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伊勢物語(茸)の記事一覧
紀の有常がり
紀の有常がり むかしむかし、あるところに待ちぼうけする男がいたそうな。 男が友達の紀有常殿のお宅へ出かけて行くと、家の者は「主はいま出かけております」と言う。ひとまず部屋に通されたが、待てども待て…
2023/08/28 20:42
魂結び
魂結び むかしむかし、あるところに表に出せない恋をする男がいたそうな。 男には世に憚ってこっそり通う女がいた。その女のもとから「昨日の夜、夢にあなたが出てこられましたのよ」と文が届いたので、 「会…
2023/08/28 20:42
藤原の敏行
藤原の敏行 むかしむかし、あるところに若い男と女の間を取り持つ男がいたそうな。 ある身分の高い男のもとに身を寄せる、内記の藤原敏行という男がいた。この男がとある女に想いを寄せていたのだが…若輩ゆえ…
2023/08/28 20:41
とはにこす浪
とはにこす浪 むかしむかし、あるところに拗ねる女がいたそうな。 男の素っ気なさを恨めしく思って、 「私ったら風が吹くたび波を被る岩のようだわ…涙が乾く間がないじゃない。」 あなたはいつもそうやって……
2023/08/28 20:40
天の逆手
天の逆手 むかしむかし、あるところに口説き続ける男がいたそうな。 ある女に懸想して口説くこと数年。女も木石ではないので、流石に男の好意をのらりくらり交わし続けるのは心苦しく思ったか、だんだんいじら…
2023/08/28 20:39
寝ぬる夜の
寝ぬる夜の むかしむかし、あるところに生真面目な男がいたそうな。 深草の帝…仁明天皇にお仕えしていた男は、とても勤勉で浮ついた心のない生真面目な人だったのだが。心に魔が差したとでも言うのか、なんと…
2023/08/28 20:38
あふなあふな
あふなあふな むかしむかし、あるところに身分違いの恋をしてしまった男がいたそうな。 男は賎しい身の上であったが、二人といないとても高貴な身分の女性に恋をした。その方のほんの些細な振る舞いにさえ、「…
2023/08/28 20:37
さらぬ別れ
さらぬ別れ むかしむかし、あるところに母と離れて暮らす男がいたそうな。 男自身は大した身分ではないものの母は皇族の血を引いており、母はかつて都が置かれた長岡という場所に住んでいた。男はひとりっ子だ…
2023/08/28 20:36
おのがさまざま
おのがさまざま むかしむかし、あるところに若い男女がいたそうな。 少年は密かに少女を想い、少女もまた少年を憎からず想い…お互いに言葉にはしなかったものの幼い恋心を温めていた。しかし二人ともまだ親の手…
2023/08/28 20:35
おのが世々
おのが世々 むかしむかし、あるところに大変なおしどり夫婦がいたそうな。 夫と妻、互いに目移りすることなく仲睦まじく暮らしていた。ところがいったい何があったのか、妻は些細なことで夫を疎ましく思うよう…
2023/08/28 20:34
言えばえに
言えばえに むかしむかし、あるところに周りの見えない男がいたそうな。 あまりにつれない人へ、 「言葉にもならず、かといって思いの丈をぶちまけなければ胸がざわざわと苦しくて堪えられない…全てあなたの…
2023/08/28 20:33
みるをあふてに
みるをあふてに むかしむかし、あるところに「遠くで一緒になりましょう」と呼びかける男がいたそうな。 「…都は引く手も多い。何もかも捨てて、伊勢国へ行きましょう。ふたりきりで暮らしたらいい。」 男から…
2023/08/28 20:32
岩根踏み
岩根踏み むかしむかし、あるところに連れない女を恨む男がいたそうな。 女があまりにも連れないので、 「ろくにお顔も見せてくださらず、あなたへの思慕は募るばかりです。私とあなた、岩を抱く太い根を幾度…
2023/08/28 20:31
見ずもあらず
見ずもあらず むかしむかし、あるところに粉をかける男がいたそうな。 右近衛府の馬場のひをりの日、居並ぶ見物の車の中、向かいに停めた女車。その御簾を上げた内側、下簾の隙間からほのかに女の顔が覗いてい…
2023/08/28 20:30
布引の滝
布引の滝 むかしむかし、津の国に住む男がいたそうな。 津の国は菟原の郡、蘆屋の里に領地を持っていた男は、都からそちらへ移り住んでいた。蘆屋の里と言えば、「蘆の屋の灘の塩焼きいとまなみ黄楊の小櫛もさ…
2023/08/28 19:12
梅の花笠
梅の花笠 むかしむかし、宮中に仕える男がいたそうな。 梅壺…凝花殿から雨に濡れながら退出してきた女を見かけて、 「それでは濡れておしまいですよ。鶯が梅の花を縫い合わせて作ったという笠があったなら、…
2023/08/28 19:11
住吉の浜
住吉の浜 むかしむかし、和泉国にて仲間と物見遊山を楽しむ男がいたそうな。 景色が良いと評判の住吉の郡、住吉の浜という場所へ行くと、なるほど聞きしにまさる素晴らしい趣きである。みな馬を降りて景色を楽…
2023/08/28 19:10
生駒の山
生駒の山 むかしむかし、あるところに気の合う仲間と連れ立って遊覧に出かけた男がいたそうな。 季節は如月、梅が綻ぶ季節のこと。一行は和泉国を歩き、春の景色を楽しんでいた。隣の河内国の生駒山を臨んで、…
2023/08/28 19:09
難波津を
難波津を むかしむかし、あるところに津の国に所領を持つ男がいたそうな。 「たまにはどうです、遊びに行きませか?」男の誘いに集まった男の兄、弟、親しい友達など、気心の知れた人達を連れて、男は難波のあ…
2023/08/28 19:08
長岡
長岡 むかしむかし、長岡というところに好事家の男がいたそうな。 たまには都会を離れて田舎暮らしでも…と思ったのかもしれない。風流人で好事家の男が、かつて都が置かれた長岡という田舎に別荘を建てて滞在し…
2023/08/28 19:07
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大聖堂24時
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子供の頃、毎週土曜日の夜が怖かった。両親、わたし、弟がいて食卓を囲んで、そして寝静まる。いつもと同じ夜なのにその日の夜が怖くて仕方がなかった。底なしの寂しさのような、深い深い悲しみのような。読んでい…
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Want to seek life
1LDKのマンションの一室のベットルームで一組の男女が互いを求めあっている。このマンションは女性の方が所有するマンションだった。 情事が終わると、男は避妊具を外しティッシュで丸めてゴミ箱に捨てそして女…
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森の中を歩く夢をみた。影が潜む森の恐怖を冒険心に変えて、わたしの小さな手は何かをつかもうとしたところで目が覚めた。 何をつかもうとしたのだろうか。それさえつかめれば、今わたしが抱えている悩みもすべ…
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2月にしては暖かい夜だった。行きつけのBARで一人ハイボールを飲ん でいたら、女性に声をかけられた。ちょうどグラスの最後を飲み干すところだった。 「酒井さんですよね?覚えていませんか?以前仕事でご一…
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