よく歩いた日
公開 2024/10/14 22:43
最終更新
2024/10/14 22:46
子どもの行事のあれこれで一日中歩きっぱなしだった。
いま喉がヒリついて鼻水が水のように出る。
今朝は変な夢を見て朝5時に起きてしまった。ぼんやりして手元のInstagramを開くとフォローしているCedric Grolet氏のお知らせがあり、新しい食材です!何だとおもいますか?と仏手柑をざくざくと調理している。わあ海の生き物っぽい、と眺めているうちに現実側に落ち着いてきて、あらためて変な夢だったと思った。
夢は公園のベンチに羊が座っている。しかし顔は知らない人間のおじさんで、人面羊である。羊は黄ばんだ堅い毛で覆われている(ぼくは不躾にふれあい動物園のつもりで触っている)。
不意に羊が、「あなたむかしいぬ飼ってたじゃないですか。あれ本当はぼくなんですよ」と独特の調子で言う。ぼくはえっ…うちのコロはメスだったよ、やさしくてかしこくて、ぼくらきょうだいはみんなコロの子どもみたいなとこあったんだよ…てかなんであなたがそんなこと言うんだ?あなたには悪いけどあなたちょっと気持ち悪いよね…と、戸惑いと怒りと何から話そうか迷ってるうちに目が覚めた。
考えてみると、Xでノーベル文学賞の溢れネタ的に村上春樹氏に関する投稿がおすすめにあふれてきて、それに刺激され夢が生成されたのかも知れない。
村上春樹氏の小説は全て読んだわけでは無いけど、ある時期のめり込んだ。(これはどこかでご本人も書かれていたが)親や血族のしがらみがない個人が個人のままでいる深い物語に治癒されるところが多かったのだ。おもに親から削られて来た部分が。ただ自分の治癒を自覚できても、描かれたミソジニーには無自覚だった。これが普通と思っていたくらいにぼくは無知だった。
新作についていけない感じが増えてやがて追わなくなり、旧作を読み返して当時気づかなかったところがキツくなるという繰り返しで読まなくなり久しい。
羊男というのも考えてみればあからさまである。実家のいぬの記憶を持ち出すくらいには一時期でもぼくの心のとてもやわらかい場所で読んでいたのだと思う。
いま喉がヒリついて鼻水が水のように出る。
今朝は変な夢を見て朝5時に起きてしまった。ぼんやりして手元のInstagramを開くとフォローしているCedric Grolet氏のお知らせがあり、新しい食材です!何だとおもいますか?と仏手柑をざくざくと調理している。わあ海の生き物っぽい、と眺めているうちに現実側に落ち着いてきて、あらためて変な夢だったと思った。
夢は公園のベンチに羊が座っている。しかし顔は知らない人間のおじさんで、人面羊である。羊は黄ばんだ堅い毛で覆われている(ぼくは不躾にふれあい動物園のつもりで触っている)。
不意に羊が、「あなたむかしいぬ飼ってたじゃないですか。あれ本当はぼくなんですよ」と独特の調子で言う。ぼくはえっ…うちのコロはメスだったよ、やさしくてかしこくて、ぼくらきょうだいはみんなコロの子どもみたいなとこあったんだよ…てかなんであなたがそんなこと言うんだ?あなたには悪いけどあなたちょっと気持ち悪いよね…と、戸惑いと怒りと何から話そうか迷ってるうちに目が覚めた。
考えてみると、Xでノーベル文学賞の溢れネタ的に村上春樹氏に関する投稿がおすすめにあふれてきて、それに刺激され夢が生成されたのかも知れない。
村上春樹氏の小説は全て読んだわけでは無いけど、ある時期のめり込んだ。(これはどこかでご本人も書かれていたが)親や血族のしがらみがない個人が個人のままでいる深い物語に治癒されるところが多かったのだ。おもに親から削られて来た部分が。ただ自分の治癒を自覚できても、描かれたミソジニーには無自覚だった。これが普通と思っていたくらいにぼくは無知だった。
新作についていけない感じが増えてやがて追わなくなり、旧作を読み返して当時気づかなかったところがキツくなるという繰り返しで読まなくなり久しい。
羊男というのも考えてみればあからさまである。実家のいぬの記憶を持ち出すくらいには一時期でもぼくの心のとてもやわらかい場所で読んでいたのだと思う。