la bête
公開 2025/04/28 20:31
最終更新
2025/04/29 06:08
レア・セドゥ主演の「けものがいる」を観て来た。

以下頭の整理のための回想(ネタバレ)。
映画はグリーンバックの空間から、監督らしき声の指示で演技にはいるレア・セドゥの表情で始まる。
部屋には獣がいる。君は獣の気配に怯える。
表情筋の緊張、瞳の揺らぎ、絶叫。
レア・セドゥの演じる女性はガブリエル。
天使の名前だ。女性も男性も両方いける名前なんだな。と思う。
二十世紀初頭のパリ、社交場で再会する男性は、かつてガブリエルが打ち明けた破滅的な、おぞましい出来事の予感のことを忘れられないと言う。その破滅的な何かの予感とは、これから世に災いが起こるのか?黙示録的な暗示、または自分が起こすかも知れない?身のうちに潜む可能性への恐怖なのかはっきりしないまま物語は進む。
曖昧なままストイックに惹かれ合う二人を見つつ、あれ?この男性、妙に首の動きが鳥っぽいな?と思う。真っ直ぐ見る目も。え怖。
ダイニングに迷い込んだ鳩がガブリエルに襲いかかる場面で、あれこの映画ってもしかしてホラー、と気づく(遅い)。ヤバい。怖い。獣って。
鋭いナイフ、音楽、鳥のオブジェ、掌、退廃的な具象画と同じポーズを取る人形、人形。占い師、声、溢れる水、緑色。
2014年、2044年。
何かの足跡のように同じイメージが現れ、あり得たかも知れない場面が幻のように挟まれる。
時間が進むほど豊かだった翼をむしられたかのようにシビアな境遇になるガブリエルが傷ましい。
不吉な鳩として転生のたびに現れる男は何の意味を持つのか…
ゆっくりと、時間をかけて美しいものを滅ぼす何か。とか言ってしまうと救済も何もなく寒々しい。2044年の世界は美しいものどころか人間の感情を「除去」するプログラムが働いていて、人間の能力を活かす概念が無い。それって人形みたいだね、と思う。世界が人間性を滅ぼしにかかってるディストピアだ。
救いと言うならこの物語がフランス発というところかなと思う。ヨーロッパ的。重厚な歴史性を背にして男女の愛憎に絡める事でこんなお話もあるって感じ?と軽く味わうことが出来る。
冒頭二人が話す言葉がフランス語ー英語と自在にスイッチするのは音楽的な効果なんかなと感じたけど、局地ーグローバルに振れる綱引き的な何かがありそうだ。

以下頭の整理のための回想(ネタバレ)。
映画はグリーンバックの空間から、監督らしき声の指示で演技にはいるレア・セドゥの表情で始まる。
部屋には獣がいる。君は獣の気配に怯える。
表情筋の緊張、瞳の揺らぎ、絶叫。
レア・セドゥの演じる女性はガブリエル。
天使の名前だ。女性も男性も両方いける名前なんだな。と思う。
二十世紀初頭のパリ、社交場で再会する男性は、かつてガブリエルが打ち明けた破滅的な、おぞましい出来事の予感のことを忘れられないと言う。その破滅的な何かの予感とは、これから世に災いが起こるのか?黙示録的な暗示、または自分が起こすかも知れない?身のうちに潜む可能性への恐怖なのかはっきりしないまま物語は進む。
曖昧なままストイックに惹かれ合う二人を見つつ、あれ?この男性、妙に首の動きが鳥っぽいな?と思う。真っ直ぐ見る目も。え怖。
ダイニングに迷い込んだ鳩がガブリエルに襲いかかる場面で、あれこの映画ってもしかしてホラー、と気づく(遅い)。ヤバい。怖い。獣って。
鋭いナイフ、音楽、鳥のオブジェ、掌、退廃的な具象画と同じポーズを取る人形、人形。占い師、声、溢れる水、緑色。
2014年、2044年。
何かの足跡のように同じイメージが現れ、あり得たかも知れない場面が幻のように挟まれる。
時間が進むほど豊かだった翼をむしられたかのようにシビアな境遇になるガブリエルが傷ましい。
不吉な鳩として転生のたびに現れる男は何の意味を持つのか…
ゆっくりと、時間をかけて美しいものを滅ぼす何か。とか言ってしまうと救済も何もなく寒々しい。2044年の世界は美しいものどころか人間の感情を「除去」するプログラムが働いていて、人間の能力を活かす概念が無い。それって人形みたいだね、と思う。世界が人間性を滅ぼしにかかってるディストピアだ。
救いと言うならこの物語がフランス発というところかなと思う。ヨーロッパ的。重厚な歴史性を背にして男女の愛憎に絡める事でこんなお話もあるって感じ?と軽く味わうことが出来る。
冒頭二人が話す言葉がフランス語ー英語と自在にスイッチするのは音楽的な効果なんかなと感じたけど、局地ーグローバルに振れる綱引き的な何かがありそうだ。
