シーツの海の底(リチャ正)
公開 2023/09/24 14:58
最終更新
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※リチャ視点
彼のことを愛したいと感じるのは、なにも夜ばかりではない。
本のページを押さえる指に自分の指を絡ませ、舐め上げたい。
静かなまばたきに揺れる睫毛にキスをして、そのまま唇を深く貪りたい。
書類にサインするとき一瞬無意識に息を止めている仕草に、達するときのことを連想してしまう。
挙げ句、ペットボトルのミネラルウォーターを飲む時の喉の動きにさえ欲情するのだから大概だ。身体を繋げる関係になってから、どんどん欲深くなっている気がする。いつでも触れていたいし触れて欲しい。
いつだって彼を感じていたい。
「……正義」
ミネラルウォーターを飲み終えたタイミングで声を掛け、起こしていた上半身を再びシーツの上へと押し倒す。締めようとしていたペットボトルの蓋が正義の指からこぼれ落ちる。
「は、ちょっ、ま……蓋!」
「あとで探しておきます。どうせ空なのですし溢す心配もないでしょう。それにどうせ溢れたところでシーツを洗濯することには変わりない」
「そういうことじゃなくてだな、ぁあっ、ひぁっ!」
先程まで繋がっていた後孔は指を2本突き入れても問題ないくらいに柔らかかった。少しだけ拡げて3本目を入れれば、そこはぐちゅぐちゅと湿った音を立てる。隙間から溢れる白濁に思わず笑みがこぼれた。
「そういえば最後はスキンを付ける余裕がありませんでしたね。今日もあなたのナカは大変素晴らしかったですよ、正義」
「やぁっ、音立てるなよぉ……! あっあっそこ、そこぉ……っ!」
「だからもう一度……いえ、何度か受け入れてください」
自分のペニスが立ち上がったことを確認してから一気に指を引き抜き、まばたきする程度の間のあとで突き立てればその衝撃で達したのか正義はナカを痙攣させながらか細く悲鳴を上げる。
後ろだけの刺激でイッた正義のペニスを見れば、震えるだけで何も吐き出してはいなかった。ビクビクと震えるそれに指を這わせば面白いくらいに腰が揺れ、後ろを締め付ける。
「は……ドライで達するのも慣れてきましたね」
「ぁあ~~~~っ、だめ、イッてるからぁさわんないでぇ、りちゃ、あ、ぁんぁあ」
「たまには、趣向を、変えてみましょうか」
繋がったまま正義の背に腕を回し、腹筋に力を入れて抱き起こす。そのまま腕を解き自分の身体を後ろに倒せば、正義の自重でペニスがすべて飲み込まれるのがわかった。追加された新たな快楽に、正義の目からぱたぱたと生理的な涙が落ちる。
「ふかい、ぁっ、あっりちゃ、りちゃあど、これやぁ……っ! やっだぁ、きもちい、やだぁ……!」
騎乗位に慣れていないのもあって、正義はどうにか快楽を逃がそうと前のめりになるが、その体勢だと逆にイイトコロを刺激してしまうらしく再び身体を起こすしかない。しかし起こせば深くまで犯される。腰をがっちりと掴まれているせいで後ろにも倒れられない。
八方塞がりの快楽の渦の中、どろりと溶けた正義の理性はソレを受け入れることを選んだ。
ゆるゆると腰がうねり、満足に力の入らない足を震わせながらも少しずつ抜き差しの幅を大きくしていく。小さく開きっぱなしの口から漏れる喘ぎ声にもはや否定の言葉はない。
「んぁ、あ、りちゃ、すき、すきぃ、リチャード、あんっ、すきぃ……!」
「まったく、あなたという人は……っ!」
ずん、とタイミングからわざとずらして突き上げれば正義は犬の鳴き声のような声を上げる。そのまま数度同じことを繰り返せばナカが強く締まり、正義が達するのと同時に私もそのまま奥へと注ぎ込んだ。
倒れてくる正義の身体を抱き締めてゆっくり舌を絡めるキスを交わす。お互いの汗ばんだ上半身がくっつく感覚すら気持ちがイイ。
唇を離すと、正義はほんの少しだけ頬を膨らませて私の首筋に顔を埋める。
「……さっきのリチャード、ちょっと意地悪だった」
「申し訳ありません。そうですね、少しばかり調子に乗っていたのかもしれません」
「俺、気付かないうちにまたなんかしちゃったか?」
「いいえ、そのようなことは何もありません。ただ、私が……欲深くなっているせいです。あなたに触れたい。ずっとずっと、あなたの心も身体も愛していたいと願ってしまっている」
強欲なことです、と呟いて腕を持ち上げて正義の髪を指で梳かせば、正義が顔をずらして首の根元にキスを落とし、そのまま強く吸い上げた。
キスマークを付けられている、ということが僅かな痛みと「じぅ」という音のせいで見なくてもわかってしまう。よし、と満足そうに微笑んで、正義は私と目を合わせた。
「……お前明日は完全にオフだから、キスマーク付けてもいいよな」
「正義、何を」
「欲深くなってんのは、リチャードだけじゃ、ないから」
抜かないままでいたソコが再び締め付けてくる感触に、背骨を電流が走ったような感覚に陥る。瞳の奥に情欲の火を灯した正義が身体を起こしながら、再びすべてをナカに飲み込んでなお、奥へと誘おうと腰を沈める。
「リチャード、俺ももっと……ずっと、お前を感じていたい」
「……私たちは本当に似た者同士ですね、正義」
お互いの両手の指を絡めながら望みを叶えるべく律動を開始する。
その先にある、天国への扉を一緒に開くために。
彼のことを愛したいと感じるのは、なにも夜ばかりではない。
本のページを押さえる指に自分の指を絡ませ、舐め上げたい。
静かなまばたきに揺れる睫毛にキスをして、そのまま唇を深く貪りたい。
書類にサインするとき一瞬無意識に息を止めている仕草に、達するときのことを連想してしまう。
挙げ句、ペットボトルのミネラルウォーターを飲む時の喉の動きにさえ欲情するのだから大概だ。身体を繋げる関係になってから、どんどん欲深くなっている気がする。いつでも触れていたいし触れて欲しい。
いつだって彼を感じていたい。
「……正義」
ミネラルウォーターを飲み終えたタイミングで声を掛け、起こしていた上半身を再びシーツの上へと押し倒す。締めようとしていたペットボトルの蓋が正義の指からこぼれ落ちる。
「は、ちょっ、ま……蓋!」
「あとで探しておきます。どうせ空なのですし溢す心配もないでしょう。それにどうせ溢れたところでシーツを洗濯することには変わりない」
「そういうことじゃなくてだな、ぁあっ、ひぁっ!」
先程まで繋がっていた後孔は指を2本突き入れても問題ないくらいに柔らかかった。少しだけ拡げて3本目を入れれば、そこはぐちゅぐちゅと湿った音を立てる。隙間から溢れる白濁に思わず笑みがこぼれた。
「そういえば最後はスキンを付ける余裕がありませんでしたね。今日もあなたのナカは大変素晴らしかったですよ、正義」
「やぁっ、音立てるなよぉ……! あっあっそこ、そこぉ……っ!」
「だからもう一度……いえ、何度か受け入れてください」
自分のペニスが立ち上がったことを確認してから一気に指を引き抜き、まばたきする程度の間のあとで突き立てればその衝撃で達したのか正義はナカを痙攣させながらか細く悲鳴を上げる。
後ろだけの刺激でイッた正義のペニスを見れば、震えるだけで何も吐き出してはいなかった。ビクビクと震えるそれに指を這わせば面白いくらいに腰が揺れ、後ろを締め付ける。
「は……ドライで達するのも慣れてきましたね」
「ぁあ~~~~っ、だめ、イッてるからぁさわんないでぇ、りちゃ、あ、ぁんぁあ」
「たまには、趣向を、変えてみましょうか」
繋がったまま正義の背に腕を回し、腹筋に力を入れて抱き起こす。そのまま腕を解き自分の身体を後ろに倒せば、正義の自重でペニスがすべて飲み込まれるのがわかった。追加された新たな快楽に、正義の目からぱたぱたと生理的な涙が落ちる。
「ふかい、ぁっ、あっりちゃ、りちゃあど、これやぁ……っ! やっだぁ、きもちい、やだぁ……!」
騎乗位に慣れていないのもあって、正義はどうにか快楽を逃がそうと前のめりになるが、その体勢だと逆にイイトコロを刺激してしまうらしく再び身体を起こすしかない。しかし起こせば深くまで犯される。腰をがっちりと掴まれているせいで後ろにも倒れられない。
八方塞がりの快楽の渦の中、どろりと溶けた正義の理性はソレを受け入れることを選んだ。
ゆるゆると腰がうねり、満足に力の入らない足を震わせながらも少しずつ抜き差しの幅を大きくしていく。小さく開きっぱなしの口から漏れる喘ぎ声にもはや否定の言葉はない。
「んぁ、あ、りちゃ、すき、すきぃ、リチャード、あんっ、すきぃ……!」
「まったく、あなたという人は……っ!」
ずん、とタイミングからわざとずらして突き上げれば正義は犬の鳴き声のような声を上げる。そのまま数度同じことを繰り返せばナカが強く締まり、正義が達するのと同時に私もそのまま奥へと注ぎ込んだ。
倒れてくる正義の身体を抱き締めてゆっくり舌を絡めるキスを交わす。お互いの汗ばんだ上半身がくっつく感覚すら気持ちがイイ。
唇を離すと、正義はほんの少しだけ頬を膨らませて私の首筋に顔を埋める。
「……さっきのリチャード、ちょっと意地悪だった」
「申し訳ありません。そうですね、少しばかり調子に乗っていたのかもしれません」
「俺、気付かないうちにまたなんかしちゃったか?」
「いいえ、そのようなことは何もありません。ただ、私が……欲深くなっているせいです。あなたに触れたい。ずっとずっと、あなたの心も身体も愛していたいと願ってしまっている」
強欲なことです、と呟いて腕を持ち上げて正義の髪を指で梳かせば、正義が顔をずらして首の根元にキスを落とし、そのまま強く吸い上げた。
キスマークを付けられている、ということが僅かな痛みと「じぅ」という音のせいで見なくてもわかってしまう。よし、と満足そうに微笑んで、正義は私と目を合わせた。
「……お前明日は完全にオフだから、キスマーク付けてもいいよな」
「正義、何を」
「欲深くなってんのは、リチャードだけじゃ、ないから」
抜かないままでいたソコが再び締め付けてくる感触に、背骨を電流が走ったような感覚に陥る。瞳の奥に情欲の火を灯した正義が身体を起こしながら、再びすべてをナカに飲み込んでなお、奥へと誘おうと腰を沈める。
「リチャード、俺ももっと……ずっと、お前を感じていたい」
「……私たちは本当に似た者同士ですね、正義」
お互いの両手の指を絡めながら望みを叶えるべく律動を開始する。
その先にある、天国への扉を一緒に開くために。
