今日一日のこと
公開 2024/05/17 22:40
最終更新
2024/05/17 23:39
思えば映画って大がかりな母体回帰装置じゃないだろうか。
スクリーンに映し出されたフィルムを観るという行為が胎児の頃にみた夢の再演じゃないとは言えない。
映画のストーリーは自覚無自覚を問わずマザーコンプレックス的でエディプスコンプレックス的だ。恋愛ものなどは特に。
と言葉にしてみれば当たり前のことだけど今朝不意にこの考えが突風の如く巻き上がり、やがてすっきりした気分になった。
先週まで目黒の庭園美術館で庭園美術館AtoZという企画展を開催していた。
館内に散りばめられた庭園美術館のひみつについてのA〜Zのカードを集める。
集めたらおしまいに製本してくれるというもの。
庭園美術館は都合がつかず行く事は叶わなかったが、先だって観た竹尾のペーパーショウにも手に取った見本紙を最後に本の体裁に整えてくれる企画展があったので、本になるという喜びのパッケージングは自己言及的な企画と相性が良いのだろうなと思う。
考えたのはひとつの街にもあったら良いだろうなということ。
街の飲食店や各施設etcそれぞれが一頁を持ったら、それらを集めて本に出来る。デザインを素敵なものにしたら自分だけの素敵な本になる。小さな街なら手帖だ。
杉田協士さんのすべての作品が鵠沼海岸のシネコヤさんで上映されるそうで、ここはあたたかい書斎のような優しい応接間のような本当に素敵な場所で、全作品観たけど何とかしてまた行けないものかなと考えている。
杉田協二さんの映画を観ると、ひとの悲しみというのはその理由を知らなくてもただ寄り添う事ができるとわかる。
悲しむひとを前になぜ悲しいのか知りたいと思うほうが不遜だろう。
杉田さんの映画は誰も、たとえ戸惑ったとしてもただ寄り添う。
観ていると自分の悲しみを赦されたようで安らぐ。
などという事をつらつら考えていたら修学旅行が終わって悄然としている上の子(今日は休み)と同じテンションになったのか、
修学旅行終わって寂しい?
という不躾な問いかけにも素直にうん、と返ってきた。
スクリーンに映し出されたフィルムを観るという行為が胎児の頃にみた夢の再演じゃないとは言えない。
映画のストーリーは自覚無自覚を問わずマザーコンプレックス的でエディプスコンプレックス的だ。恋愛ものなどは特に。
と言葉にしてみれば当たり前のことだけど今朝不意にこの考えが突風の如く巻き上がり、やがてすっきりした気分になった。
先週まで目黒の庭園美術館で庭園美術館AtoZという企画展を開催していた。
館内に散りばめられた庭園美術館のひみつについてのA〜Zのカードを集める。
集めたらおしまいに製本してくれるというもの。
庭園美術館は都合がつかず行く事は叶わなかったが、先だって観た竹尾のペーパーショウにも手に取った見本紙を最後に本の体裁に整えてくれる企画展があったので、本になるという喜びのパッケージングは自己言及的な企画と相性が良いのだろうなと思う。
考えたのはひとつの街にもあったら良いだろうなということ。
街の飲食店や各施設etcそれぞれが一頁を持ったら、それらを集めて本に出来る。デザインを素敵なものにしたら自分だけの素敵な本になる。小さな街なら手帖だ。
杉田協士さんのすべての作品が鵠沼海岸のシネコヤさんで上映されるそうで、ここはあたたかい書斎のような優しい応接間のような本当に素敵な場所で、全作品観たけど何とかしてまた行けないものかなと考えている。
杉田協二さんの映画を観ると、ひとの悲しみというのはその理由を知らなくてもただ寄り添う事ができるとわかる。
悲しむひとを前になぜ悲しいのか知りたいと思うほうが不遜だろう。
杉田さんの映画は誰も、たとえ戸惑ったとしてもただ寄り添う。
観ていると自分の悲しみを赦されたようで安らぐ。
などという事をつらつら考えていたら修学旅行が終わって悄然としている上の子(今日は休み)と同じテンションになったのか、
修学旅行終わって寂しい?
という不躾な問いかけにも素直にうん、と返ってきた。