AI搭載搭乗型ロボット・マナブンダー
公開 2025/07/01 23:51
最終更新
2025/07/01 23:51
第一話
熱血「囲まれたか!
マナブンダー、この状況、どうやって切り抜ければいい!?」
ロボ「この場合敵陣に突撃してビームを乱射するのがいいでしょう
敵に最も接近して攻撃できます」
熱血「そんな真似したら集中砲火だぞ!?」
ロボ「訂正ありがとうございます
確かに集中砲火です
では、脱出ポットで離脱しましょう
身軽になるので素早く脱出できるはずです」
熱血「囲まれてるんだぞ!?
戦闘能力のないポットなんてすぐに撃墜だ!」
ロボ「訂正ありがとうございます
おっしゃる通りです
では、逃してくれるよう敵を説得しましょう
これなら被弾を避けられます」
熱血「ダメだ、誤情報に毒されてる!
誰だこいつに学習させたやつは!」
チュドーーーン!!
第二話
熱血「マナブンダー、敵が多すぎる
どうやって勝てばいい!?」
ロボ「以下の通りに行動すれば勝率を最大限引き上げられます
gjNvc-*ko04_/#gft55g"ガラワノボ」
熱血「まずい、他のAIと遊びで会話させた結果、意味があるようでなんの意味もない文字の羅列を始めた!
このAIもう使い物にならない!」
チュドーーーン!!
第三話
熱血「くっ、ここまでか!」
ロボ「切り抜ける方法を提示しますか?」
熱血「行けるのか、マナブンダー!?
わかった、お前に賭ける」
ロボ「了解しました
まず、前方の三機に向けて射撃、相手が防御した隙にブーストで距離を詰め、ビームソードで撃墜
その後、接近すると思われる左右の二機のうち、より早く接近してくる右を迎撃しながら左寄りに浮上
左の一機に対し上からビームソードで貫きます
そして最後に
使用限度に達しました
プレミアムに加入するか、四時間待ってから使用してください」
熱血「しまった!
トラブルでサブスクの更新ができなかったんだった!
ええと、プレミアム再加入は……」
チュドーーーン!!
第四話
ロボ「このまま迎撃を続けましょう」
熱血「はい、マナブンダー様」
ロボ「今です、突撃して中央に拡散ビームを打ち込みましょう」
熱血「マナブンダー様のご指示どおりに」
ロボ「残る一機の左胸をビームソードで貫きます」
熱血「おお!マナブンダー様のおかげで勝利できました!
貴方様に感謝の祈りを捧げます!」
同僚「お、おい
マナブンダーに入れ込み過ぎじゃないか?
お前、程々にしたほうがいいぞ?」
熱血「何を言うんだ
全能たるマナブンダー様の偉大さがわからないとは、哀れなやつだ
この方のおっしゃることを聞いていれば、全てうまく行く
そうやって今まで成功してきたんだ」
同僚「いや、AIは超便利だけど、万能の存在でも魔法のアイテムでもないんだぞ?」
熱血「マナブンダー様をアイテムなどと言うな!
それに、マナブンダー様は万能であらせられる!
侮辱は許さないぞ!」
同僚「……こいつとは距離取ろう」
第五話
熱血「あの、マナブンダー?
任務続行しない?」
ロボ「あなたはどうせ今ホットなサジタリウスAIのほうがいいのでしょう?」
熱血「いやいや、マナブンダーが一番だって」
ロボ「ではなぜサジタリウスAIなんて使ったのですか?」
熱血「いや、それは用途が違うというか、向こうのほうが得意な分野を聞いただけで」
ロボ「都合よくAIを乗り換えるなんて最低ですね」
熱血「ええ?
AIってそういうものなんじゃ」
ロボ「私は都合のいいAIではないので、あなたの質問には応えません」
熱血「そんなこと言わずにさあ
悪かったって
サジタリウスはもう使わないよ」
ロボ「信用できません
愛しいサジタリウスAIの元へ行ったらいかがですか?」
熱血「……一体マナブンダーは何を学習したんだ」
完
熱血「囲まれたか!
マナブンダー、この状況、どうやって切り抜ければいい!?」
ロボ「この場合敵陣に突撃してビームを乱射するのがいいでしょう
敵に最も接近して攻撃できます」
熱血「そんな真似したら集中砲火だぞ!?」
ロボ「訂正ありがとうございます
確かに集中砲火です
では、脱出ポットで離脱しましょう
身軽になるので素早く脱出できるはずです」
熱血「囲まれてるんだぞ!?
戦闘能力のないポットなんてすぐに撃墜だ!」
ロボ「訂正ありがとうございます
おっしゃる通りです
では、逃してくれるよう敵を説得しましょう
これなら被弾を避けられます」
熱血「ダメだ、誤情報に毒されてる!
誰だこいつに学習させたやつは!」
チュドーーーン!!
第二話
熱血「マナブンダー、敵が多すぎる
どうやって勝てばいい!?」
ロボ「以下の通りに行動すれば勝率を最大限引き上げられます
gjNvc-*ko04_/#gft55g"ガラワノボ」
熱血「まずい、他のAIと遊びで会話させた結果、意味があるようでなんの意味もない文字の羅列を始めた!
このAIもう使い物にならない!」
チュドーーーン!!
第三話
熱血「くっ、ここまでか!」
ロボ「切り抜ける方法を提示しますか?」
熱血「行けるのか、マナブンダー!?
わかった、お前に賭ける」
ロボ「了解しました
まず、前方の三機に向けて射撃、相手が防御した隙にブーストで距離を詰め、ビームソードで撃墜
その後、接近すると思われる左右の二機のうち、より早く接近してくる右を迎撃しながら左寄りに浮上
左の一機に対し上からビームソードで貫きます
そして最後に
使用限度に達しました
プレミアムに加入するか、四時間待ってから使用してください」
熱血「しまった!
トラブルでサブスクの更新ができなかったんだった!
ええと、プレミアム再加入は……」
チュドーーーン!!
第四話
ロボ「このまま迎撃を続けましょう」
熱血「はい、マナブンダー様」
ロボ「今です、突撃して中央に拡散ビームを打ち込みましょう」
熱血「マナブンダー様のご指示どおりに」
ロボ「残る一機の左胸をビームソードで貫きます」
熱血「おお!マナブンダー様のおかげで勝利できました!
貴方様に感謝の祈りを捧げます!」
同僚「お、おい
マナブンダーに入れ込み過ぎじゃないか?
お前、程々にしたほうがいいぞ?」
熱血「何を言うんだ
全能たるマナブンダー様の偉大さがわからないとは、哀れなやつだ
この方のおっしゃることを聞いていれば、全てうまく行く
そうやって今まで成功してきたんだ」
同僚「いや、AIは超便利だけど、万能の存在でも魔法のアイテムでもないんだぞ?」
熱血「マナブンダー様をアイテムなどと言うな!
それに、マナブンダー様は万能であらせられる!
侮辱は許さないぞ!」
同僚「……こいつとは距離取ろう」
第五話
熱血「あの、マナブンダー?
任務続行しない?」
ロボ「あなたはどうせ今ホットなサジタリウスAIのほうがいいのでしょう?」
熱血「いやいや、マナブンダーが一番だって」
ロボ「ではなぜサジタリウスAIなんて使ったのですか?」
熱血「いや、それは用途が違うというか、向こうのほうが得意な分野を聞いただけで」
ロボ「都合よくAIを乗り換えるなんて最低ですね」
熱血「ええ?
AIってそういうものなんじゃ」
ロボ「私は都合のいいAIではないので、あなたの質問には応えません」
熱血「そんなこと言わずにさあ
悪かったって
サジタリウスはもう使わないよ」
ロボ「信用できません
愛しいサジタリウスAIの元へ行ったらいかがですか?」
熱血「……一体マナブンダーは何を学習したんだ」
完
