こころの世界
公開 2023/09/07 16:32
最終更新
2023/09/08 17:45
今日は木曜日でぼくの休日なので、映画館へ映画を観に行った。
「アステロイド・シティ」はロマンチックなメタ的物語、言い換えればひとの心を深く掘っていく、こころの探索の物語として観た。
青空と砂漠の色調はダリの絵画をポップに翻案したようにも見えた(ロケ地はスペインだそうだ)。
表象として見せる舞台の幕裏に作家がいて、演出家がいる。表象にいる俳優がこの演技、このスタイルでいいのか?と演出家へ言いに行ったり、舞台から逃避した俳優へ作家から愛着のこもった手紙が届いたりする。
これらすべてが、ひとりのひとのこころのなかで起こることだと思って観た。
つまり、作家、演出家、俳優たち。すべてが自分である、と。
そして、いいじゃん、お互い愛し合って理想的じゃないかと思った。
明るい色調のなかでチクリと刺されたように痛むのは、殴打の痣をなんどもメイクで描く女優。さりげないようでこれはトラウマの再演かなと思った。
「You can't wake up if you don't fall asleep!」
このシーン、ぼくは急に眠気を感じたタイミングと一致して、あ、これすごく大切なやつでは!と思い、でもこれ映画が終わったら忘れちゃうやつだ…とも思ったので忘れないうちに記しておく。
何人もで、何度も、こころの深い底に働きかけるようだった。
ティルダ・スウィントンがよかった。
そうなんだよ!とハグしたい気持ち。
夜空って精神と似てる。暗くてよくわからなくて孤独、でももし同じ星をみてるだれかがいたら嬉しい、という。
ぼくはウェス・アンダーソンの映画を観るといますぐ何か作りたいような、すごくワクワクした気持ちがわきあがってくる。
グランド・ブダペスト・ホテルのあとはやっぱりお菓子を作った。屋根裏部屋のベッドでシアーシャ・ローナンが食べていたのはお店に並べないハネ品のような小さなお菓子だった。
その小ささが無性にかわいく思え、小さなお菓子を作ったんだった。
アステロイド・シティを見た後はスカーレット・ヨハンソンの部屋のカラーリングで何かしたくなってあれこれ考えて楽しくなった。
ガウンのにんじんみたいなバーミリオン、街の空を濃縮したようなバスタブのブルー、床に撒かれたカラフルな赤と黄のカプセル。
映画のあと空色と砂色のお皿を買った。これに何をのせるか考えるのも楽しい。
「アステロイド・シティ」はロマンチックなメタ的物語、言い換えればひとの心を深く掘っていく、こころの探索の物語として観た。
青空と砂漠の色調はダリの絵画をポップに翻案したようにも見えた(ロケ地はスペインだそうだ)。
表象として見せる舞台の幕裏に作家がいて、演出家がいる。表象にいる俳優がこの演技、このスタイルでいいのか?と演出家へ言いに行ったり、舞台から逃避した俳優へ作家から愛着のこもった手紙が届いたりする。
これらすべてが、ひとりのひとのこころのなかで起こることだと思って観た。
つまり、作家、演出家、俳優たち。すべてが自分である、と。
そして、いいじゃん、お互い愛し合って理想的じゃないかと思った。
明るい色調のなかでチクリと刺されたように痛むのは、殴打の痣をなんどもメイクで描く女優。さりげないようでこれはトラウマの再演かなと思った。
「You can't wake up if you don't fall asleep!」
このシーン、ぼくは急に眠気を感じたタイミングと一致して、あ、これすごく大切なやつでは!と思い、でもこれ映画が終わったら忘れちゃうやつだ…とも思ったので忘れないうちに記しておく。
何人もで、何度も、こころの深い底に働きかけるようだった。
ティルダ・スウィントンがよかった。
そうなんだよ!とハグしたい気持ち。
夜空って精神と似てる。暗くてよくわからなくて孤独、でももし同じ星をみてるだれかがいたら嬉しい、という。
ぼくはウェス・アンダーソンの映画を観るといますぐ何か作りたいような、すごくワクワクした気持ちがわきあがってくる。
グランド・ブダペスト・ホテルのあとはやっぱりお菓子を作った。屋根裏部屋のベッドでシアーシャ・ローナンが食べていたのはお店に並べないハネ品のような小さなお菓子だった。
その小ささが無性にかわいく思え、小さなお菓子を作ったんだった。
アステロイド・シティを見た後はスカーレット・ヨハンソンの部屋のカラーリングで何かしたくなってあれこれ考えて楽しくなった。
ガウンのにんじんみたいなバーミリオン、街の空を濃縮したようなバスタブのブルー、床に撒かれたカラフルな赤と黄のカプセル。
映画のあと空色と砂色のお皿を買った。これに何をのせるか考えるのも楽しい。