読書の記録:きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく
公開 2024/07/15 15:43
最終更新
2024/07/15 16:52
『きみのまち 歩く、旅する、書く、えがく』 今日マチ子
http://booklog.jp/item/1/491042217X
帰省中に読み終えた本その1。いや、その前から少しずつ読んてたので、最終的な読了が帰省中だったのだけど。
ーーーーーーーー
これまでの「stayhome」3部作が、コロナ禍の様子を日記のように描いていたイラスト集で、それの続きといえば続きになるんだけど、今作は文章が主。本の前半は台湾と国内のいくつかの街の旅の記録で、台湾も行ってみたいなと思ったりしました。後半は東京で旅を思いながら暮らした記録になるでしょうか。ご自身の弱いところ苦手なこともわりと包み隠さず記録されているので、わたしにもこういうところがあるなあ…と思いつつ読んだ(^_^;)でも考えさせられることもたくさんありました。努力で得られるものは、幸せではなくて報酬ではないのかしらん、とか。
わたしは未読なのですが、沖縄での戦争の話なども作品にあるかたなのだけど、いちばん刺さったのはその彼女が「戦争になってしまったら、自分自身が金銭的に困窮してた場合、プロパガンダに加担してしまう可能性がある」と発言して他の参加者に「信じられない」と言われてしまった…というくだり。映画「窓ぎわのトットちゃん」の話のところでした。みな自分が常に正しい振る舞いができると信じ切っているのが不思議だ、と。
平時だとたしかに、自分の加害性には気が付きにくいかもしれないけど、たとえば戦時下とか、平常が通じなくなったときでも、わたしはこうありたい!を貫くのってとんでも大変なことだと思うので…いや、平時だってしてないつもりの加害だって差別だってしてしまってるかもしれない。それを自分に限ってみたいに正当化しないのもまた難しい。でもそこは忘れず意識していけるように、せめて、ありたい、と思うのでした。
特にこの間、自分が気に食わないものには自分目線の「懲罰」という体で嘲笑や冷笑といった嫌がらせをして当然、真面目にやってるひと、声を上げようとする人をしょんぼりさせるような意地悪が快楽になってたり、というのをやらためったら見かけるので、それに対して憤ることしょっちゅうなのだけど、立場が変われば自分が加害側になることだって絶対ないとはいえない、って思えることも、大事なのでは。正しいことをしてるからわたしがこれをやるのは間違ってない、って言い切るのは、思い上がりかもしれない、と思うのでした。最後は持論になってしまった(^_^;)。
(初出:7/15の「がっつりタイーツ」を修正、加筆)
http://booklog.jp/item/1/491042217X
帰省中に読み終えた本その1。いや、その前から少しずつ読んてたので、最終的な読了が帰省中だったのだけど。
ーーーーーーーー
これまでの「stayhome」3部作が、コロナ禍の様子を日記のように描いていたイラスト集で、それの続きといえば続きになるんだけど、今作は文章が主。本の前半は台湾と国内のいくつかの街の旅の記録で、台湾も行ってみたいなと思ったりしました。後半は東京で旅を思いながら暮らした記録になるでしょうか。ご自身の弱いところ苦手なこともわりと包み隠さず記録されているので、わたしにもこういうところがあるなあ…と思いつつ読んだ(^_^;)でも考えさせられることもたくさんありました。努力で得られるものは、幸せではなくて報酬ではないのかしらん、とか。
わたしは未読なのですが、沖縄での戦争の話なども作品にあるかたなのだけど、いちばん刺さったのはその彼女が「戦争になってしまったら、自分自身が金銭的に困窮してた場合、プロパガンダに加担してしまう可能性がある」と発言して他の参加者に「信じられない」と言われてしまった…というくだり。映画「窓ぎわのトットちゃん」の話のところでした。みな自分が常に正しい振る舞いができると信じ切っているのが不思議だ、と。
平時だとたしかに、自分の加害性には気が付きにくいかもしれないけど、たとえば戦時下とか、平常が通じなくなったときでも、わたしはこうありたい!を貫くのってとんでも大変なことだと思うので…いや、平時だってしてないつもりの加害だって差別だってしてしまってるかもしれない。それを自分に限ってみたいに正当化しないのもまた難しい。でもそこは忘れず意識していけるように、せめて、ありたい、と思うのでした。
特にこの間、自分が気に食わないものには自分目線の「懲罰」という体で嘲笑や冷笑といった嫌がらせをして当然、真面目にやってるひと、声を上げようとする人をしょんぼりさせるような意地悪が快楽になってたり、というのをやらためったら見かけるので、それに対して憤ることしょっちゅうなのだけど、立場が変われば自分が加害側になることだって絶対ないとはいえない、って思えることも、大事なのでは。正しいことをしてるからわたしがこれをやるのは間違ってない、って言い切るのは、思い上がりかもしれない、と思うのでした。最後は持論になってしまった(^_^;)。
(初出:7/15の「がっつりタイーツ」を修正、加筆)
