【古今著聞集】知足院忠実、宿執にて箏を弾ずる事。
公開 2023/11/19 10:36
最終更新
2024/05/24 17:56
※まいたけがいい加減に訳して脳内補完をいれたものです。
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知足院殿…藤原忠実殿には、小物御前という愛妾がいた。後には播磨殿と呼ばれたその愛妾の為に知足院殿は御殿を建て、小物御前を住まわせたそうである。入院殿が亡くなってからは入道殿がお若かった頃の御影をかけ、面影を偲んで暮らしていたという。またその御影の傍らには、知足院殿が生前よく弾いていた箏が一張置かれていたそうである。
播磨殿の没後、その御殿は普賢寺殿の娘御に相続されたのだが……夜が更けるにつれ、その箏がときどき鳴るのだという。知足院殿の執心が箏を鳴らすのだろうか。何か祈願した折などは、その願いが叶うという験に必ずその箏の音が聞こえるとか。夢破れた知足院殿ゆえか、どこか哀れな、そして不思議なことである。
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知足院殿…藤原忠実殿には、小物御前という愛妾がいた。後には播磨殿と呼ばれたその愛妾の為に知足院殿は御殿を建て、小物御前を住まわせたそうである。入院殿が亡くなってからは入道殿がお若かった頃の御影をかけ、面影を偲んで暮らしていたという。またその御影の傍らには、知足院殿が生前よく弾いていた箏が一張置かれていたそうである。
播磨殿の没後、その御殿は普賢寺殿の娘御に相続されたのだが……夜が更けるにつれ、その箏がときどき鳴るのだという。知足院殿の執心が箏を鳴らすのだろうか。何か祈願した折などは、その願いが叶うという験に必ずその箏の音が聞こえるとか。夢破れた知足院殿ゆえか、どこか哀れな、そして不思議なことである。
