ミッシング・チャイルド・ビデオテープ 感想 子どもカメラマンによる最恐POVに耐えろ
公開 2025/02/01 08:29
最終更新
2025/02/01 08:29
「ミッシング・チャイルド・ビデオテープ」を観てきました。


行方不明展を思い出す。
POV系はクソ雑魚三半規管ゆえ敬遠しがちなのですが、満員続出でかなり評判良いらしいときいて鑑賞。チョロいなぁ。
イシナガキクエ〜の監督さんらしいですが、正直あのあたり誰が何の製作に関わってるのかいまいち解ってないです。まぁ誰が作ったかよりも面白いかどうかが重要なので、そもそもあんまり気にしてないのですが。
***
山で遭難した行方不明者の捜索をしているボランティアの青年、恵太(字ちがうかも)には13年前行方不明になったままの弟がいた。
2015年現在親元を離れ友人の司と同居している彼宛に、実家の母親から恵太が過去に撮った「弟が失踪した瞬間を記録したビデオテープ」が送られてくる。
一方、恵太のボランティア活動に注目していた地元紙の女性記者は、司を通じて恵太、及び過去の事件を追うことになる。
***
男男バディ+女記者ものです。
良くないですか?(唐突)(圧)
男男バディにとりあえず作中は恋愛関係に発展しなさそうな女性がサブとして入る構図、地味に好きなんですよね。
変則的だけど「この動画は再生できません」シーズン2終わりから劇場版にかけてとかもそう。
うまく言い表せない良さを感じます。
POVパート自体はそこまで多くないのですが、画面酔いは結構強烈に感じました。
なぜなら撮り手が子どもだから!!!
過去に撮ったホームビデオテープを再生するシーン、なんせ小さい子どもが撮るもんですから画面が揺れる揺れる。
ビデオカメラを持ったまま走らんでくれ!!!
「撮っている」という意識を!頼むから!!!持ってくれ!!!
(※冗談ですよ)
とはいえそんな恐怖の子どもカメラマンパートは序盤のみ。
ストーリーは考察勢がめちゃくちゃ好きそうだな〜という感じですが、静かに丁寧に作られた世界観は考察勢でない自分も結構好印象を持ちました。
特によく言われてますが、作中ある人物が昔話を語るシーン。
台詞(と演技)だけで、回想映像など全く無しに淡々と語るだけ。
なのにめちゃくちゃ引き込まれる。
台詞回しだけでここまでビリビリ来たのは「Pearl」以来です。まぁ雰囲気全然違うんですけど。
大昔、洒落怖まとめを深夜に読みふけっていたころを思い出すような語り口なのも個人的に良かった。
具体的に怪異が出てくるシーンは少ないけれど、質量を感じるつくりをしていて、「ちゃんと居る」とアピールしてくるタイプで好み。
あんまり宣伝を見てないのですがジャンプスケア無しって触れ込みだったらしいですね。ジャンプスケアってほどではないけど少しびっくりさせるカット自体はありました。あと直接本筋には関係なさげだけど何か見えていそうな塾の子どもが良いですね〜。彼女がメインの話も観たい!
来場者特典で背筋先生の短編がついてきました。パンフ(買ってない…)に小説がついてることは存じ上げていましたが、気合入れてるなぁ。笑。
直接本編とは関係ないけど、読むと作品の解像度が上がる良い作品でした。配信とか円盤になっても何かしら読める手段があると良いなぁと思います。
ちょっと気になったのが、2015年設定の必要性があまり感じられなかったこと。失踪者に関する法改正とかあったんでしょうか?それとも私何か見落としてたんかなぁ……。
定時ダッシュしてヒュートラ渋谷駆け込んでスコーン頬張りながら観たかったのに売り切れで悲しかったですが、中々良い作品でした!
あ、あとちょっとだけラストに思ったことに関して別ページに記載します。大したことないけどがっつりネタバレなのでご注意…!
https://writening.net/page?ppYp4b


行方不明展を思い出す。
POV系はクソ雑魚三半規管ゆえ敬遠しがちなのですが、満員続出でかなり評判良いらしいときいて鑑賞。チョロいなぁ。
イシナガキクエ〜の監督さんらしいですが、正直あのあたり誰が何の製作に関わってるのかいまいち解ってないです。まぁ誰が作ったかよりも面白いかどうかが重要なので、そもそもあんまり気にしてないのですが。
***
山で遭難した行方不明者の捜索をしているボランティアの青年、恵太(字ちがうかも)には13年前行方不明になったままの弟がいた。
2015年現在親元を離れ友人の司と同居している彼宛に、実家の母親から恵太が過去に撮った「弟が失踪した瞬間を記録したビデオテープ」が送られてくる。
一方、恵太のボランティア活動に注目していた地元紙の女性記者は、司を通じて恵太、及び過去の事件を追うことになる。
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男男バディ+女記者ものです。
良くないですか?(唐突)(圧)
男男バディにとりあえず作中は恋愛関係に発展しなさそうな女性がサブとして入る構図、地味に好きなんですよね。
変則的だけど「この動画は再生できません」シーズン2終わりから劇場版にかけてとかもそう。
うまく言い表せない良さを感じます。
POVパート自体はそこまで多くないのですが、画面酔いは結構強烈に感じました。
なぜなら撮り手が子どもだから!!!
過去に撮ったホームビデオテープを再生するシーン、なんせ小さい子どもが撮るもんですから画面が揺れる揺れる。
ビデオカメラを持ったまま走らんでくれ!!!
「撮っている」という意識を!頼むから!!!持ってくれ!!!
(※冗談ですよ)
とはいえそんな恐怖の子どもカメラマンパートは序盤のみ。
ストーリーは考察勢がめちゃくちゃ好きそうだな〜という感じですが、静かに丁寧に作られた世界観は考察勢でない自分も結構好印象を持ちました。
特によく言われてますが、作中ある人物が昔話を語るシーン。
台詞(と演技)だけで、回想映像など全く無しに淡々と語るだけ。
なのにめちゃくちゃ引き込まれる。
台詞回しだけでここまでビリビリ来たのは「Pearl」以来です。まぁ雰囲気全然違うんですけど。
大昔、洒落怖まとめを深夜に読みふけっていたころを思い出すような語り口なのも個人的に良かった。
具体的に怪異が出てくるシーンは少ないけれど、質量を感じるつくりをしていて、「ちゃんと居る」とアピールしてくるタイプで好み。
あんまり宣伝を見てないのですがジャンプスケア無しって触れ込みだったらしいですね。ジャンプスケアってほどではないけど少しびっくりさせるカット自体はありました。あと直接本筋には関係なさげだけど何か見えていそうな塾の子どもが良いですね〜。彼女がメインの話も観たい!
来場者特典で背筋先生の短編がついてきました。パンフ(買ってない…)に小説がついてることは存じ上げていましたが、気合入れてるなぁ。笑。
直接本編とは関係ないけど、読むと作品の解像度が上がる良い作品でした。配信とか円盤になっても何かしら読める手段があると良いなぁと思います。
ちょっと気になったのが、2015年設定の必要性があまり感じられなかったこと。失踪者に関する法改正とかあったんでしょうか?それとも私何か見落としてたんかなぁ……。
定時ダッシュしてヒュートラ渋谷駆け込んでスコーン頬張りながら観たかったのに売り切れで悲しかったですが、中々良い作品でした!
あ、あとちょっとだけラストに思ったことに関して別ページに記載します。大したことないけどがっつりネタバレなのでご注意…!
https://writening.net/page?ppYp4b