テリファー 聖夜の悪夢 感想 アート・ザ・クラウン(サンタのすがた)
公開 2024/12/03 21:53
最終更新
2024/12/04 08:14
良い肉の日に有給をとってテリファー 聖夜の悪夢を観てきました。
トリミングしたとしても載せていいかちょっと不安だから文字だけにしておくけど私のTOHOのマイページ鑑賞履歴、
ってなってます。美しい。
特典のお面。
デカ過ぎんだろ……
ちなみに目のところ空いてないんでマジでなにも見えないんですよね。怖いシーンではこれで顔を隠してね!というお触れでしたので、貴族の扇子みたいなものとして考えたら良いのかもしれないです。
前作では全米が吐いたとのことで話題になりましたが、今作は制作中に既にスタッフさんが吐いたり、アート・ザ・クラウンさん役の方も気持ち悪くなったり(吐いたかは不明)、イギリスでの試写会にて嘔吐者や途中退出者がでたりと既に全世界の胃腸や食道が大盛りあがりのようです。
試写の情報しか見つからなかった。
私は今回も平気でした。まぁ向き不向きの話なので自慢するようなことではありませんが……。
*****
前作から5年後、トラウマや後遺症の為入院していたシエナは退院し、おじ一家と暮らすことに。弟のジョナサンは全寮制の学校に通っており、冬休みの帰省で久しぶりに二人はクリスマスを一緒に過ごせる筈であった。
一方、謎の復活を遂げたアート・ザ・クラウンはヴィクトリアと共に病院を抜け出していた。
*****
前作では不安や孤立は弟のジョナサンが担っていましたが、今作はその役割は姉のシエナとなり、ジョナサンは過去を振り切って成長した側のキャラクターとなっています。また、シエナは新キャラ、従姉妹のガビーという少女と心を通わせていきます。今回もメインモブ共に子役が多いぞ!
ジョナサンのルームメイトのガールフレンド、言動が超えちゃいけないラインを超えていて笑うんですけど、フィクションのポッドキャスト配信者って迷惑系YouTuberやアホ大学生と同じくくりなんですかね。Mr.タスクしかり。
逆に前作の謎の少女は全く出てこず。このあたりよくわからなかったけど、ヴィクトリアと吸収合体したのかな?と思う。
今回クリスマスシーズンの話ということでクリスマスソングや讃美歌(っぽいもの)がBGMとしてふんだんに使用されています。これがむちゃくちゃズルい(褒め言葉)。
冒頭のモブ一家惨殺からクリスマスソングが力を発揮しまくっていてもう笑うしかないです。いや劇場では声は出してませんが。
親子の会話にクリスマスの妖精にミルクとクッキーを出すという話題がありましたが、スウェーデンのトムテってやつがそうなのかな?
ウィキによると一時期は悪魔と同一視されていたとあるのでなるほどと思ったり。こんな執拗に物理攻撃してくる悪魔嫌だなぁ…。
ちゃんと皿洗いしてくれるのはらしさが出ていてとても好きですね。前作でも料理してたし、台所仕事好きなのでしょうか。シャイニング構図も抜かりないぞ!
話が飛びますがエンディングのオリジナルクリスマスソングも歌詞が最悪(褒めてます)で良い。これちゃんとコーラス隊呼んで録ったんだな〜って思うと表現の自由の尊さを実感します。
猟奇描写についての話に移ります。
前作とまた違う切り口で面白いし大好きなのですが、度数としてブチ上がったか、というとそこまででは無いかな?と思います。
個人の感想ですが、前作を観られた方なら楽しめるんじゃあないかな。虫系描写もありませんし。虫系描写は。
でも季節感(とは?)は溢れ出てて良いです。宣伝にもあるように今回のアート・ザ・クラウンさんはサンタのすがたです。当然その衣装を手に入れるまでのくくだりがあるのですが、酷い(褒め言葉)。
具体的な破壊描写は是非本編でご確認していただくとして、とんでもない人体破壊の最中でも被害者の瞳の動きなどを事細かく描写してくれるのが、まだ生きてる=痛みを感じているという事実を言葉を使わず表現していてただただ悪趣味。褒め言葉です。
中盤のシャワー室での惨殺も本当に素晴らしい。
アート・ザ・クラウンさんは決して言葉を発しませんが、「思考」はあるし相手の言葉も十分にわかる。喋れないのか喋らないのかはわかりませんが相手とのコミュニケーションを取ることはできます。ただし、殺人という方法で。
被害者と対話するように執拗に丁寧に、でも確実に相手を馬鹿にしている振る舞いはコミカルかつ恐ろしい。
一部過去作のセルフオマージュともとれる殺し方などもあり、まさにエンタメに徹したシーンです。
ただ、今作は物語の本筋としてはかなり投げっぱなしな方だと思います。前作で広げた風呂敷が畳まれないまま新しい風呂敷広げ始めたというか。
今回本格的に物語に介入してきたヴィクトリアも、アート・ザ・クラウン陣営の通訳程度の役割にしかならなくて、そこはちょっと残念でした。
シリーズが大ヒットして、最初から続編を見据えた作り方ができたというのは素直に喜ばしいです。でも、個人的には一区切りできる落とし所もほしかったな〜。
とはいえそれは今後の楽しみが増えたということでもあるし、この作品のキモであるアートザ・クラウンさんによるお茶目な人体破壊は十分すぎる位に楽しめたので、既に次回作が待ち遠しいです!
初日に観られて良かった〜!!観る方は本当に自己責任ですよ。
あと詳しく好きな殺し方についてとか、アレとかソレとかひたすら語りたいんだけど公開したばっかだしワンクッションおいてもどこまで話してよいのか加減がわからん…!
ちょっと暫く(一、二週間くらい?)様子見て追記をする…かも……(予防線)。
12月の新作ホラー映画があまりなさげだし、余裕があったらもう一回行きたいなぁ。何だかんだ11月毎週観てたからちょっとロスが発生してる。なんでだよ。
トリミングしたとしても載せていいかちょっと不安だから文字だけにしておくけど私のTOHOのマイページ鑑賞履歴、
11/29 テリファー 聖夜の悪夢
11/23 テリファー 終わらない惨劇
11/15 テリファー
11/8 テリファー0
ってなってます。美しい。
特典のお面。
デカ過ぎんだろ……
ちなみに目のところ空いてないんでマジでなにも見えないんですよね。怖いシーンではこれで顔を隠してね!というお触れでしたので、貴族の扇子みたいなものとして考えたら良いのかもしれないです。
前作では全米が吐いたとのことで話題になりましたが、今作は制作中に既にスタッフさんが吐いたり、アート・ザ・クラウンさん役の方も気持ち悪くなったり(吐いたかは不明)、イギリスでの試写会にて嘔吐者や途中退出者がでたりと既に全世界の胃腸や食道が大盛りあがりのようです。
試写の情報しか見つからなかった。
私は今回も平気でした。まぁ向き不向きの話なので自慢するようなことではありませんが……。
*****
前作から5年後、トラウマや後遺症の為入院していたシエナは退院し、おじ一家と暮らすことに。弟のジョナサンは全寮制の学校に通っており、冬休みの帰省で久しぶりに二人はクリスマスを一緒に過ごせる筈であった。
一方、謎の復活を遂げたアート・ザ・クラウンはヴィクトリアと共に病院を抜け出していた。
*****
前作では不安や孤立は弟のジョナサンが担っていましたが、今作はその役割は姉のシエナとなり、ジョナサンは過去を振り切って成長した側のキャラクターとなっています。また、シエナは新キャラ、従姉妹のガビーという少女と心を通わせていきます。今回もメインモブ共に子役が多いぞ!
ジョナサンのルームメイトのガールフレンド、言動が超えちゃいけないラインを超えていて笑うんですけど、フィクションのポッドキャスト配信者って迷惑系YouTuberやアホ大学生と同じくくりなんですかね。Mr.タスクしかり。
逆に前作の謎の少女は全く出てこず。このあたりよくわからなかったけど、ヴィクトリアと吸収合体したのかな?と思う。
今回クリスマスシーズンの話ということでクリスマスソングや讃美歌(っぽいもの)がBGMとしてふんだんに使用されています。これがむちゃくちゃズルい(褒め言葉)。
冒頭のモブ一家惨殺からクリスマスソングが力を発揮しまくっていてもう笑うしかないです。いや劇場では声は出してませんが。
親子の会話にクリスマスの妖精にミルクとクッキーを出すという話題がありましたが、スウェーデンのトムテってやつがそうなのかな?
ウィキによると一時期は悪魔と同一視されていたとあるのでなるほどと思ったり。こんな執拗に物理攻撃してくる悪魔嫌だなぁ…。
ちゃんと皿洗いしてくれるのはらしさが出ていてとても好きですね。前作でも料理してたし、台所仕事好きなのでしょうか。シャイニング構図も抜かりないぞ!
話が飛びますがエンディングのオリジナルクリスマスソングも歌詞が最悪(褒めてます)で良い。これちゃんとコーラス隊呼んで録ったんだな〜って思うと表現の自由の尊さを実感します。
猟奇描写についての話に移ります。
前作とまた違う切り口で面白いし大好きなのですが、度数としてブチ上がったか、というとそこまででは無いかな?と思います。
個人の感想ですが、前作を観られた方なら楽しめるんじゃあないかな。虫系描写もありませんし。虫系描写は。
でも季節感(とは?)は溢れ出てて良いです。宣伝にもあるように今回のアート・ザ・クラウンさんはサンタのすがたです。当然その衣装を手に入れるまでのくくだりがあるのですが、酷い(褒め言葉)。
具体的な破壊描写は是非本編でご確認していただくとして、とんでもない人体破壊の最中でも被害者の瞳の動きなどを事細かく描写してくれるのが、まだ生きてる=痛みを感じているという事実を言葉を使わず表現していてただただ悪趣味。褒め言葉です。
中盤のシャワー室での惨殺も本当に素晴らしい。
アート・ザ・クラウンさんは決して言葉を発しませんが、「思考」はあるし相手の言葉も十分にわかる。喋れないのか喋らないのかはわかりませんが相手とのコミュニケーションを取ることはできます。ただし、殺人という方法で。
被害者と対話するように執拗に丁寧に、でも確実に相手を馬鹿にしている振る舞いはコミカルかつ恐ろしい。
一部過去作のセルフオマージュともとれる殺し方などもあり、まさにエンタメに徹したシーンです。
ただ、今作は物語の本筋としてはかなり投げっぱなしな方だと思います。前作で広げた風呂敷が畳まれないまま新しい風呂敷広げ始めたというか。
今回本格的に物語に介入してきたヴィクトリアも、アート・ザ・クラウン陣営の通訳程度の役割にしかならなくて、そこはちょっと残念でした。
シリーズが大ヒットして、最初から続編を見据えた作り方ができたというのは素直に喜ばしいです。でも、個人的には一区切りできる落とし所もほしかったな〜。
とはいえそれは今後の楽しみが増えたということでもあるし、この作品のキモであるアートザ・クラウンさんによるお茶目な人体破壊は十分すぎる位に楽しめたので、既に次回作が待ち遠しいです!
初日に観られて良かった〜!!観る方は本当に自己責任ですよ。
あと詳しく好きな殺し方についてとか、アレとかソレとかひたすら語りたいんだけど公開したばっかだしワンクッションおいてもどこまで話してよいのか加減がわからん…!
ちょっと暫く(一、二週間くらい?)様子見て追記をする…かも……(予防線)。
12月の新作ホラー映画があまりなさげだし、余裕があったらもう一回行きたいなぁ。何だかんだ11月毎週観てたからちょっとロスが発生してる。なんでだよ。