MAIDEN
公開 2025/06/05 22:34
最終更新
2025/06/06 15:20
渋谷まで遥々映画を観に行ったのは本当に久しぶりだ。たいてい観たいものはオラが街までやってくるまで待てるのだけど、今回はオラが街の上映時間だと観に行けないことがわかったので渋谷まで行ってきた。
雨続きの後の夏日で蒸し暑く、坂道は日差しが強くて目が焼けるようだった。サングラスが必要。いまこれを書いて目の奥が痛い。

映画はとてもよかった。夏の光と影に北国特有の冷たさがあった(カナダの作品)。
友だちを喪った悲しみに貫かれていた。自分が自分でいられる唯一の友だちを喪ったその後、感情の行き場のなさが淡々と描かれる。
中盤から不思議な展開だった。行方不明になった少女のノートを拾ったことで、物語の視点がそれまでの少年から少女へと変換して進む(時間は過去に遡る)。
少女が強く関心をよせる植物、言葉、親友。新しい人間関係の拒絶と疎外。彷徨する少女はいつの間にか喪われたはずの少年と出会っている。
川べりというのはあの世でもありこの世でもあるのだろう。二人がイヤホンを分け合って歌う場面が素晴らしかった。爆発的な生命感だ。二人は確かにここに生きていると思う。
いなくなった二人はずっと同じ地にいるのに、チャンネルが合わず受像できないような、そんな哀しい描写だった。
ハイスクールで携帯の動画を観ている場面があったから現在の物語なのだが、登場人物たちは空や川の水面、夏の花を眺めていてどこか寓話めいている。
久しぶりに物語の哀しみに浸ってしまった。明日は浮上したい。
雨続きの後の夏日で蒸し暑く、坂道は日差しが強くて目が焼けるようだった。サングラスが必要。いまこれを書いて目の奥が痛い。

映画はとてもよかった。夏の光と影に北国特有の冷たさがあった(カナダの作品)。
友だちを喪った悲しみに貫かれていた。自分が自分でいられる唯一の友だちを喪ったその後、感情の行き場のなさが淡々と描かれる。
中盤から不思議な展開だった。行方不明になった少女のノートを拾ったことで、物語の視点がそれまでの少年から少女へと変換して進む(時間は過去に遡る)。
少女が強く関心をよせる植物、言葉、親友。新しい人間関係の拒絶と疎外。彷徨する少女はいつの間にか喪われたはずの少年と出会っている。
川べりというのはあの世でもありこの世でもあるのだろう。二人がイヤホンを分け合って歌う場面が素晴らしかった。爆発的な生命感だ。二人は確かにここに生きていると思う。
いなくなった二人はずっと同じ地にいるのに、チャンネルが合わず受像できないような、そんな哀しい描写だった。
ハイスクールで携帯の動画を観ている場面があったから現在の物語なのだが、登場人物たちは空や川の水面、夏の花を眺めていてどこか寓話めいている。
久しぶりに物語の哀しみに浸ってしまった。明日は浮上したい。
