九月五日
公開 2024/09/05 22:42
最終更新
2024/09/05 22:42
今日は久しぶりに午後映画館で映画を観る時間を作れた。ところが帰宅してみると子どものトラブルが起きていた。
子どもは後で学校から電話があるから!とだけ言う。
まあ待て、あなたの口からはまるで他人事のように聞こえるが、何が起きたか順番立てて話すのが先じゃないか、とぼくが言うと、辿々しく経緯をはなす。
つまり仲良しグループがひとりの友だちが口にした言い間違いをいつまでも面白がって貶し続けた。ついにその子が学校を休むまでになってしまった。
聞いた時は、うわ、こいつ加害しよった。
しかもクソ幼稚。と内心ドン引きした。その子とは幼稚園の頃から気の合う友だちだ。何でまた、と思う。しかし。話を聞くと、いじりいじられ(貶し貶され)、とは気が利く仲間うち、仲が良いとされる間柄の標準的なコミュニケーション方法だというのだ。
それはさあ、テレビの安いお笑いとかの影響だよなあ。テレビが加害と被害を安っぽい言葉に言い換えて浸透させたんだよ。君らはそれを内面化して実践するの?わざわざ。テレビみないのに何でそういうの知ってるの?学習したの?
とつい苛立ちをぶつけてしまう。
子どもは、皆がやってるから。自分もやらないと友だちいなくなるから。という。
うわあ…友だちが多い子だとは思っていたが、同調圧力を受け入れてたのか、と悲しくなる。
言っとくけどあの子も自分のこと貶すよ、皮膚が白いからって豚っぽ。とか言うよ。でもそれはいじりなんだよ。その場でみんな笑ったらハイ次。いちいち気にしないよ。
あなた夏の服選ぶとき肌の色に合うかすごい気にしてたね。そんな事言われてたんだ。それは嫌だったろ。
子どもがそんな事を言われていたとは知らなかった。皮膚の色素が薄いのは産まれつきだ。心底悲しくなった。
あのさ、友だちいじったりとかはそろそろ卒業しよう。ノリで付き合う友だちも。いじられるのも貶されるのも嫌なことは嫌って自覚しような。傷ついてないよ、平気だよって思い込むのは駄目だよ。
平気って思い込んで自分の心を大事にしないと、ひとが自分の心を大事にするのが許せなくなるよ。
不自由な自分と同じようにひとを不自由にして、自分の思い通りにしたくなるんだよ。
ぼくはパワハラ野郎を思い出し、子どものことを絶対にあんな風にしてはいけないと思った。配偶者に去られ、親族に嫌われ、自分自身を顧みることがない。いつも誰かを蔑み、「アゴで使っている」などと思い込む。
子どもは声を挙げずに泣いていた。
学校からは遅くに電話があった。先生からはひどくうんざりした様子が伝わってきた。
子どもは後で学校から電話があるから!とだけ言う。
まあ待て、あなたの口からはまるで他人事のように聞こえるが、何が起きたか順番立てて話すのが先じゃないか、とぼくが言うと、辿々しく経緯をはなす。
つまり仲良しグループがひとりの友だちが口にした言い間違いをいつまでも面白がって貶し続けた。ついにその子が学校を休むまでになってしまった。
聞いた時は、うわ、こいつ加害しよった。
しかもクソ幼稚。と内心ドン引きした。その子とは幼稚園の頃から気の合う友だちだ。何でまた、と思う。しかし。話を聞くと、いじりいじられ(貶し貶され)、とは気が利く仲間うち、仲が良いとされる間柄の標準的なコミュニケーション方法だというのだ。
それはさあ、テレビの安いお笑いとかの影響だよなあ。テレビが加害と被害を安っぽい言葉に言い換えて浸透させたんだよ。君らはそれを内面化して実践するの?わざわざ。テレビみないのに何でそういうの知ってるの?学習したの?
とつい苛立ちをぶつけてしまう。
子どもは、皆がやってるから。自分もやらないと友だちいなくなるから。という。
うわあ…友だちが多い子だとは思っていたが、同調圧力を受け入れてたのか、と悲しくなる。
言っとくけどあの子も自分のこと貶すよ、皮膚が白いからって豚っぽ。とか言うよ。でもそれはいじりなんだよ。その場でみんな笑ったらハイ次。いちいち気にしないよ。
あなた夏の服選ぶとき肌の色に合うかすごい気にしてたね。そんな事言われてたんだ。それは嫌だったろ。
子どもがそんな事を言われていたとは知らなかった。皮膚の色素が薄いのは産まれつきだ。心底悲しくなった。
あのさ、友だちいじったりとかはそろそろ卒業しよう。ノリで付き合う友だちも。いじられるのも貶されるのも嫌なことは嫌って自覚しような。傷ついてないよ、平気だよって思い込むのは駄目だよ。
平気って思い込んで自分の心を大事にしないと、ひとが自分の心を大事にするのが許せなくなるよ。
不自由な自分と同じようにひとを不自由にして、自分の思い通りにしたくなるんだよ。
ぼくはパワハラ野郎を思い出し、子どものことを絶対にあんな風にしてはいけないと思った。配偶者に去られ、親族に嫌われ、自分自身を顧みることがない。いつも誰かを蔑み、「アゴで使っている」などと思い込む。
子どもは声を挙げずに泣いていた。
学校からは遅くに電話があった。先生からはひどくうんざりした様子が伝わってきた。
