リヴェット・彼女たちの舞台
公開 2024/06/25 21:27
最終更新
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リヴェット二日目は彼女たちの舞台、原題はLa bande des quatre(四人組)。
広い敷地にたつ古い一軒家に、演劇学校に通う女子学生たちが住んでいる。それぞれの家族はポルトガル、イエメン、アイルランド、ニューヨークにいて、この映画もまた異邦人性に満ちている。
恋人と暮らすために部屋を出て行った1人をめぐる四人の物語。
女子四人が一軒家に暮らす。このシチュエーションがとても好きだ。何度でも言いたい。大きなテーブルに集まりコーヒーやハーブティーを飲み、大きなケーキを焼いて変な歌を歌って笑う。
演劇の授業は古い劇場で行われる。講師は元女優ひとりだけ。
彼女たちが練習するのはフランスの古典劇であるマリヴォーの「二重の不実」だ。
権力を持つ者が持たない者の恋愛感情を操る、現代の感覚ではグロテスクにも感じる古典喜劇だ。
友だちの恋人ってヤバい奴?犯罪?テロ?武器を隠した?と物語はどんどん不穏な方向に進んでいく。
いつからか女子しかいない演劇学校、お金が必要ならやる気を見せて、という元女優の講師の台詞、3年前に失踪した妹の名を名乗る姉。
国家権力をゆるがす売春スキャンダル、高官のマフィアとの取引というキーワードと交差して、茫洋とすべてが繋がっていく感覚がある。
大きく邪悪な物語が背後に控える事を知りながら、四人の彼女たちは強かに、自分の信じるところを進もうとする。
侵入者の魅力を認めるが、抗い、屈しない。
映画は”いまも収容されているひと達へ捧げる”というメッセージで終わる。喜劇的要素で戯れつつ、あれ、悲劇だった…という哀しさを残す。
リヴェットの後の作品でもある「美しき諍い女」についてのくだりが興味深い。少年のようなロランス・コートがとても魅力的だ。
ポルトガルからやって来たルシアはイネス・デ・メディルシュ(マリア・デ・メディルシュの妹)、若き日のイレーネ・ジャコブが演劇学校の学生を演じている。
広い敷地にたつ古い一軒家に、演劇学校に通う女子学生たちが住んでいる。それぞれの家族はポルトガル、イエメン、アイルランド、ニューヨークにいて、この映画もまた異邦人性に満ちている。
恋人と暮らすために部屋を出て行った1人をめぐる四人の物語。
女子四人が一軒家に暮らす。このシチュエーションがとても好きだ。何度でも言いたい。大きなテーブルに集まりコーヒーやハーブティーを飲み、大きなケーキを焼いて変な歌を歌って笑う。
演劇の授業は古い劇場で行われる。講師は元女優ひとりだけ。
彼女たちが練習するのはフランスの古典劇であるマリヴォーの「二重の不実」だ。
権力を持つ者が持たない者の恋愛感情を操る、現代の感覚ではグロテスクにも感じる古典喜劇だ。
友だちの恋人ってヤバい奴?犯罪?テロ?武器を隠した?と物語はどんどん不穏な方向に進んでいく。
いつからか女子しかいない演劇学校、お金が必要ならやる気を見せて、という元女優の講師の台詞、3年前に失踪した妹の名を名乗る姉。
国家権力をゆるがす売春スキャンダル、高官のマフィアとの取引というキーワードと交差して、茫洋とすべてが繋がっていく感覚がある。
大きく邪悪な物語が背後に控える事を知りながら、四人の彼女たちは強かに、自分の信じるところを進もうとする。
侵入者の魅力を認めるが、抗い、屈しない。
映画は”いまも収容されているひと達へ捧げる”というメッセージで終わる。喜劇的要素で戯れつつ、あれ、悲劇だった…という哀しさを残す。
リヴェットの後の作品でもある「美しき諍い女」についてのくだりが興味深い。少年のようなロランス・コートがとても魅力的だ。
ポルトガルからやって来たルシアはイネス・デ・メディルシュ(マリア・デ・メディルシュの妹)、若き日のイレーネ・ジャコブが演劇学校の学生を演じている。
