ひじき藻
公開 2023/08/27 18:13
最終更新
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ひじき藻
むかしむかし、あるところに恋焦がれる男がいたそうな。
男が想いを寄せる女の元へひじき藻という海藻に贈った際に、
「あなたと共寝できるなら、月明かりが差し込む荒屋でも構いません。わたしの衣を褥にして…」
と歌を添えて贈った。
後の二条の后こと、藤原高子様が入内する前。ただの貴族の娘でおられた時分のことである。
むかしむかし、あるところに恋焦がれる男がいたそうな。
男が想いを寄せる女の元へひじき藻という海藻に贈った際に、
「あなたと共寝できるなら、月明かりが差し込む荒屋でも構いません。わたしの衣を褥にして…」
と歌を添えて贈った。
後の二条の后こと、藤原高子様が入内する前。ただの貴族の娘でおられた時分のことである。
