様の節目の御賀、御…
公開 : 2024/11/24 12:55 / 更新 : 2024/11/24 12:58
椒圖志異/怪例及妖異 編
芥川龍之介の怪談集「椒圖志異」を口語訳したものです。まだ続きます。 *** 1.上杉家の怪例 桜田屋敷と呼ばれた上杉候の屋敷には、吉事があるごとに黒衣の女が現れたという。 いつの頃のことか、若殿様…
公開 : 2024/10/18 17:26 / 更新 : 2025/01/19 20:27
【妖怪報告】霊魂は幽明の間に通ずるものか【井上円了】
※井上円了「妖怪報告」https://www.aozora.gr.jp/cards/001021/card49274.html より、奇妙な夢の話を抜粋し、まいたけがいい加減に訳したものです。 *** 明治十九年、静岡県遠州何某氏より 私の家は…
公開 : 2024/10/08 22:47
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