『書く習慣』2024/05/29〜2024/06/01
公開 2024/06/02 16:12
最終更新
2024/06/02 17:33
『書く習慣』雑感 #
ご来訪ありがとうございます。
6月最初の週末、各地で雨の予報も出てきました。
先月の暑さから打って変わって下がった気温に身体がびっくりしております。
『書く習慣』、昔は国語が嫌いで作文から逃げ回っていた自分からは考えられないくらい文章を考えられるようになってまいりました。
アプリで読める文章も多彩で、表現方法や発想の角度などを楽しみながら読ませてもらっております。
下に昨日までのお題4日分の拙作を置いておきます。
アプリから提示されたお題に自分のテーマを絡めて書いておりますので、そこも含めて楽しんでいただけると嬉しいです。
個人的テーマ #
前回同様、家族から疎まれ世界的災難で全てを失いながらも正義を貫き強く生きる青年と、自らが聖と邪どちらの存在か不明な別世界の魂を持った少女の二人をテーマに書いております。
できる限り簡潔で繊細な表現を目指してます。
時間軸を統一していないので、片思い、両片思い、両思いと二人の関係性が話によって変わります。ご了承下さい。
『書く習慣』再掲文章 #
2024/05/29《「ごめんね」》 #
それは彼女の口癖だ。
テーブルに置かれた塩を手渡す時。
手が届かぬ場所の本を取った時。
涙が溢れた目へ当てるハンカチを手渡した時。
目眩でふらつくその身体を支えた時。
闇に魅入られた色を持つ彼女の「ごめんね」を聞くたびに、僕の心に風が吹く。
疑念の雲を少しずつ吹き払うかのように。
ぼやけた心の輪郭がはっきりと見えたなら、
本当の彼女を知る事が出来るのだろうか。
2024/05/30《終わりなき旅》 #
こちらへ笑顔で手を振る皆と離れ、戻って来た私。
近いと思っていた場所は、気付けば遥か彼方。
あの時、悲しみに沈んでいたあなた。
今は笑って暮らせていますか?
皆と楽しく話せていますか?
いつか遠い遠い未来でもいい。その姿が変わっていてもいい。あなたの笑顔を間近で見たい。
必ず、あなたを探し出す。
そのためなら幾千もの時代も世界も巡りましょう。
2024/05/31《無垢》 #
それは本当に強い人だった。
闘いの腕だけじゃない。
曲がった事を正すなら、例え国が相手でも折れずに立ち向かう精神。
愛する者に銃を向けられても憎む事のない優しさ。
何も得る物が無くとも、世界を救う為に闘い続ける覚悟。
全てが強くて、眩しい人。
この人なら全てを信じられる。
私の思いには、一片の曇りも無い。
2024/06/01《梅雨》 #
幾日も続く曇天から降り続ける雨。
雨音しかしない通りに並ぶ、二つの傘。
濡れる足元にうんざりしつつ隣の横顔を覗き見ると、
ふと合う視線。見たこともない優しい笑顔。
顔が熱くなる。鼓動は、跳ねる雨水のよう。
慌てて傘を顔の影にする。赤い顔、隠せたかな。
やっぱり、雨でよかったかもしれない。
明日もこんな日が続くかな。
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長雨の中、誰もすれ違わない道を歩く。
すぐ横には、僕の目線の高さの明るい色の傘。
言葉はなくとも、ゆるりと解れていくような心地よさ。
かつて僕の頑なさ故に失いかけた存在に感謝しつつ見つめていると、
少し動いた傘からちらりと覗く、大きな瞳。
繋がる視線に浮かれて、つい顔が綻んでしまう。
残念、傘に隠れてしまった。
それでも、一瞬見えた貴女の染まった頬が雨空によく映えて。
ああ、僕は今、こんなにも幸せだ。
最後に #
ここまで読んでいただきましてありがとうございます。
皆様の心に何か少しでも残せれば幸いです。
それでは、またお会いしたいです。
