サブスタンス 感想 「自分を大切に」が難しい
公開 2025/05/27 18:39
最終更新
2025/05/27 18:39
サブスタンス、観てきました。めちゃくちゃ面白かった!

年齢を理由に番組を降板させられたかつてのスター、エリザベスが怪しげな医療技術の力を借り若くて美しい自分の分身スーを作り、芸能界に返り咲こうとするも…な話。
エリザベスの名前の由来は血の伯爵夫人からだったりするのかな?偶然?
分身の維持には七日ごとに母体であるエリザベスと交代で活動しなければならない等のいくつかルールがある。
つまりそういった禁を破る話です。
人間振り向いてはいけない道では振り向いてしまうし、開けちゃあいけない部屋は開けてしまうものです。
ただ古典的なそれらと違い、好奇心に駆られて…ではないのがポイント。
大人気となったスーはすぐに忙しくなり一週間ごとなんて言ってられなくなる。一方そんな虚構の自分自身に嫉妬したエリザベスはじりじりと追い詰められていき、自ら道を踏み外してしまう。その様子は辛いのだけれど物語の構造としてはパズルのように爽快で、非常に面白いです。
こんなん絶対そうなるやろ…という流れを想像以上の絵面で見せてくれるので飽きずにテンポ良く観られます。
この作品は丁寧なことに、一度主人公がたち戻れるポイントをちゃんと作ってくれているのですが、それも彼女自身によって潰されてしまう。
確かに観ていて痛々しく辛いのだけれど、映画としては最高。
作中、エリザベス(そしてスー)に対して何らかの評価を下すキャラクターはすべて男性です。スゴクワカリヤスイ。
彼らは女性(エリザベス/スー)を若さや容姿でしか判断しないし、逆にエリザベスも自身の価値を他人(大抵は異性)からの承認でしか見出せない。
(※勿論現実の男性女性はそんなことない人も沢山いるでしょうが、そういった一面がデフォルメされた世界なんだと思う)
悲しいけど世界観が元々コメディチックなのでどこか滑稽にも見えます。多分この世界ってエリザベスから見た世界で、だから自分以外の女性がモブのようにしか見えなかったのかな。
日本でのキャッチコピーが「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」ですが、「綺麗」でも「美しい」でもなく「かわいい(=可愛い)」でなくてはいけなかったのもなんとなくわかる。
めちゃめちゃ色々考えさせられる作品なんだけれど、その一方めちゃくちゃ「ホラー映画してる」作品でもあります。ホラー映画としての自覚(?)をきちんと持っていると思う。
エリザベスが分裂しスーが生まれる描写がまず気持ち悪い(褒め言葉)。質量保存の法則どうなってんだアレ。キービジュアルもよく見ると眼窩の中に複数眼球が入ってるのとか地味にぞわぞわ来ますよね。
終盤からクライマックスにかけては結構流血も多くて満足です。
なんか、「ここまでやるの?!」→「え、その先もやるんですか?!」がどんどん積み重なって行って、驚きの上限値が更新されまくってもうしっちゃかめっちゃかだよこれ!!!大好きです。阿鼻叫喚は嘘じゃあなかった!
久しぶりに洋画ホラーでここまで自分好みな作品に出会えてめちゃくちゃ嬉しい。
あと何も怪しい材料使ってない筈なのに料理シーンがやたら気持ち悪かった!笑
その他特に好きなシーンやツッコミどころなど、別ページに分けます。
https://writening.net/page?R7CA4J

年齢を理由に番組を降板させられたかつてのスター、エリザベスが怪しげな医療技術の力を借り若くて美しい自分の分身スーを作り、芸能界に返り咲こうとするも…な話。
エリザベスの名前の由来は血の伯爵夫人からだったりするのかな?偶然?
分身の維持には七日ごとに母体であるエリザベスと交代で活動しなければならない等のいくつかルールがある。
つまりそういった禁を破る話です。
人間振り向いてはいけない道では振り向いてしまうし、開けちゃあいけない部屋は開けてしまうものです。
ただ古典的なそれらと違い、好奇心に駆られて…ではないのがポイント。
大人気となったスーはすぐに忙しくなり一週間ごとなんて言ってられなくなる。一方そんな虚構の自分自身に嫉妬したエリザベスはじりじりと追い詰められていき、自ら道を踏み外してしまう。その様子は辛いのだけれど物語の構造としてはパズルのように爽快で、非常に面白いです。
こんなん絶対そうなるやろ…という流れを想像以上の絵面で見せてくれるので飽きずにテンポ良く観られます。
この作品は丁寧なことに、一度主人公がたち戻れるポイントをちゃんと作ってくれているのですが、それも彼女自身によって潰されてしまう。
確かに観ていて痛々しく辛いのだけれど、映画としては最高。
作中、エリザベス(そしてスー)に対して何らかの評価を下すキャラクターはすべて男性です。スゴクワカリヤスイ。
彼らは女性(エリザベス/スー)を若さや容姿でしか判断しないし、逆にエリザベスも自身の価値を他人(大抵は異性)からの承認でしか見出せない。
(※勿論現実の男性女性はそんなことない人も沢山いるでしょうが、そういった一面がデフォルメされた世界なんだと思う)
悲しいけど世界観が元々コメディチックなのでどこか滑稽にも見えます。多分この世界ってエリザベスから見た世界で、だから自分以外の女性がモブのようにしか見えなかったのかな。
日本でのキャッチコピーが「かわいいが暴走して、阿鼻叫喚」ですが、「綺麗」でも「美しい」でもなく「かわいい(=可愛い)」でなくてはいけなかったのもなんとなくわかる。
めちゃめちゃ色々考えさせられる作品なんだけれど、その一方めちゃくちゃ「ホラー映画してる」作品でもあります。ホラー映画としての自覚(?)をきちんと持っていると思う。
エリザベスが分裂しスーが生まれる描写がまず気持ち悪い(褒め言葉)。質量保存の法則どうなってんだアレ。キービジュアルもよく見ると眼窩の中に複数眼球が入ってるのとか地味にぞわぞわ来ますよね。
終盤からクライマックスにかけては結構流血も多くて満足です。
なんか、「ここまでやるの?!」→「え、その先もやるんですか?!」がどんどん積み重なって行って、驚きの上限値が更新されまくってもうしっちゃかめっちゃかだよこれ!!!大好きです。阿鼻叫喚は嘘じゃあなかった!
久しぶりに洋画ホラーでここまで自分好みな作品に出会えてめちゃくちゃ嬉しい。
あと何も怪しい材料使ってない筈なのに料理シーンがやたら気持ち悪かった!笑
その他特に好きなシーンやツッコミどころなど、別ページに分けます。
https://writening.net/page?R7CA4J
怖い話、特にホラー寄りの映画が好きです。
映画をよく観るようになったのがここ数年からなので、古い有名なものとかあまり観られていなかったりします。
映画をよく観るようになったのがここ数年からなので、古い有名なものとかあまり観られていなかったりします。
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