Showing up
公開 2024/02/08 20:33
最終更新
2024/02/09 06:29
ぼちぼち忙しい季節だ。
この日記には仕事のことは書かないのだが、年末からの裏金事件とその推移に対する怒りで恒例の作業も毎日ブルシット!とほたえながらやっている。
ブルシット!
今日は本当は映画館に行きたかった。
しかし不安に陥りやすい、常に「安全第一」のヘルメットを装着している人格が、今日はさ…とヘルメットのベルトを締め直すので、無下にはできない。映画館はあきらめた。
それでUNEXTで映画を観た。
ファースト・カウが上映中の(これを観に行きたかった。しつこいが)ケリー・ライカートの「Showing up」。
アーティストの日常を淡々と描いている。オープニングのクレジットロールでみせる作品がとても良い。本当に良い。作品集が欲しくなった。
オープニングで微かに鳩の鳴き声がきこえる。
(以下ネタバレ)アーティストの彼女は淡々と創作に向かう。モチーフは主に少女、陶芸作品だ。彼女の笑顔ゼロの頑なな姿勢と堅い陶器のイメージは一体に思える。
両親はともにアートの仕事だ。母親はアカデミックなポジション。近くにいる自分より、ドロップアウトした生活をしている兄に向ける感情のほうが「母親らしい」。
ずっとこんな家だったんだろな、と思わせる。よく自分を保持できた。
住まいの大家でもある長い友人はアーティストとしても先を行く感がある。モヤつきつつも自分の作品を作り続ける彼女はタフだ。
彼女のセリフにあった、火は生き物。
良い言葉だと思った。
この日記には仕事のことは書かないのだが、年末からの裏金事件とその推移に対する怒りで恒例の作業も毎日ブルシット!とほたえながらやっている。
ブルシット!
今日は本当は映画館に行きたかった。
しかし不安に陥りやすい、常に「安全第一」のヘルメットを装着している人格が、今日はさ…とヘルメットのベルトを締め直すので、無下にはできない。映画館はあきらめた。
それでUNEXTで映画を観た。
ファースト・カウが上映中の(これを観に行きたかった。しつこいが)ケリー・ライカートの「Showing up」。
アーティストの日常を淡々と描いている。オープニングのクレジットロールでみせる作品がとても良い。本当に良い。作品集が欲しくなった。
オープニングで微かに鳩の鳴き声がきこえる。
(以下ネタバレ)アーティストの彼女は淡々と創作に向かう。モチーフは主に少女、陶芸作品だ。彼女の笑顔ゼロの頑なな姿勢と堅い陶器のイメージは一体に思える。
両親はともにアートの仕事だ。母親はアカデミックなポジション。近くにいる自分より、ドロップアウトした生活をしている兄に向ける感情のほうが「母親らしい」。
ずっとこんな家だったんだろな、と思わせる。よく自分を保持できた。
住まいの大家でもある長い友人はアーティストとしても先を行く感がある。モヤつきつつも自分の作品を作り続ける彼女はタフだ。
彼女のセリフにあった、火は生き物。
良い言葉だと思った。