KIDDO
公開 2025/05/22 22:42
最終更新
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昼に映画を観てきた。
オランダの映画「KIDDO」、母と娘のロードムービーだ。

ぼくは根深いマザコンだから、映画に「母」が登場すると心の奥がざわついて怒りや悲しみを投影しがちだ。
KIDDOは色調がすごく好みだったからずっと観たいと思ってたけど、マザコンがどう動くか少し心配だった(映画はやっぱり楽しく観たいし)。
そんなぼくの日本的な抑圧された母子感情を吹っ飛ばすいい映画だった。KIDDO(映画ではお嬢ちゃん、と字幕が出たけどキャラ的には嬢ちゃんだなあ)。
子どもは育った場所が家だと思う。ママに最初の時間をすっぽかされて沈んでるルーに、優しい言葉をかける職員はルーにとって深く大切なひとだ。
これは誘拐だよ、私以外と話したらいけない、という母(ママ、カリーナ、とも呼べる)が訳ありなのはルーにもわかる。イカれてるけど距離感は狂ってない。ルーのことを本質的にコントロールするつもりがないのがいい。
どうして普通になれないんだろう、という嘆きはカリーナが自分で持ってる自分の荷物だ。わたしはわたし、あんたはあんた。
わたしはわたしを何とかしようとしてるんだけど。
無茶苦茶なところはあるけど、その荷物をルーに押しつける気はないところがいとしい。人間として好ましい。
ルーはいま自分が欲しいものが何か理解している賢い子だ。0か100かじゃなくていい、ちょっとでいいからママをちょうだい、にはこみあげるものがあった。
安らぎとは100じゃなくていいのだ。
ふたりの関係の距離感がとても気持ちよかった。自分自身を否定することを言うカリーナにルーが言う「そんなことない」は、正しく「そんなことない」として届くのだ。
オランダの映画「KIDDO」、母と娘のロードムービーだ。

ぼくは根深いマザコンだから、映画に「母」が登場すると心の奥がざわついて怒りや悲しみを投影しがちだ。
KIDDOは色調がすごく好みだったからずっと観たいと思ってたけど、マザコンがどう動くか少し心配だった(映画はやっぱり楽しく観たいし)。
そんなぼくの日本的な抑圧された母子感情を吹っ飛ばすいい映画だった。KIDDO(映画ではお嬢ちゃん、と字幕が出たけどキャラ的には嬢ちゃんだなあ)。
子どもは育った場所が家だと思う。ママに最初の時間をすっぽかされて沈んでるルーに、優しい言葉をかける職員はルーにとって深く大切なひとだ。
これは誘拐だよ、私以外と話したらいけない、という母(ママ、カリーナ、とも呼べる)が訳ありなのはルーにもわかる。イカれてるけど距離感は狂ってない。ルーのことを本質的にコントロールするつもりがないのがいい。
どうして普通になれないんだろう、という嘆きはカリーナが自分で持ってる自分の荷物だ。わたしはわたし、あんたはあんた。
わたしはわたしを何とかしようとしてるんだけど。
無茶苦茶なところはあるけど、その荷物をルーに押しつける気はないところがいとしい。人間として好ましい。
ルーはいま自分が欲しいものが何か理解している賢い子だ。0か100かじゃなくていい、ちょっとでいいからママをちょうだい、にはこみあげるものがあった。
安らぎとは100じゃなくていいのだ。
ふたりの関係の距離感がとても気持ちよかった。自分自身を否定することを言うカリーナにルーが言う「そんなことない」は、正しく「そんなことない」として届くのだ。
