光無くし水晶の謎 暴走
公開 2023/09/09 13:43
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水色の空を忘れたかのように現れたのは雲一つない白い空だった。太陽の光に照らされて反射した空が色を無くした。光に支配された空は少しずつこれまでの色を忘れ始めていた。水色という概念が薄くなって、空色に変わり始めていた。
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々は誰だったのかも隠されて始めていた。誰が誰であったとしてもそれを忘れてしまえば、存在が消えてしまっても意味がないと星達は認識しなくなっていった。
太陽の光が破壊された世界で夜藍(よぞら)が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。光(ひ)を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
水晶が生まれたのは太陽の光が破壊されたあの場所ともう一つあった。それは同じ空が認識障害を起こした光の異常性。ただそれを空が認識したのか誰も理解していない。
太陽の光が破壊された世界は空が光のかわりとなって支配しようとした。だが愚かな空は天候を狂わせてしまったと気づき、自らを犠牲として太陽を復活させようとした。しかしそれは失敗し、夜藍が永遠に広がる世界となり氷結の中、水晶が生まれた。
空を認識した誰かがそう言った。光の異常性に気がついた誰かが言った。たとえ、独り言だとしても空には聞こえていた。空に意思があったのかを理解した者は存在していないが、そういう考えが存在してもいいのではないかと記録されていた。
その記録をつけた誰かはこの世に存在していたかと問われれば、答えは不明。誰かは誰かであり、それを誰かが認識したところでそれは誰なのかわからないからだ。
空色の空を忘れたかのように現れたのは雲一つない白い空だった。太陽の光に照らされて反射した空が色を無くした。光に支配された空は少しずつこれまでの色を忘れ始めていた。空色の概念が薄くなって、白色に変わり始めていた。
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々はそれが本当の名であったのかさえ分からなくなり始めていた。星々の光は名とともに弱々しくなり、まるで自信がなくなってきたように見えた。
太陽の光が破壊された世界で夜藍が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。橙を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
誰かの認識障害を歪める方法を模索しています。水晶が生まれた事象を認識障害とします。誰かを壊してください。誰かは存在します。誰かは認識されません。誰かは存在し、誰かは存在しない。誰かを――――。
初期化しました。
夜藍は水晶が生まれた時、その存在を否定しなかった。むしろ観察対象として見ていた。誰かという存在がそれを認識する前に水晶が全てを理解するのなら、それでよかった。
だがそれは叶わぬ願いに終わり、水晶は誰かと接触してしまい、失敗したのだと夜藍は理解した。
いいえ、そんな事実ありません。夜藍に意識があったという記述は存在しません。世界の観測者は価値を破棄しました。夜藍に価値はありません。偽の事実を書き綴らないでください。
白色の空は最初から存在しています。水色や空色などいりません。そんな情報、価値がありません。空は今から白色であると認識されます。誰かがそう言ったように誰かはそう言いました。
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
しかしそれは失敗でしたか?
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々は最初からなかったのではないかと認識されて、輝いていたとされた事柄は消滅した。星々は暗くなり、あの世界と同じように飲み込まれていった。
太陽の光が破壊された世界で夜藍が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
しかし本当に記録されていなかったのでしょうか?
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。何を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
しかし書き綴る情報は消去され、存在していなかったのか?
世界の観測者は全てをやり直そうと組み込んだあれを起用しました。しかしそれは失敗だったのでした。彼らは誰かを認識することができない。それどころかそれを理解しようとするあまり、情報の価値が傾いてしまった。誰かは誰なのでしょうか?
私はあの人のかわりを取らなければならないはずなのに、それすらも認識障害なのでしょうか? 私は誰かを認識し、水晶と接触することに成功した……という事実が歪められてしまい、私は成功したのでしょうか? それともそれ自体なかったのでしょうか?
――これらの情報を初期化しますか? 否定は存在しません、消去されました。
誰かを認識した者は存在しません。生物は誰かを認識する手段を持ちません。そして私達も誰かを認識することは出来ません。誰かに関する情報は無意味です。
空は今日も白でした。
――助けて、――を呼んで
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々は誰だったのかも隠されて始めていた。誰が誰であったとしてもそれを忘れてしまえば、存在が消えてしまっても意味がないと星達は認識しなくなっていった。
太陽の光が破壊された世界で夜藍(よぞら)が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。光(ひ)を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
水晶が生まれたのは太陽の光が破壊されたあの場所ともう一つあった。それは同じ空が認識障害を起こした光の異常性。ただそれを空が認識したのか誰も理解していない。
太陽の光が破壊された世界は空が光のかわりとなって支配しようとした。だが愚かな空は天候を狂わせてしまったと気づき、自らを犠牲として太陽を復活させようとした。しかしそれは失敗し、夜藍が永遠に広がる世界となり氷結の中、水晶が生まれた。
空を認識した誰かがそう言った。光の異常性に気がついた誰かが言った。たとえ、独り言だとしても空には聞こえていた。空に意思があったのかを理解した者は存在していないが、そういう考えが存在してもいいのではないかと記録されていた。
その記録をつけた誰かはこの世に存在していたかと問われれば、答えは不明。誰かは誰かであり、それを誰かが認識したところでそれは誰なのかわからないからだ。
空色の空を忘れたかのように現れたのは雲一つない白い空だった。太陽の光に照らされて反射した空が色を無くした。光に支配された空は少しずつこれまでの色を忘れ始めていた。空色の概念が薄くなって、白色に変わり始めていた。
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々はそれが本当の名であったのかさえ分からなくなり始めていた。星々の光は名とともに弱々しくなり、まるで自信がなくなってきたように見えた。
太陽の光が破壊された世界で夜藍が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。橙を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
誰かの認識障害を歪める方法を模索しています。水晶が生まれた事象を認識障害とします。誰かを壊してください。誰かは存在します。誰かは認識されません。誰かは存在し、誰かは存在しない。誰かを――――。
初期化しました。
夜藍は水晶が生まれた時、その存在を否定しなかった。むしろ観察対象として見ていた。誰かという存在がそれを認識する前に水晶が全てを理解するのなら、それでよかった。
だがそれは叶わぬ願いに終わり、水晶は誰かと接触してしまい、失敗したのだと夜藍は理解した。
いいえ、そんな事実ありません。夜藍に意識があったという記述は存在しません。世界の観測者は価値を破棄しました。夜藍に価値はありません。偽の事実を書き綴らないでください。
白色の空は最初から存在しています。水色や空色などいりません。そんな情報、価値がありません。空は今から白色であると認識されます。誰かがそう言ったように誰かはそう言いました。
太陽の光が破壊された世界で誰かが失敗したように、世界の観測者はまた繰り返す。誰かであったこともそれ以上でもない誰かの記憶が上書きされる前に知らぬふりをした。
しかしそれは失敗でしたか?
月夜の空に薄暗く横切った雲が星達を覆いつくし始めた。名を残していた星々は最初からなかったのではないかと認識されて、輝いていたとされた事柄は消滅した。星々は暗くなり、あの世界と同じように飲み込まれていった。
太陽の光が破壊された世界で夜藍が支配したが、世界の観測者は未来を知っていた。しかし誰かはそれを存在したと認めていたのかは分からないし、それすらも考えとしてあったのか分からない。記録がない、記録されていないのだから知らない。
しかし本当に記録されていなかったのでしょうか?
夕焼け空の橙色を認識したものと考えていたのは太陽でもなく空でもなかった。何を忘れて誰でもなかった存在がそう言ったのだ。だがその真実も誰かの存在が認識されなければ、真実として認められることがないだろう。はて、それはいったい誰?
太陽の光が破壊された世界で記録の無い時間を、世界の観測者は最初から知っていたのだろうか。いや、認識にすら価値がないものだと判断したのか、分からない。記録はありません、情報を付け加えたい場合は書き綴ってください。
しかし書き綴る情報は消去され、存在していなかったのか?
世界の観測者は全てをやり直そうと組み込んだあれを起用しました。しかしそれは失敗だったのでした。彼らは誰かを認識することができない。それどころかそれを理解しようとするあまり、情報の価値が傾いてしまった。誰かは誰なのでしょうか?
私はあの人のかわりを取らなければならないはずなのに、それすらも認識障害なのでしょうか? 私は誰かを認識し、水晶と接触することに成功した……という事実が歪められてしまい、私は成功したのでしょうか? それともそれ自体なかったのでしょうか?
――これらの情報を初期化しますか? 否定は存在しません、消去されました。
誰かを認識した者は存在しません。生物は誰かを認識する手段を持ちません。そして私達も誰かを認識することは出来ません。誰かに関する情報は無意味です。
空は今日も白でした。
――助けて、――を呼んで
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