触らぬ神に祟りなし
公開 2023/09/24 15:15
最終更新
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──今回のニューヨーク出張に伴い正義が選んだホテルにはミニキッチンがついており、出来立てのロイヤルミルクティーや簡単な食事が作れると喜んでいた。一流ホテルのルームサービスで提供されるミルクティーも相応に味は良いが、やはり慣れ親しんだ味には敵わない。
今も持ち込んだいつもの茶葉を使ってお茶の用意をしている正義の姿を眺める。昔から変わらない姿勢の良さと、身体にしっかりと合わせて作られたスーツが相まって実年齢より大人びて見えるかと思えば、気を抜いているときの笑顔は少しだけ幼くて、そのギャップがまたいとおし
「……さっきから何をブツブツと言っているのです」
「えー、今のリッキーの心情を言葉にしてみただけだよ? 大体合ってるでしょ?」
「合っているとかいないとかではない。勝手に人の心情を語るのは止めて頂きたい。それから正義のことをジロジロ見るな。減る」
「減るって何が!? 相変わらずリッキーは中田くんのことになると周りが見えないというか、ほんっとうに激しいよねぇ、独占欲」
「……独占欲、などと、いうことでは」
「いやいや! もう言葉と視線が矛盾してるし、全身から中田くん大好きオーラがぁいたたたたたギブギブギブギブ! アイアンクローはやめて本当に痛いからごめんなさいいたたたた無理ー!!」
「お待たせしましたー、お茶の用意が……何してるんだ、リチャード?」
「ジェフの顔にマッサージを少々施しております」
「嘘つけ!! いやもう助けて中田く、ギャー!!」
「……えぇと、その、お茶が冷めるしその辺で止めてあげたらいいんじゃないかな」
「……確かにせっかく淹れてくださったものを無駄になど出来ませんね」
「うぅ、せっかく遊びに来たのにお茶以下の扱い……」
今も持ち込んだいつもの茶葉を使ってお茶の用意をしている正義の姿を眺める。昔から変わらない姿勢の良さと、身体にしっかりと合わせて作られたスーツが相まって実年齢より大人びて見えるかと思えば、気を抜いているときの笑顔は少しだけ幼くて、そのギャップがまたいとおし
「……さっきから何をブツブツと言っているのです」
「えー、今のリッキーの心情を言葉にしてみただけだよ? 大体合ってるでしょ?」
「合っているとかいないとかではない。勝手に人の心情を語るのは止めて頂きたい。それから正義のことをジロジロ見るな。減る」
「減るって何が!? 相変わらずリッキーは中田くんのことになると周りが見えないというか、ほんっとうに激しいよねぇ、独占欲」
「……独占欲、などと、いうことでは」
「いやいや! もう言葉と視線が矛盾してるし、全身から中田くん大好きオーラがぁいたたたたたギブギブギブギブ! アイアンクローはやめて本当に痛いからごめんなさいいたたたた無理ー!!」
「お待たせしましたー、お茶の用意が……何してるんだ、リチャード?」
「ジェフの顔にマッサージを少々施しております」
「嘘つけ!! いやもう助けて中田く、ギャー!!」
「……えぇと、その、お茶が冷めるしその辺で止めてあげたらいいんじゃないかな」
「……確かにせっかく淹れてくださったものを無駄になど出来ませんね」
「うぅ、せっかく遊びに来たのにお茶以下の扱い……」
