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古典文学や文語体の文章をいい加減に口語訳・脚色したモノをちまちま載せています。
※「おしながき」が作品のインデックスになっておりますので、御参照ください。
記事一覧
草木・虫の歌(4つ)
味気ない其方や 枳殻に鳳鸞棲まばこそ 「素っ気ないねぇ…そんなトゲトゲした態度じゃ、素敵な御仁は寄り付かないよ」 *** 柳の影にお待ちあれ 人問はばなう 楊枝木を切ると仰やれ 「あの柳の影で…
公開 : 2023/09/04 00:27
花の歌(12歌)
花の錦の下紐は 解けて、なかなかよしなや 柳の糸の乱れ心 いつ忘れうぞ、寝乱れ髪の面影 「高嶺の花のあの人と想いを通わせたけれど、どうしよう…却って困ったことになった。私の心は風に揺れる柳のように縺…
公開 : 2023/09/04 00:25 / 更新 : 2023/09/04 00:25
【閑吟集(茸)】はじめに【宗安小歌集(茸)】
閑吟集、宗安小歌集から、それぞれよりぬきで超意訳したものを載せています。フィーリング現代語訳ですので正確性は……_( :⁍ 」 )_ ** 典拠 新潮日本古典集成 閑吟集 宗安小歌集
公開 : 2023/09/03 23:52 / 更新 : 2023/09/04 18:54
【伊勢物語(茸)】おわりに
拙い訳、ハチャメチャな構成の超訳をお読み頂き、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。 訳しながら呆れたり、笑ったり、切なさに胸を痛めたり。自分の言葉で書き出しながら、生き生きと登場人物たちの…
公開 : 2023/08/28 22:36 / 更新 : 2023/08/29 00:53
つひに行く
つひに行く むかしむかし、あるところにひとりの男がいたそうな。 急に視界がぐるりと回ったかと思うと、頬にざらざらと固い土の感触がする。あぁ…土の上に倒れたのか、とぼんやり男は考えた。どんより重たい…
公開 : 2023/08/28 22:33 / 更新 : 2023/08/28 22:33
思ふこと言はでぞ
思ふこと言はでぞ むかしむかし、挫折を味わった男がいたそうな。 どんなことを考えていた折にか、 「何かしら思うところがあっても、全て飲み込んで身を引いたほうがいい。…自分と同じ人間なんていないんだ…
公開 : 2023/08/28 22:33 / 更新 : 2023/08/28 22:33
あだなりと
あだなりと もう何年も訪問が絶えていた人が、桜の盛りの頃にふらりと現れた。久しぶりに顔を見せたその人へ、家の主は懐かしさの滲む声でおどけて詠んだ。 「薄情者と評判のあなたのこと、もうすぐ散ってしま…
公開 : 2023/08/28 22:33 / 更新 : 2023/08/29 01:01
塩竈に
塩竈に むかしむかし、賀茂河のほとりに左大臣様が屋敷を構えておられたそうな。 賀茂河のほとり、六条辺に趣向を凝らした屋敷は河原院と呼ばれ、左大臣・源融様が住んでおられた。神無月のつごもりがた、移菊…
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
まだ見ぬ人
まだ見ぬ人 むかしむかし、あるところに弔いの歌を贈る男がいたそうな。 とある高貴な女性がお身内の方を亡くされたということで、弔うフリをしてその女へ歌を贈った。 「昔もこんなことがあったのでしょうね…
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
をりふしごとに
をりふしごとに むかしむかし、あるところに引き離されて潰えた男女がいたそうな。 女から届いた手紙を胸に押し当て、男は苦く笑った。手紙には時候の挨拶や近況など簡単に綴られているだけだと言うのに、手紙…
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
東山
東山 むかしむかし、都に住み辛くなった男がいたそうな。 京での暮らしにどう思っていたのか耐えきれなくなった男は、 「もう嫌だ…何もかも煩わしい…。世間から身を隠して落ち着けるところへ行こう」 と言い…
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
花よりは
花よりは むかしむかし、あるところに不幸を悼む男がいたそうな。 親族を亡くした友達へ、 「まさかあの人が桜よりも先に散ってしまうなんて…逝く春とあの人と、いったいどちらを惜しめばいいんだろう。」 ……
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
芹河の行幸
芹河の行幸 むかしむかし、あるところに行幸に召し出された男がいたそうな。 仁和の帝…光孝帝が芹河に大鷹狩の行幸をされた折のこと。今はとてもそんな役目を仰せつかる立場ではないが、元々心得があるからと…
公開 : 2023/08/28 22:32 / 更新 : 2023/08/28 22:32
住吉の行幸
住吉の行幸 むかしむかし、時の帝が住吉神社に行幸なされたのだそうな。 海風に悠々と枝を伸ばし、浜に力強く根を張る松林をご覧になった帝は、供の者にこの松を題に歌を詠むようお命じになられた。そこで供の…
公開 : 2023/08/28 22:31 / 更新 : 2023/08/28 22:31
紀有常
紀有常 むかしむかし、あるところに在りし日を忘れられない「斜陽の人」がいたそうな。 紀有常という人は、仁明、文徳、清和天皇と三代に仕え、入内した妹は親王を産むなど、時運に恵まれ栄華を極めた。しかし…
公開 : 2023/08/28 22:31 / 更新 : 2023/08/29 01:05
深草の女
深草の女 むかしむかし、あるところに古女房に飽きてきた男がいたそうな。 伏見の深草というあたりに住む女と暮らしていたが、どうもそろそろ田舎暮らしにも女にも飽きてきた。しかし黙って出ていくのは、情も…
公開 : 2023/08/28 22:08
長からむ
長からむ むかしむかし、あるところに寡になった男がいたそうな。 ある女は既に新しい夫を得て、またある女は違う男に心を移し…とうとう通う相手も居なくなった男は、 「…たいして長くもない人生だろうに、一…
公開 : 2023/08/28 22:07
井出の玉水
井出の玉水 むかしむかし、あるところに去った女を非難する男がいたそうな。 終生心変わりはしないと約束しながら、男の手をすり抜けて去った女へ、 「井出の清泉の玉水でさえも、結んだ両手の隙間から零れ落…
公開 : 2023/08/28 21:58
筑摩の祭
筑摩の祭 むかしむかし、あるところに振った女へ悪態をつく男がいたそうな。 とある女へあれこれ文を届けていたが、どうもあまり反応が良くない。世間擦れしていない女だから、色恋などわからないのだろうと思…
公開 : 2023/08/28 21:57 / 更新 : 2023/08/28 21:57
くれなゐに
くれなゐに むかしむかし、あるところに徒心を起こした女がいたそうな。 世の中に移り気な男がいるように、あっちへこっちへ熱を上げて秋波を送る女もいる。業平殿の近所にもそんな女がいたようで。 (あの人……
公開 : 2023/08/28 21:55 / 更新 : 2024/05/29 06:44
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