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古典文学や文語体の文章をいい加減に口語訳・脚色したモノをちまちま載せています。
※「おしながき」が作品のインデックスになっておりますので、御参照ください。
記事一覧
【雨月物語】白峯
逢坂の関を越えてから、秋めいた山の紅葉も見過ごしがたく、浜千鳥の足跡がどこまでも続く鳴海潟、富士の高嶺に立ち昇る煙、浮島ヶ原、清美ヶ関、大磯小磯の浦々、紫草が咲き乱れる武蔵野の原、塩竈の凪いだ海の朝…
公開 : 2024/09/01 21:00 / 更新 : 2024/12/31 16:58
ごぉるでんでぇもん⑦
第八章 立ち込めた春霞の中、月は薄衣に透かしたようにほのぼのと明るく、水面はどこまでも仄白く揺蕩う。それはまるで無邪気な夢を見ているよう。寄せては返す波の音も眠たげにうつらうつらと、吹き来る風は人…
公開 : 2024/08/04 01:56 / 更新 : 2024/08/04 12:05
ごぉるでんでぇもん⑥
第七章 熱海は東京に比べて十余度ほども温かい。今日はようやく一月も半ばを過ぎたところだが、二千本もの梅林の梢は咲き乱れ、昼下がりの日差しは燦々と見上げる人々の面を照らしていた。また梅林の小路は爽や…
公開 : 2024/07/28 09:42 / 更新 : 2024/07/30 18:51
ごぉるでんでぇもん⑤
「他でもないがの、宮のことだ。宮を嫁にやろうかと思って…」 見るに堪えない貫一の驚きようをせめて和らげようと、あぁ、いや…と隆三は慌ただしく言葉を次ぐ。 「これについてはわしも色々と考えたけれど、大い…
公開 : 2024/07/22 00:25 / 更新 : 2024/08/04 11:48
ごぉるでんでぇもん④
第六章 その翌々日のこと。宮は貫一に勧められて医者の診察を受け、胃病だろうとのことで一瓶の水薬を処方された。貫一は医者の言葉を信じていたが、当の患者は決して胃の病なんかであるものかと思いながらその…
公開 : 2024/07/20 01:06 / 更新 : 2024/07/24 13:22
ごぉるでんでぇもん③
第四章 漆のような暗闇の中、貫一の書斎の枕時計は十時の鐘を打った。貫一は、夕方四時頃から向島の八百松で新年会があるからと出掛けたきり未だ戻らない。 奥の間から手ランプ持って来た宮が机の上の書燈を点…
公開 : 2024/07/15 19:10 / 更新 : 2024/07/16 06:43
ごぉるでんでぇもん②
前編 第二章 かるたの会は午前零時に及んでようやくお開きとなった。十時頃からひとり起ち、ふたり起ち、見る間に三分の一強の人数を失ったものの、なお飽きもせず残った者は景気よく勝負を続けていた。富山が主…
公開 : 2024/07/08 19:20 / 更新 : 2024/07/10 07:32
ごぉるでんでぇもん①
原作 尾崎紅葉『金色夜叉』 口語訳・脚色 まいたけ 金色夜叉がすっっっごく面白かったので布教したい!と思い、「わかりやすさ」重視で脚色&口語訳しました。原作はもっと面白いので、これで興味を持っていた…
公開 : 2024/07/03 00:20 / 更新 : 2024/07/17 19:36
【堤中納言物語】ほどほどの懸想
葵祭の頃は、澄んだ空も新緑も、目に映る全てが真新しく見えるものであろう。賎しい粗末な家さえ、半蔀に神縁を結ぶとされる葵を結びつけ、なんとも晴れやかな心地である。また通りを行く女童たちの衵や袴の清々し…
公開 : 2024/06/02 22:33 / 更新 : 2024/06/02 22:39
【堤中納言物語】虫めづる姫
世の中に蝶を愛でる姫君がいる傍ら、按察使の大納言殿のご令嬢は大変…ある意味で…奥ゆかしく、何もかも並々ならぬ娘御であられた。それ故にご両親はそれはそれは手塩に掛けて大切に育てていらしたのである。 この…
公開 : 2024/05/21 12:09 / 更新 : 2024/05/23 18:36
紫式部集(茸)
※岩波文庫「紫式部集 付 大弐三位集・藤原惟規集」南波浩校注を訳したものです。 ※未完ですが、猛烈に萌えるのでUPします。 ※和歌についてはフィーリング訳です。 *** (一) 小さい頃一緒に遊んだ幼…
公開 : 2024/02/11 15:49 / 更新 : 2024/02/11 15:49
【富家語】御璽の筥
※江談抄 二巻「冷泉天皇、御璽の結緒を解き開かんとし給ふ事」の出来事。 *** 「故・小野宮右大臣…藤原実資殿がこんな話をされていた。「冷泉院が御在位の時、院の伯父にあたる蔵人頭・藤原兼家殿が突然、内…
公開 : 2024/02/01 22:45
【中外抄】足の生えた蛇
久安四年閏六月四日。 忠実様より、 「鎮西より献上された毛亀を鳥羽院の御目にかけるのは、確かに明日で良いのだな?本当に毛亀は願望が叶うという瑞兆なのか。」 そう私にお尋ねになりました。私は「乱世に瑞…
公開 : 2024/02/01 22:44
【中外抄】蛇毒気神
(八坂神社の御祭神は何者かという問答に続いて) 「八坂神社に祀られている蛇毒気神はどのような神か」と忠実様がお尋ねになるので、 私(中原師元)は「仔細は存じ上げませんが、後三条院の御時にこのような話…
公開 : 2024/02/01 22:41
【江談抄】江都督の安楽寺の序の間の事
※ 江談抄 第六「長句の事」より *** 「江都督が大宰府の安楽寺において、内宴…正月の宴に詠む漢詩の詩序を作っておられた折に御殿の戸を叩く者があったと風の噂に伺いました。本当なのでしょうか。」 私が…
公開 : 2024/02/01 22:40
【江談抄】生き霊 二話分
江談抄 第三「雑事」より 〇佐理の生霊行成を悩ます事 ※江談抄 第二「兼明、佐理、行成等同の手書きの事。」より、藤原佐理、藤原行成ともに優劣付け難い能書家だったとのこと。佐理は三十歳近く年上。 前の…
公開 : 2024/02/01 22:38
【江談抄】公忠の弁たちまちに頓滅するも蘇生し、にはかに参内する事
※ 江談抄 第三「雑事」より *** 公忠の弁は何の前触れもなく急死して、三日ほど経ってから生き返ったのだそうだ。生き返った公忠の弁はすぐさま家の者を呼び、「私を内裏に連れて行け」と言ったのだそうだよ…
公開 : 2024/02/01 22:36
【江談抄】融大臣の霊、寛平法皇の御腰を抱く事
※江談抄 第三「雑事」より *** 資仲卿がこんなことを言っていたよ。 「寛平法皇…宇多法皇が京極の御息所…藤原褒子様と同車して河原院に渡御なさり、かの有名な塩竈を模した庭をご覧になった時のことだ。そ…
公開 : 2024/02/01 22:32
【江談抄】安嘉門の額の霊踏み伏する事、大内の門などの額など書ける人々の事
※ 江談抄 第一「公の事」より/江都督→大江匡房のこと。 *** 「入道の帥…藤原資仲様が 『安嘉門の額の字は髪が逆さに生えた童が沓を履いた姿をしているが、その昔、この字が時々門の前を通る者を踏みつけ…
公開 : 2024/02/01 22:25 / 更新 : 2024/02/01 22:35
【今昔物語集】官の朝庁に参る弁、鬼の為に喰らはるる語
その昔、太政官の役所には『朝庁』というものがあった。その日は早朝から勤務のため、役人たちは夜も明けきらぬうちから松明を灯し登庁したのである。 さてそんな朝庁の朝。弁官局に務める役人…史の何某という者が…
公開 : 2024/01/31 18:26
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