なにもかも
公開 2023/09/24 15:53
最終更新
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※リチャ正初夜SS
この時が来るのを待ち焦がれていた。ただ1人にずっと触れたくて、でも彼の気持ちがしっかりとこちらに向くまではと耐えて、耐えて、耐え続けた。その忍耐の日々がようやく実を結ぶ時がやってきたのだ。興奮するなというのは無理な話だろう。
「正義……せいぎ」
「りちゃ、あっ」
長いキスを交わして、裸の肌を合わせる。前戯の間にゆるく立ち上がったお互いのものを合わせて一緒に扱けばあっけないくらいすぐに弾けた——私のものが。
「はっ、はっ……お恥ずかしい、ですね。こんなに早く……正義?」
「はぁ……ん、リチャの、出ても、まだ熱くて……硬いまんまだな……」
「……っ」
完全に熱に浮かされている表情の正義が、手や腹に飛び散った私の白濁を気にするでもなく私の先端をゆっくりと撫でる……どこかうっとりとしながら。
情欲を滲ませながらもどこかまだ無垢な部分を感じさせるぎこちない愛撫に反応しないはずがなかった。
撫で続ける手を外してベッドに抑えつけ、がぶりと肩に歯型を付ける。その痕を舐めながら正義の顔を見上げれば、薄暗い部屋の中でも赤くなっているのが分かった。潤んだ瞳が間接照明の光を吸い込んだかのように美しく光る。
「初めての夜だというのに、こんなに煽るなんて……酷い人ですね」
「あおった、とかじゃなくて……全部、知りたい」
「全部……?」
「お前がどんな顔で俺を抱くのか、とか、どんな風に感じてくれるのか、とか。全部。全部知りたいから……刻み込んで、教えてくれよ、リチャード」
——なんということを言うのか、この男は。いや、それでこそというべきだろうか。こちらの醜い欲も、愛情も、何もかもを包み込もうとする人間なのだ。
「そんなもの」
だからこそ私は身も心も手に入れたいと、欲したのだから。
「嫌というほど、教えて差し上げますよ。朝が来るまで……いいえ、朝が来ても」
この時が来るのを待ち焦がれていた。ただ1人にずっと触れたくて、でも彼の気持ちがしっかりとこちらに向くまではと耐えて、耐えて、耐え続けた。その忍耐の日々がようやく実を結ぶ時がやってきたのだ。興奮するなというのは無理な話だろう。
「正義……せいぎ」
「りちゃ、あっ」
長いキスを交わして、裸の肌を合わせる。前戯の間にゆるく立ち上がったお互いのものを合わせて一緒に扱けばあっけないくらいすぐに弾けた——私のものが。
「はっ、はっ……お恥ずかしい、ですね。こんなに早く……正義?」
「はぁ……ん、リチャの、出ても、まだ熱くて……硬いまんまだな……」
「……っ」
完全に熱に浮かされている表情の正義が、手や腹に飛び散った私の白濁を気にするでもなく私の先端をゆっくりと撫でる……どこかうっとりとしながら。
情欲を滲ませながらもどこかまだ無垢な部分を感じさせるぎこちない愛撫に反応しないはずがなかった。
撫で続ける手を外してベッドに抑えつけ、がぶりと肩に歯型を付ける。その痕を舐めながら正義の顔を見上げれば、薄暗い部屋の中でも赤くなっているのが分かった。潤んだ瞳が間接照明の光を吸い込んだかのように美しく光る。
「初めての夜だというのに、こんなに煽るなんて……酷い人ですね」
「あおった、とかじゃなくて……全部、知りたい」
「全部……?」
「お前がどんな顔で俺を抱くのか、とか、どんな風に感じてくれるのか、とか。全部。全部知りたいから……刻み込んで、教えてくれよ、リチャード」
——なんということを言うのか、この男は。いや、それでこそというべきだろうか。こちらの醜い欲も、愛情も、何もかもを包み込もうとする人間なのだ。
「そんなもの」
だからこそ私は身も心も手に入れたいと、欲したのだから。
「嫌というほど、教えて差し上げますよ。朝が来るまで……いいえ、朝が来ても」
