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まいたけ
古典と怪談が好きな茸です。タイッツーに生息。
なえどこLog
古典文学や文語体の文章をいい加減に口語訳・脚色したモノをちまちま載せています。
※「おしながき」が作品のインデックスになっておりますので、御参照ください。
記事一覧
住吉の浜
住吉の浜 むかしむかし、和泉国にて仲間と物見遊山を楽しむ男がいたそうな。 景色が良いと評判の住吉の郡、住吉の浜という場所へ行くと、なるほど聞きしにまさる素晴らしい趣きである。みな馬を降りて景色を楽…
公開 : 2023/08/28 19:10
生駒の山
生駒の山 むかしむかし、あるところに気の合う仲間と連れ立って遊覧に出かけた男がいたそうな。 季節は如月、梅が綻ぶ季節のこと。一行は和泉国を歩き、春の景色を楽しんでいた。隣の河内国の生駒山を臨んで、…
公開 : 2023/08/28 19:09
難波津を
難波津を むかしむかし、あるところに津の国に所領を持つ男がいたそうな。 「たまにはどうです、遊びに行きませか?」男の誘いに集まった男の兄、弟、親しい友達など、気心の知れた人達を連れて、男は難波のあ…
公開 : 2023/08/28 19:08
長岡
長岡 むかしむかし、長岡というところに好事家の男がいたそうな。 たまには都会を離れて田舎暮らしでも…と思ったのかもしれない。風流人で好事家の男が、かつて都が置かれた長岡という田舎に別荘を建てて滞在し…
公開 : 2023/08/28 19:07
つくも髪
つくも髪 むかしむかし、あるところに熟れた体を持て余す熟女がいたそうな。 悶々と日々を暮らしていたが、口添えしてくれる人もいない。あぁ…どうにかして優しくて素敵な殿方とオトナな関係になりたい…そうだ…
公開 : 2023/08/28 19:06
われにあふみ
われにあふみ むかしむかし、あるところに妻に逃げられた男がいたそうな。 忙しさにかまけて、ろくに女の元へ通わなかった男も男だろうが。元々流されやすい女だったようで、妻は悪い男にころっと騙されて夫を…
公開 : 2023/08/28 19:05 / 更新 : 2023/08/28 22:56
染河
染河 むかしむかし、奉幣の勅使がいたそうな。 都から豊前へ向かう途中、筑紫にて歓待を受けることになったときのことである。勅使の一行を見ようと、この屋敷の女たちが御簾の向こうから伺っているようだった…
公開 : 2023/08/28 19:02
宇佐の使
宇佐の使 むかしむかし、あるところにすれ違った夫婦がいたそうな。 夫は宮仕えで忙しく、また忙しさにかまけて家庭を顧みない男であったから、妻である女は随分寂しい思いや不満を溜めて込んでいたのだろう。…
公開 : 2023/08/28 19:00
大淀の渡り
大淀の渡り むかしむかし、あるところに勅使の任を終えて都へ帰る男がいたそうな。 狩りの任を果たした帰り、一行は尾張と伊勢の国境、伊勢国は大淀の渡りに宿所を取った。宿所には斎宮寮の使いが慰労の文や贈…
公開 : 2023/08/28 18:03 / 更新 : 2023/08/28 18:03
大淀の松
大淀の松 むかしむかし、勅使の男を恨めしく思う女がいたそうな。 勅使の男は、とうとう二度目の逢瀬を果たさないまま尾張へ発ってしまった。仕方のない事情があったとはいえ、一晩中待ち続けた女はひどく裏切…
公開 : 2023/08/28 17:58 / 更新 : 2023/08/28 18:02
神のいがき
神のいがき むかしむかし、あるところに内裏の使いで斎宮の御所を訪れた男がいたそうな。 斎宮の御所には、神に仕える身でありながら思わせぶりな歌のやり取りを好む女官がいた。狩の使いの一行を遠目に見て、…
公開 : 2023/08/28 17:57 / 更新 : 2023/08/28 18:02
狩の使
狩の使 むかしむかし、勅命を受けて伊勢の国へ狩りに派遣された男がいたそうな。 勅使の饗応は神宮が行っていたが、伊勢の斎宮は母君から「此度の勅使の方は、いつもの勅使よりも懇ろに労わって差しあげて」と…
公開 : 2023/08/28 17:56 / 更新 : 2023/08/28 18:01
沫緒によりて
沫緒によりて 心ならず別れてしまった人へ、 「魂のたなびく緒と緒を撚り合わせて、絶えない縁を結びましょう。いまは離れてしまっても、このまま命尽きようとも…いつか必ず…」 と書き送った。
公開 : 2023/08/28 17:55 / 更新 : 2023/08/28 18:00
月のうちの桂
月のうちの桂 むかしむかし、あるところに手の届かない人を思う男がいたそうな。 あの辺におられるらしい…と噂で聞こえてくるものの、便りを送ることも出来ない女を想って、 「目には見えても触れられない…ま…
公開 : 2023/08/28 17:51 / 更新 : 2023/08/28 17:58
在原なりける男
在原なりける男 むかしむかし、あるところに帝のご寵愛を賜る女がいたそうな。 その女は帝の御生母でいらっしゃる大御息所の従姉妹にあたる人で、帝には禁色を許されるほど目をかけていただいていた。 そんな…
公開 : 2023/08/28 17:50
後涼殿のはざま
後涼殿のはざま むかしむかし、あるところに宮仕えの男がいたそうな。 後涼殿の馬道を渡っていたときのこと。ある高貴な方の御局の前を通りかかると、「もし、」とそこへ仕える女房に呼び止められた。 「あな…
公開 : 2023/08/28 17:44
玉の緒ばかり
玉の緒ばかり むかしむかし、あるところに会えない辛さを嘆く男がいたそうな。 ほんのひと時しか共に過ごせなかった女へ、 「逢瀬はあっという間に過ぎてしまうのに、会えない時間のなんと長いことだろう…と辛…
公開 : 2023/08/28 17:43
夜深き鶏
夜深き鶏 むかしむかし、あるところに鶏の声に嘆く男がいたそうな。 なかなか会えない想い人との逢瀬だと言うのに、夜も明けないうちから早々と鶏が鳴く声がする。 「…まだまだ話し足りないのに、どうして急か…
公開 : 2023/08/28 17:42
へだつる関
へだつる関 むかしむかし、あるところに二条の后様にお仕えする男がいたそうな。 二条の后様は既に帝のご寵愛を受ける身であったが、主と臣下の分を超えたやり取りは止まず、男は多年にわたり想いを訴え続けて…
公開 : 2023/08/28 17:41
桜花今日こそかくも
桜花今日こそかくも むかしむかし、どうにかしてお逢いしたいと願う男がいたそうな。 男はずっとある方を想い続けていた。想いを掛けた相手は、近くに侍れども到底手の届かない方である。それでもどうにかして…
公開 : 2023/08/28 17:40
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