あらゆることは今起こる
公開 2025/06/18 22:11
最終更新
2025/06/18 22:11
柴崎友香さんの「あらゆることは今起こる」をやっと読み始める。面白い。腹の底からぐわっと熱が生まれる感じ。
信じられる感じのする文。ひととしての信というか。ひとというのはわからないよ、だから結論を急がない、決めない、保留しようか、という力。
思考と言語についてはずっと考えているけど、〜た、〜した、という過去形は明治時代の翻訳文に用いられた形であって(二葉亭四迷)、翻訳文に限られた表現が広く受容され今当たり前のように過去の出来事を表す言い方(=書き方)になっているそうで(高橋秀実「不明解日本語辞典」より)、近代以後の言語表現に近代以後のひとの精神は嵌められてるよなあ、本来的にそれがそぐわないことは多いよなあ、時計的な時間でなら過去と呼ぶしかない出来事も当事者の主観ではいま、ここ、起こっている、のだしなあ、と思ったりする。
信じられる感じのする文。ひととしての信というか。ひとというのはわからないよ、だから結論を急がない、決めない、保留しようか、という力。
思考と言語についてはずっと考えているけど、〜た、〜した、という過去形は明治時代の翻訳文に用いられた形であって(二葉亭四迷)、翻訳文に限られた表現が広く受容され今当たり前のように過去の出来事を表す言い方(=書き方)になっているそうで(高橋秀実「不明解日本語辞典」より)、近代以後の言語表現に近代以後のひとの精神は嵌められてるよなあ、本来的にそれがそぐわないことは多いよなあ、時計的な時間でなら過去と呼ぶしかない出来事も当事者の主観ではいま、ここ、起こっている、のだしなあ、と思ったりする。
