五月
公開 2024/05/26 22:40
最終更新
2024/05/26 22:40
今日は日が傾いてから友だちと待ち合わせてキャッチボールをした。
短い時間だったけども楽しかった。
声が聞こえる距離で他愛ない話をしながら受けては投げた。
友だちはぼくの母の形見のグローブを見ておっいいとこのだ、と言う。
えっそうなの?
母が70歳を過ぎて買ったグローブだ。
ぼくの母は近くに住む年の近い姉妹たちに会ってはいつも楽しそうに笑い、いつも何かを競っていた。
例えば子どもにかけるお金をどれだけ安くあげるか。
ものに関しては言うまでもなく、習い事も進学先も安ければ良いのだ。それが現実的な経済状況に依るならぼくも理解できるが、ひとえに母の歪んだ子育て観から来ていた。
母が伯母たちに持論を得意げに話し、反論されて微妙な空気になっていたのを覚えている。
子どもと違い自分のためには良質で高額なものを選ぶ。確かに自分の仕事道具は金惜しみしなかった。ミシンも布地もそこまで?というほどスペックと質にこだわっていた。
しかしものが良いと聞くと途端に上手くなれそうな気がするからぼくも大概現金だ。
グローブはまだ馴染まず硬いがこれから遊んで馴染ませようと思う。
ぼくはもう自分自身を値切らせない大人になった。そのことに安堵する。
短い時間だったけども楽しかった。
声が聞こえる距離で他愛ない話をしながら受けては投げた。
友だちはぼくの母の形見のグローブを見ておっいいとこのだ、と言う。
えっそうなの?
母が70歳を過ぎて買ったグローブだ。
ぼくの母は近くに住む年の近い姉妹たちに会ってはいつも楽しそうに笑い、いつも何かを競っていた。
例えば子どもにかけるお金をどれだけ安くあげるか。
ものに関しては言うまでもなく、習い事も進学先も安ければ良いのだ。それが現実的な経済状況に依るならぼくも理解できるが、ひとえに母の歪んだ子育て観から来ていた。
母が伯母たちに持論を得意げに話し、反論されて微妙な空気になっていたのを覚えている。
子どもと違い自分のためには良質で高額なものを選ぶ。確かに自分の仕事道具は金惜しみしなかった。ミシンも布地もそこまで?というほどスペックと質にこだわっていた。
しかしものが良いと聞くと途端に上手くなれそうな気がするからぼくも大概現金だ。
グローブはまだ馴染まず硬いがこれから遊んで馴染ませようと思う。
ぼくはもう自分自身を値切らせない大人になった。そのことに安堵する。
