感想 アニメ天官賜福貳十一〜十二話※微ネタバレ
公開 2024/03/26 20:40
最終更新 2024/03/26 20:40
こんにちは、のずです。夜ですが挨拶はいつもこんにちは。ついにこの日が来てしまいました、天官賜福貳最終話。見ているものの終わり(とは言っても天官賜福はまだ先がありますが)がくるのはとても淋しいものがあります。
こうして二話まとめた感想を書くのも今夜で最後、伝えたいこと感じたことしっかり書き漏らさぬように進めたいと思いますのでどうぞお付合いくださいね。





第十一話、サブタイトルは月下の惜別。
もうタイトルからして胸がぎゅっとなります、想像してしまって。

冒頭は平和な永安国から国師の処刑シーンの回想、蝶がひらりしていてこの蝶は花城かななんて。


オープニングを挟み、今度は感情荒ぶり花城に掴み掛かる殿下の姿。前回のシーンですね。そんな殿下に優しく「あなたは悪くない、自分を責めないで」と声を掛ける花城。

宥められ促されたように本心を語り始めた殿下の口からでた「真心ある善意は報われるべきだ」という一言。これについては後から語らせてもらいたいと思ってますので、記憶の片隅に置いて読み進めて貰えたら助かります。


それにしても、殿下より語られる過去の記憶が辛すぎます。胸が痛くなりました。
話を聞きながら思ったことは、もしあの段階で国師が安楽と青鬼戚容を殺していたならどうなっていただろうと。ifを考えるのは楽しいけれど、これまで殿下がしてきた選択が今を作り上げているのだからやはりどんな結果であったろうともこれまでの選択に誤りはなかったと思います。

これに関しても、ここから先の話で出てきますがそもそもあの血の宴の黒幕が青鬼戚容だと気づいたのは花城であって殿下は気づいてなかったんですよね。それを花城に尋ねることで物事が整理されますが、青鬼戚容を首謀とした際に殿下が犯人では?という選択肢が微塵もなかったという花城。
絶対的な信頼を告げられ自虐的になる殿下に花城が「(謝憐が)この世に存在することが希望」だと告げるんです。この言葉に記憶を擽られ、君は誰?と花城に尋ねるも答えを聞くことは自ら遮るんですよね。聞くのが怖かった?それとも、知ってしまえば戻れなくなる気がしたのか。


そんなやり取りをしてる最中、先に風師遅れて風信がやってきます。風信は敵意むき出し、弓矢を向けてるんですよ。それを宥めつつ、今女性の姿である風師に強く出れない事も含めて風信を落ち着かせる感じにここまでの空気が少しだけ軽くなりました。流石です。

風師いわく、殿下と花城は仲良し☆らしいです。よかったね、公認(?)ですよ。



千秋さんはもう出番ありませんでした。黒幕である青鬼戚容を追っていったそうなので。
ここまで現段階でわかってることを説明するように風師があれこれ語ります。二人は仲良しもその一つで、正確に言うなら二人は契を結んだ仲だそうで。あとは青鬼戚容が従兄弟な事とか
元部下の話とか。せいとうやゆう、青灯夜遊はこう読むんですが音で聞くと響きが好きでした。
そして青鬼が名を隠し悪さをしてることに触れると皆の視線が花城へ向く感じ、面白かったです。この面子で見られるというのが良かったです。

和やか(?)な空気もそろそろお開き、互いに変える場所は違うんですよね。花城は鬼市へ、殿下は仙境へ。その前に残った青鬼の配下たちの始末についてまたもや揉め始める風信と花城。そんなやり取りが無意味と言わんばかり、コレは一瞬で決着がつきます。優雅に番傘をさす花城、降り注いだのは血の雨。そう、一瞬でした。優雅で、血雨探花の名前の通り朱色の雨が一面に落ちる様は美しかったです。風信だけが血まみれでした。笑

片付けてから花城は背を向けます。
そんな背中に向けて



鬼市へ帰る?
来るなら歓迎するよ?
千秋の件、感謝する
貴方は好きなようにやって


淡々とだけど、どこか嬉しげに繰り返されるやり取り。次が必ずある事を前提とした世間話のようなお別れが切れない縁を感じさせてくれて好きでした。

ここまでが十一話、既に長いですね。ですがまだ続きます。






十二話、サブタイトルは百無禁忌。まさに最終回のタイトルに相応しいですね。


花城が去った後もその残像を見送るように立ち尽くす殿下、顔は穏やかでした。
風師に促され三人は仙境へ。戻ると神官たちはざわざわしており、ああまたか‥と顔を見合わせる殿下と風師。
先に無理やりフェードアウトさせられてた無情がここぞとばかりにしゃしゃり出てました。笑
何かまた殿下に降りかかりそうなところで風師、頼りになりますね。風師が上天庭の警備について咎めるとやり玉に上がったのが警備にあたっていたペイさん。職務怠慢について言われてましたね。笑

続いて話題は血塗られた宴、鎏金宴について。
千秋より、殿下の追放は許さんとの言伝が伝えられこの場は解散になり殿下と君吾の二人だけに。
殿下より真相が伝えられるのですが、そのシーンはジェスチャーだけでした。なんともシュールでした、それなら端折ってもよかったのでは?なんて思いましたけど、面白かったのでそれはそれでいいのか。

殿下が一呼吸置いてから、地師を送り込んだのは君吾なのかと問う。君吾からは肯定の返事と共に先にやったのは花城だとかえってきた。

この段階では花城が間者を天界に送ったか、まだはっきりとはしていない。庇う殿下と、それを嗜める君吾。信じすぎるなとの助言に殿下は何を思ったんだろう。


恐らく話し合いは平行線のまま終わり、仙楽宮へ向かった殿下。先に花城が姿を現した門は封印されている。過去の記憶を呼び起こしながら走り出し飛び降りた先は人間界。そこには幼い頃の自身と母の記憶が残像のように残り、かき消された先は深い森。抜けるとあったのは父と母の眠る朽ち果てたお堂だった。

よりかかり語りかける中響くのは幼子の声で、それは柩の中より聞こえてくる。開けると出てきたのは青鬼の洞窟にいた幼子、そして斬り掛かってきたのはその子の父。中に入っていたのは青鬼だった。

母を亡骸を灰にして煽り立てる青鬼戚容、殿下は感情を露わに。
それにしてもやはり青鬼の中の方、とてもお上手ですね。起伏もですが、なんとも癪に障る(褒めてる)語尾の取り方であったり素晴らしいなと思いました。

この時感じたのは、青鬼の願望とは?ということ。煽って詰って、その深意はなんだろう。兄様に殺されたい?兄様の手で逝きたい?そう感じました、私は。

剣を振り上げた殿下、話はここまでです。ここからは回想シーンとなりました。



半月国師の言葉、「私はどうすればよかったのか」‥まさに殿下の胸の内ですね。どんな気持ちで聞いていたのかな。ifは永遠に繰り返す、正解は誰にもわからない。八百年を生きてきた殿下でさえも。

ここで流れてきたのが花城の「あなたは悪くない」
そして映る少年兵。心の声、僕は忘れない。永遠に貴方のことは忘れない。‥私、ここで涙腺が崩壊しました。何故、は多分今語ってはいけないですね。

号泣する私の前で更に泣かせることが起こりまして、回想ながら三郎の出番がありました!三郎に会いたいなと当日も呟いてたんですが、無理だと思ってました。でも叶ったんです、ありがとうございました!ありがとうございました!

一頻り回想を終え、今度は肩を並べて最後まで歩みたいとの殿下の言葉でアニメは終幕。
エンディングの前に挟まれた本国の音と映像はあちらのエンディングとかだったんですかね。とても美しかったです。天官賜福関連の本国の歌の歌詞に出てくる余生を尽くすの言葉。これが花城の全てなんですよね。




さて、ここまで長い長い感想を読んでくださった方がおられるかは謎としてここからは天官賜福と、そして魔道祖師について少し語りたいと思いますので興味の無い方は回れ右でお願いします。ここまで読んでくださりありがとうございました!









それでは続き、参りましょう。
先の方で話しておりました「真心ある善意は報われるべきだ」の言葉、これが原作者様である墨香先生の作品全てに共通するものと思ってます。全て、というとあれですが魔道祖師と天官賜福には少なくとも共通して伝えられてるものかと。

以前、SNSの方で魔道祖師について語らせてもらったんですが主人公の魏無羨もやはり自身の正義の元に己の信じるまま善意を貫く人間であって結果周囲や善意より欲を優先する者たち、真っ白だからこそ嫌煙され邪魔者として扱われやがては殺されてしまう。自身が辛かろうとも、弱者を見捨てず己が悪者になることで救い続けたんですよね。けど報われなかった、殺されたり悪意を向けられたりして。そんな姿と天官賜福の主人公である謝憐、重なる部分があると思いませんか?彼もやはり善意(千秋や千秋の両親達)が報われてほしい一心で自身を犠牲にしてでも真実を封じ千秋に隠し続けたんです。

ここではまだ出てませんが、そもそも何故謝憐は三度も飛翔することになったのか。これは過去の話から出てくると思いますが、やはり謝憐の行動の根底にあるのはこの一言。真心ある善意が報われるべき。これが全てなのですよね。
花城はそんな謝憐をずっと見守り続けている。彼にとっての真心ある善意は謝憐なんですよね、きっと。そして作中に出た言葉、此の世に存在してることが希望なんです花城にとって。


謝憐には彼を全身全霊で信じ見守り続ける花城がいて、それは謝憐が此の世に存在するためには必要不可欠なのだと思います。ここは私の推測ですので軽く流してもらえたらと思いますが、神や仏は信仰をなくせば存在すら消えてしまう。忘れ去られた祠や神社など、あれは謝憐にとっても同じこと。そんな彼の存在はいつの時代も信じ信仰し崇める花城がいてくれるから忘れ去られること無くここに在ることができる。忘れないよという花城の言葉はそれを意味してるのではないかとを。

すみません、言いたいことと少し話が逸れましたが前述した魏無羨にも彼の正義を疑うこと無く信じ続けた存在がいました。藍忘機といい、魏無羨とは学友でした。いつしか戦友のようになり、いつも自身の信念を曲げること無く突き進む彼を支え信じ助け皆が敵になっても味方でい続けました。


二作を通して、先生の伝えたいことは一貫していて「善人がバカを見る世の中への苦言、そして何があっても己が見極めたものを信じることの大切さ」かなと思いました。

どちらも勿論恋愛モノなのですが、それだけではなく深い深いメッセージも込められているからこその名作ということをこの機に伝えられたらと思いついつい好き勝手続けました。

天官賜福はまだ原作の方も翻訳が全巻出てるわけではありませんので、これから先読みすすめていける楽しみとアニメの三期を心待ちにしつつそろそろ終わりたいと思います。


ここまでお付合いくださった皆様、おられましたら本当にありがとうございました。感謝致します。また三期の感想でお会いできたらいいですね。
ここのブログはこれからも好きなものを紹介していきますので、引き続きよろしくお願い致します。
そのへんの藻屑
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本を好物、養分としてるその辺の藻屑です。れっきとした腐女子。二次元に飛び込んだきっかけはCLAMP先生の聖伝に出会ったから

NGや地雷等無しエログロも読みます
ハピエンよりはバドエン、メリバを好みます
ここでは好きな本やアニメ、映画、ドラマなどの感想を書きます
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