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宇治拾遺物語(茸)の記事一覧
【宇治拾遺】俊宣、迷はし神にあふ事。
むかしむかし、三条院の石清水八幡宮への行幸に、左京職に属する邦俊宣という者が供奉していた。 長岡の寺戸というあたりを通った折。 「ここいらは人を惑わして道に迷わせる、迷い神が出るんだとさ」と同じく供…
2024/01/03 00:05
【宇治拾遺】一条桟敷屋、鬼の事。
むかしむかし一条大路の桟敷屋にある男が宿りして、遊女と同衾していた。びゅうびゅう、ざあざあ…風が吹き付け、雨が打ち付ける真夜中。 「…諸行無常…諸行無常…」 繰り返し詠じながら、一条大路を通る者がいる。 …
2024/01/03 00:04
【宇治拾遺】河原の院、融公の霊住む事。
その昔、六条河原にある河原院は左大臣を務めた源融公のお屋敷であった。風光明媚と名高い陸奥の塩竈の景色を模して庭を造り、海水を取り寄せては庭で塩を焼かせるなど、様々な趣向を凝らして住んでおられた。融公…
2024/01/01 13:09
【宇治拾遺】日蔵上人、吉野山にて鬼に逢ふ事。
むかし吉野山に住まう日蔵という僧がいた。この僧が吉野の山奥を歩き回り修行をしていた折、背丈が七尺ほどもある鬼と出くわした。紺青の肌に、髪は火のように赤く、首は細く殊に肋骨などは浮き出るほどガリガリに…
2024/01/01 12:16
【宇治拾遺】小槻当平の事。
むかしむかし、主計頭の小槻当平殿という人がいた。その息子は算博士・茂助殿といい、茂助殿の子に主計頭・忠臣殿、孫に淡路守大夫史・泰親殿がいる。もし当平殿が生きていたら高貴な身分になっただろうに、どうし…
2024/01/01 12:15
【宇治拾遺】世尊寺に死人掘り出す事。
むかしむかしのことである。世尊寺というところは、元は桃園の大納言…藤原師氏様が住む御屋敷であった。あるとき師氏様を近衛大将に任命する宣旨が下された。任官祝いの宴を催すために屋敷は修繕され、屋敷にめでた…
2024/01/01 12:14
【宇治拾遺】白河院御寝のとき、ものにおそはれさせ給ふ事。
むかしむかしのことである。あるとき白河院がご就寝中に、物の怪に襲われたことがあった。 「魔を打ち払う強い武具を御枕元に置いてください。」という陰陽師の見立てにより、武勇で知られた源義家朝臣が召された…
2024/01/01 12:13
【宇治拾遺】業遠朝臣、蘇生の事。
むかしむかしのことである。重用していた家司の業遠殿が亡くなった折のこと。主人である御堂入道…藤原道長様が、 「あれも何か言い残すことがあっただろうに…可哀想なことだ。」 と仰せになり、解脱寺の観修僧正…
2024/01/01 12:12
【宇治拾遺】狐、家に火つくる事。
むかしむかし甲斐国に貴人の館に仕える侍がいた。夕暮れに館を辞して家の方へ馬に乗って向かっていると、帰り道で狐に出くわした。 「どれ、少し脅かしてやろう。」 戯れに狐めがけて蟇目矢を射かけてやると、ギ…
2024/01/01 12:11
【宇治拾遺】絵仏師良秀、家の焼くるを見て悦ぶ事。
むかしむかしのことである。絵仏師の良秀という者がいた。 ある夜半、隣の家から火の手が上がった。しかもその夜は折悪く強風が吹いていて、風に煽られた火が良秀宅へと覆い被さるように迫ってきた。焦げ臭いにお…
2024/01/01 12:10
【宇治拾遺】唐卒塔婆に血付く事。
むかし唐土の国に大きな山があり、頂きには大きな卒塔婆…五輪塔が建っていた。 さてその山の麓には齢八十ほどにもなる老婆が住んでいたが、この老婆が日に一度は必ず山に登り峰の卒塔婆を見に行っていたのだという…
2024/01/01 12:09
【宇治拾遺】修行者、百鬼夜行にあふ事。
むかしむかし、諸国を巡り歩く修行僧がいた。彼が津の国に辿り着いたのは、もう日が暮れる頃。どこかで宿を探すには遅すぎる時間である。さて、どうしたものかと歩いていると大きな寺が目に入った。 「…あれは…」 …
2024/01/01 12:08
【宇治拾遺】宇治殿倒れさせ給ひて、実相房僧正験者に召さるる事。
これもまた昔々の話である。高陽院…かつて賀陽親王の御屋敷だった場所に宇治殿…藤原頼通殿が御屋敷を作っている頃のことである。 進捗を見ようと騎馬にて高陽院へ向かっている途中、急に具合が悪くなり落馬されて…
2024/01/01 12:08
【宇治拾遺】丹波の国篠村、平茸生ふる事。
これもむかしむかしの話である。丹波の国・篠村というところでは、昔から山のあちこちに平茸がわんさか生えていた。長年、里村の者たちは山に入って平茸を採り、自分で食べたり人に贈ったりしていたのだという。さ…
2024/01/01 12:07
【宇治拾遺】長門前司の女、葬送のとき本所に帰る事。
むかしむかし、長門の前司と呼ばれる方に二人の娘がいた。姉は夫を迎えて実家で暮らし、妹は若い頃に宮仕えをしていたが今は実家に戻って暮らしていた。妹には懇ろな人はいないが、時々通ってくる男がいたようであ…
2024/01/01 12:01
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