『書く習慣』2024/06/05〜2024/06/08
公開 2024/06/09 17:12
最終更新
2024/06/09 17:33
『書く習慣』雑感 #
ご来訪ありがとうございます。
湿度が上がり梅雨の気配が近付いてきている時期もあるからか、出てくるお題は重めになりがちなものばかりでした。
逆張り、とも言われるかもしれませんが、基本的にハッピーエンドが好みなのと登場人物に幸せになってもらいたく文章を書き始めたところがありますので、お題の重さがなくなってます。
今回も最後まで読んでくださると嬉しいです。
個人的テーマ #
前回同様、家族から疎まれ世界的災難で全てを失いながらも正義を貫き強く生きる青年と、自らが聖と邪どちらの存在か不明な別世界の魂を持った少女の二人をテーマに書いております。
できる限り簡潔で繊細な表現を目指してます。
今回は結果として、少女の青年へ向ける心情に焦点が当たっている内容になっております。
『書く習慣』再掲文章 #
2024/06/05《誰にも言えない秘密》 #
闇に魅入られし者。ずっと大好きだった彼に言い放たれた。
私は果たして闇か光か。それは、この世界の真実を知る私にも分からない。
私の存在が闇ならば、私はあなたに裁かれたい。
迷うことなく、その引き金を引いてほしい。
この身この命、全てあなたに預けます。
あなたの全てを信じているから。
月の御魂に固く誓った。あなたにも明かさぬ、私の決意。
2024/06/06《最悪》 #
やってしまった。シロップと間違えてオイルを入れてしまった。
見慣れないボトル故の不注意。
できたケーキは、ドロリとくどい舌触り。
材料ももう無いし、間もなく彼は帰ってくる。
本当に最悪。
と、頭を抱えしゃがみこんだ拍子に頭に過る。
かつて私が知っていたこの世界は、二回も滅びかけている。
大事な彼が仲間と共に守った、この世界。
料理の失敗を最悪と言える、この平和。
いつまでも続きますようにと、現実逃避しながら天に祈った。
2024/06/07《世界の終わりに君と》 #
「世界が終わりを迎えるなら何がしたい?」そう聞かれて真っ先に浮かぶは、大好きな彼の顔。
終わりの瞬間まであなたと一緒に寄り添えたら。
手を取り合っていられたら。
私は最高に幸せな終わりを迎えるだろうな。
けれど、それは叶わぬ願い。
世界の終わりが来そうなら、
きっと彼はそれが何であろうと立ち向かう。
自分の幸せが犠牲になっても世界のために闘った人だから。
だから私が代わりに願うのは。
世界の終わりを遠ざけに旅立つ彼を、
笑って見送れますように。
私が、彼の帰る場所になれていますように。
2024/06/08《岐路》 #
彼が傷付けられそうなとき。彼が貶められそうなとき。
心の奥底から声がする。
「怒りに身を焦がせよ。嘆きに溺れよ。」
暗く淀んだ声がする。
声と共に心は引き寄せられる。
深い闇の底へ誘われる。
囁きに身を任せ、彼を苦しめるものを壊し尽くせば、
心は楽になるのかな。
それでもあなたの誠実な優しさを湛えた瞳が、
私を導いてくれる。
私は迷わず進んでいける。
闇と光への分かれ道を、
あなたの灯火が照らしてくれるから。
最後に #
この少女はかつて青年の苦しみを第三者視点で見ていたため、その苦しみを取り除くあるいは和らげる方向に全力を尽くす傾向にあります。
自らも特に家族関係で良い経験がなかったことから、もっと酷い環境で育った青年の精神を支えたいと奮闘していきます。
一途で堅固、そして繊細な面が表現できるように努力していきます。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
またお会いできますように。
