【重要事項:続き】放棄するその理由について。
公開 2023/11/30 15:54
最終更新
2023/11/30 16:38
ひとつ前のエントリーで公開した「歌詞使用条件」ですが、
https://simblo.net/u/2h37FP/post/24002
一部の項目で「対価の受け取りは放棄する」とした理由について説明します。
こちらの記事も、seesaaでの掲載は2010年6月2日。
初出は「VOCALOIDにゃっぽん」の外部公開日記…という点も同じです。
なお、記事内にある2ちゃんねる(当時)スレッドのURLは、
記事移植に際して「2ch」部分を「5ch」に置き換えています。
また、【理由3:作詞環境と良心の呵責】については、
2010年当時の作詞環境についての記載となっており、
現在は全く作業環境が異なるので、その点はご了承ください。
============
にゃっぽんの日記では以前にも書きましたが、俺は基本的に
「自分の書いた詞がコンテンツになって、
結果として対価が発生しても、受け取るつもりはないですよ」
というスタンスです。
「金もらえるならもらっときゃいいじゃん。
何キレイゴトぬかしてんの?」
と言われるであろうことは承知していますが、
なぜそういうスタンスなのか、改めてちゃんと説明したく。
俺が「金イラネ」と言っている理由は、以下の通りです。
======
【理由1:自分の作品のクオリティに対する疑念】
にゃっぽんの日記でも書いたけど、俺は自分の歌詞のクオリティに
そんな絶対的自信を持ってるわけじゃありません。
今でもやっぱり
「俺の詞より、あの人やこの人の方が全然クオリティ高い。
いくらCD売れたからって、俺が対価を素直に得ていいの?」
という気持ちがあります。
誰のこととは明示はしませんが、
俺より遥かにセンスの良い高品質な歌詞を書き、
ニコで何作も殿堂入りを果たしているような人なら、
存分に対価を得る権利もあるし、実際受け取るべきだと思う。
でも、俺の作品は、そういう人たちのレベルには到底届いていません。
ぶっちゃけ言えば「対価を受け取るに足るクオリティではない」。
自分ではそう思っています。
【理由2:成果物に対する投資額の違い】
コンポーザーさんは、各種ソフトや楽器など、
作曲にあたって様々なアイテムに多額の投資をしている人が多いと思います。
同様に絵師さんや動画師さんも、
ソフトや機材に投資をして作品を仕上げているはずです。
しかるに作詞はどうでしょう。
高価な自作PCを組む必要もなければ、専用のソフトが要るわけでもない。
まったく「それ用の投資」を必要としない上に、
敷居が低いから誰にでもできる活動です。
創作活動に対する対価というものは、そのための投資をした
人に対して、その投資に見合うだけの割合で還元されるべきだと思います。
そう考えると、何の投資もしていない俺が、
コンポーザーさんや絵師さん・動画師さんの得るべき対価を
(たとえ上澄み部分だけでも)かすめ取るようなことは
あってはならないと考えます。
【理由3:作詞環境と良心の呵責】
実は、ピアプロに歌詞が投稿できるようになって以降に
書きおろした詞の中で、自宅で(=自分の時間を割いて)書き上げたのは
「サクラアメ」( https://piapro.jp/t/BG4p )1本だけだったりします。
それ以外の詞は、全て職場で書き上げたものばかり。
(会社で取りかかる⇒自宅でちょっと追記⇒会社で完成、
っていうのも一部あるはありますが)
夜勤や休日出勤の最中に、アイドルタイムを利用して書いたり、
あるいは平日にも、仕事しているフリをしてこっそり書いてたりw
つまり、「自分の時間」ではなく、
「公人としての時間」をムダ使いして創作活動していうことになります。
言い換えれば、単なる「給料ドロボー」ということになるわけでw
(自慢にも何にもならないのは重々承知していますが…)
コンポーザーさんや絵師さんは、基本的に「自分の時間」を
きっちり使って作品を作っている人ばかりなわけですから、
成果物と、それに費やした時間に対する「正当な報酬」を受け取る権利があります。
翻って俺はどうでしょう。
「自分の時間」を割いていないのに、
そういう「正当な報酬」を受け取れるとは到底思えません。
他の人たちと同じように対価を得ることには後ろめたさを感じます。
【理由4:自分の作品が自分で自由に使えないのはイヤ】
真っ先に前提条件として「JASRAC等に権利が信託されるなら不可」
と書きましたが、これは別に「JASRACが嫌いだから」という理由ではありません。
権利を他者に信託し、手元から離してしまえば、当然のことながら
「自分の作品なのに自分で自由に使えない」という状況になるわけで。
ライナーノーツひとつ書くのにも、権利者団体の許可を得て
使用料を支払って…と、そんな手間はかけたくありません。
なので、対価は得られなくとも、著作権は手元に置いておきたいのです。
「自分の作品ぐらい自分で自由に使う権利は持っていたい」
ってのは、誰しもが思うことなんじゃないでしょうか。
【理由5:とにかく契約の話が面倒くさい】
CDにしろ、その他のコンテンツ形式にしろ、
話がまとまれば当然「契約書」というものが付随してくるでしょう。
ぶっちゃけ、それに目を通すのがすこぶる面倒くさいし、
そもそもそういう肩肘張った話をすること自体が面倒なんです。
目ェしばしばさせながら、契約書の細かい文字を読み込むヒマがあるなら、
その分少しでも作詞に時間を割きたい…というのが本音のひとつです。
【理由6:レーベルに買い叩きの口実を与えたくない】
2010年3月~4月のあたりで、
2ちゃんねる・YouTube板の「VOCALOID 議論隔離スレ」において
クリエイターへの利益還元についての話題が俎上にのぼったことがありました。
[一般流通CD⇒クリエイターへの利益還元]
VOCALOID 議論隔離スレ part152
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1267915987/136-
[カラオケ⇒クリエイターへの利益還元]
VOCALOID 議論隔離スレ part153
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1270809795/400-
同じ頃、そそそPのブログでもこんなエントリーが。
VL-SCRAMBLEに参加した理由
http://sososo.seesaa.net/article/144328211.html
その記事のコメントに対するレス
http://sososo.seesaa.net/article/144377205.html
以下少々引用します。
--ギロカクPart152から抜粋--
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1267915987/151
--そそそPブログから抜粋--
俺の「金イラネ」というスタンスは、
まさにそそそPが危惧している「デフレ化を生み出す」考えに
他ならないでしょう。
そして、それをどんな相手にでも押し通してしまえば、
ギロカクPart152の>>151がゲスパーしたような結果が
その先に口を開けて俺(たち)を待ち構えることになります。
特に一般レーベル(わけてもEXIT TUNES)に対して
「俺は金要りませんから」と言えば、その先どういうことになるか。
以前、同じくYouTube板の「最底辺Pスレ」「辺境Pスレ」で
164氏(「shiningray」などのヒットでおなじみのボカロP)が
EXIT TUNESに対する不満を盛大にぶちまけていたことがありました。
最底辺スレのログは消してしまったので、
以下辺境スレのログから抜粋。
------
【VOCALOID】辺境Pの集う酒場 8マイリス目【とりあえず殿堂】
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1255284983/536
残ったものは「『自分の想い』を何ひとつ詰められなかったCD」。
コンポーザーのほんのちょっとのリクエストも汲んでくれないような
いい加減なレーベルに対して「俺金イラネ」なんて言えば、
そこから先、すべてのクリエイターが、
そそそPが危惧したように「買い叩かれて」しまうことになるでしょう。
大手だろうがインディーだろうが、
「これまでのやりかた」に慣れてきたレーベル連中が相手なら、
どのみちそういう結末しか見えません。
当初、一般流通CDへの収録を「基本的に不可」としたのは、
そういう理由からでした。
俺が「金なんていらない」ということで、
他のすべてのクリエイターが、受け取れるはずの対価を受け取れなくなる、
──そういう状況が発生するのがイヤだからです。
今は利益還元がほぼ皆無なカラオケにしたって、
今後クリエイターに報酬がわたるようになった時に、
なお「俺は報酬を放棄します」と言えば、
「あ、じゃ今まで通りタダでやっちゃっていいのね?」と
エクシング側に思わしむることにはならないだろうか、と
不安を持たざるをえません。
その点で、現在のところ唯一安心できるのが、KarenTレーベルです。
ゴゼン氏の配信アルバム『15 a.m.』に、
俺が作詞した曲「あした」が収録されていますが、
https://karent.jp/album/22
このアルバム配信にあたり、俺はゴゼン氏に
「俺の取り分は、受け取りを全部放棄します。
配信で発生した利益は、ゴゼン氏の総取りにしてください」
と伝えました。
その結果、俺のところには契約書も何も回ってきていません。
しかしその後、これが元でクリプトンがクリエイターを
買い叩くような事態は発生していないようなので
(そんなことになっていたら、他のPが声を大にして告発するはず)、
クリプトンは、俺みたいなひねくれた考えの人間がいようとも、
それに引っ張られることなく、ちゃんとクリエイターに
利益を還元してくれているのだな、と想像しています。
だから今後も、KarenTレーベルからの配信については
基本許可の方針でいくつもりです。
また、KarenT以外の一般流通CDの場合でも、
クリプトンの主導による企画であることが判断できる場合には、
許可させていただくことになるかと思います。
(改訂版の歌詞使用条件・項番 2-2) において、
「レーベルを見て判断する」と書いたのは、そういう理由です)
いずれにせよ、報酬(金銭によるロイヤリティ)の受け取りは放棄する、
というスタンスは変えるつもりはないです。
ちなみに、ドワンゴからの着うた配信について
「事前連絡をいただければ検討する」という、
どちらかというと後ろ向きな言い方をした理由ですが、
現在のところ、当方の作詞した曲で唯一配信されている
「Blue Rose」( https://pc.dwango.jp/portals/music/297497 )の契約書が、
未だにこちらに届いていないからです。
「Blue Rose」については、配信元であるドワンゴにも、
コンポーザーであるKouhei氏(おっさんP)にも、
「利益の受け取りは放棄する」という方針は全く伝えていません。
なので、俺のところにも配分が入ってくる可能性があるのですが、
今もってドワンゴから契約書がKouhei氏の手元に届いたような
形跡がないようです。
(契約書が届いたのなら、俺のところにも連絡があるはずですが)
面倒な金の話をしなくて済むので、そういう現状は楽っちゃ楽ですが、
配信開始から1年以上経過しているのに今もって書類が来ないという
そのいい加減さから、俺はドワンゴを信用していません。
「本音を言えば『不可』としたい」とボヤいたのは、そういう理由です。
(それに「金イラネ」な話になったら、ドワンゴみたいな
「昔からのやりかた」に慣れきった会社は、ここぞとばかりに
他のクリエイターにも報酬を出し渋るでしょうし)
======
長々と書きましたが、とりあえず3行にまとめるなら
・いろんな意味で金を受け取れる立場じゃねぇ
・それに契約書読んだりするのめんどくせぇ
・自分の作品ぐらい自分で好きに使わせろ
ということです。
そしてもうひとつ。
・俺は金いらんけど、他の人にはちゃんと金が渡ってほしい
この気持ちは変わりません。
得るべき人が、正当な報酬を得られる、
そういう仕組みが、ちゃんと構築されてくれればいいと思います。
そしてできれば、俺みたいに
「報酬なんて別にいらない」という考え方も受け入れてもらえると、
その上でしかるべき人たちがちゃんと報酬を受け取れると、
──そういうシステムがいちばん理想なんですけどね。
https://simblo.net/u/2h37FP/post/24002
一部の項目で「対価の受け取りは放棄する」とした理由について説明します。
こちらの記事も、seesaaでの掲載は2010年6月2日。
初出は「VOCALOIDにゃっぽん」の外部公開日記…という点も同じです。
なお、記事内にある2ちゃんねる(当時)スレッドのURLは、
記事移植に際して「2ch」部分を「5ch」に置き換えています。
また、【理由3:作詞環境と良心の呵責】については、
2010年当時の作詞環境についての記載となっており、
現在は全く作業環境が異なるので、その点はご了承ください。
============
にゃっぽんの日記では以前にも書きましたが、俺は基本的に
「自分の書いた詞がコンテンツになって、
結果として対価が発生しても、受け取るつもりはないですよ」
というスタンスです。
「金もらえるならもらっときゃいいじゃん。
何キレイゴトぬかしてんの?」
と言われるであろうことは承知していますが、
なぜそういうスタンスなのか、改めてちゃんと説明したく。
俺が「金イラネ」と言っている理由は、以下の通りです。
======
【理由1:自分の作品のクオリティに対する疑念】
にゃっぽんの日記でも書いたけど、俺は自分の歌詞のクオリティに
そんな絶対的自信を持ってるわけじゃありません。
今でもやっぱり
「俺の詞より、あの人やこの人の方が全然クオリティ高い。
いくらCD売れたからって、俺が対価を素直に得ていいの?」
という気持ちがあります。
誰のこととは明示はしませんが、
俺より遥かにセンスの良い高品質な歌詞を書き、
ニコで何作も殿堂入りを果たしているような人なら、
存分に対価を得る権利もあるし、実際受け取るべきだと思う。
でも、俺の作品は、そういう人たちのレベルには到底届いていません。
ぶっちゃけ言えば「対価を受け取るに足るクオリティではない」。
自分ではそう思っています。
【理由2:成果物に対する投資額の違い】
コンポーザーさんは、各種ソフトや楽器など、
作曲にあたって様々なアイテムに多額の投資をしている人が多いと思います。
同様に絵師さんや動画師さんも、
ソフトや機材に投資をして作品を仕上げているはずです。
しかるに作詞はどうでしょう。
高価な自作PCを組む必要もなければ、専用のソフトが要るわけでもない。
まったく「それ用の投資」を必要としない上に、
敷居が低いから誰にでもできる活動です。
創作活動に対する対価というものは、そのための投資をした
人に対して、その投資に見合うだけの割合で還元されるべきだと思います。
そう考えると、何の投資もしていない俺が、
コンポーザーさんや絵師さん・動画師さんの得るべき対価を
(たとえ上澄み部分だけでも)かすめ取るようなことは
あってはならないと考えます。
【理由3:作詞環境と良心の呵責】
実は、ピアプロに歌詞が投稿できるようになって以降に
書きおろした詞の中で、自宅で(=自分の時間を割いて)書き上げたのは
「サクラアメ」( https://piapro.jp/t/BG4p )1本だけだったりします。
それ以外の詞は、全て職場で書き上げたものばかり。
(会社で取りかかる⇒自宅でちょっと追記⇒会社で完成、
っていうのも一部あるはありますが)
夜勤や休日出勤の最中に、アイドルタイムを利用して書いたり、
あるいは平日にも、仕事しているフリをしてこっそり書いてたりw
つまり、「自分の時間」ではなく、
「公人としての時間」をムダ使いして創作活動していうことになります。
言い換えれば、単なる「給料ドロボー」ということになるわけでw
(自慢にも何にもならないのは重々承知していますが…)
コンポーザーさんや絵師さんは、基本的に「自分の時間」を
きっちり使って作品を作っている人ばかりなわけですから、
成果物と、それに費やした時間に対する「正当な報酬」を受け取る権利があります。
翻って俺はどうでしょう。
「自分の時間」を割いていないのに、
そういう「正当な報酬」を受け取れるとは到底思えません。
他の人たちと同じように対価を得ることには後ろめたさを感じます。
【理由4:自分の作品が自分で自由に使えないのはイヤ】
真っ先に前提条件として「JASRAC等に権利が信託されるなら不可」
と書きましたが、これは別に「JASRACが嫌いだから」という理由ではありません。
権利を他者に信託し、手元から離してしまえば、当然のことながら
「自分の作品なのに自分で自由に使えない」という状況になるわけで。
ライナーノーツひとつ書くのにも、権利者団体の許可を得て
使用料を支払って…と、そんな手間はかけたくありません。
なので、対価は得られなくとも、著作権は手元に置いておきたいのです。
「自分の作品ぐらい自分で自由に使う権利は持っていたい」
ってのは、誰しもが思うことなんじゃないでしょうか。
【理由5:とにかく契約の話が面倒くさい】
CDにしろ、その他のコンテンツ形式にしろ、
話がまとまれば当然「契約書」というものが付随してくるでしょう。
ぶっちゃけ、それに目を通すのがすこぶる面倒くさいし、
そもそもそういう肩肘張った話をすること自体が面倒なんです。
目ェしばしばさせながら、契約書の細かい文字を読み込むヒマがあるなら、
その分少しでも作詞に時間を割きたい…というのが本音のひとつです。
【理由6:レーベルに買い叩きの口実を与えたくない】
2010年3月~4月のあたりで、
2ちゃんねる・YouTube板の「VOCALOID 議論隔離スレ」において
クリエイターへの利益還元についての話題が俎上にのぼったことがありました。
[一般流通CD⇒クリエイターへの利益還元]
VOCALOID 議論隔離スレ part152
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1267915987/136-
[カラオケ⇒クリエイターへの利益還元]
VOCALOID 議論隔離スレ part153
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1270809795/400-
同じ頃、そそそPのブログでもこんなエントリーが。
VL-SCRAMBLEに参加した理由
http://sososo.seesaa.net/article/144328211.html
その記事のコメントに対するレス
http://sososo.seesaa.net/article/144377205.html
以下少々引用します。
--ギロカクPart152から抜粋--
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1267915987/151
151 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2010/03/13(土) 00:47:53 ID:OBnEq9B90------
>>144
コンピCD企画でPを集める
↓
ロイヤリティ交渉をする
↓
ひとりのPが「面倒だからお金は要りません、勝手に使ってください」と言う
↓
○○Pが無償でいいというんだからお前らも従え、1人でも落ちたら企画自体無くす
↓
P全員がロイヤリティ破棄の憂き目に
こんな所だろう
十分予想できてた話だ
--そそそPブログから抜粋--
------
「産業」ということは、金銭が動くということです。
自分の作品を無価値であるとは考えていません。
ただ適正な価格は自分自身ではわかりません。
しかし安すぎてはいけないのです。絶対に。
デフレ化を生み出してしまうからです。
(中略)
価値あるものを作っても「あの人はゼロ円だからあなたもゼロ円で」と
それを常識化しては絶対にいけません。
俺の「金イラネ」というスタンスは、
まさにそそそPが危惧している「デフレ化を生み出す」考えに
他ならないでしょう。
そして、それをどんな相手にでも押し通してしまえば、
ギロカクPart152の>>151がゲスパーしたような結果が
その先に口を開けて俺(たち)を待ち構えることになります。
特に一般レーベル(わけてもEXIT TUNES)に対して
「俺は金要りませんから」と言えば、その先どういうことになるか。
以前、同じくYouTube板の「最底辺Pスレ」「辺境Pスレ」で
164氏(「shiningray」などのヒットでおなじみのボカロP)が
EXIT TUNESに対する不満を盛大にぶちまけていたことがありました。
最底辺スレのログは消してしまったので、
以下辺境スレのログから抜粋。
------
【VOCALOID】辺境Pの集う酒場 8マイリス目【とりあえず殿堂】
https://pc12.5ch.net/test/read.cgi/streaming/1255284983/536
536 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2009/10/25(日) 15:30:41 ID:cQUVrvXV0------
流れてきました。
お金とか数字辞めろっていうから空気よめないアホなぼくはミックス談話に混ざったつもりでした。
「やりすぎだ」っていわれるまで気づかず。
むこうでほんと迷惑かけてしまってほんとに反省してます。
ほんとに悩んでました、CDだして時期がきたらうpしてる曲消そうと思ってます。
あんなのもうぼくの曲じゃない。
欲しいのはお金とかじゃないんです、ただの奇麗事にとられるかもしれませんが。
ただCDって特別なもんだから、
例えば物書きさんが小説出版するみたいなもんで、
「レーベルからCDだせる」ってめちゃくちゃ嬉しいんです。
でもさすがにアルバム名を自分で決められないとは思わなかったし、
3部作とか聴いてないし、
203ロゴ入れてくれって言っても却下されるし、
supernovaに入る曲は自分のアルバムに入れられないし。
他にも言い出せばキリがないですが貰うお金ってタダ単に売り上げ云々じゃないのかって思って。
権利ごと売ってるのかと思って。
愚痴を残したくて残したくて勝手に選んだ場所があそこでした。
残ったものは「『自分の想い』を何ひとつ詰められなかったCD」。
コンポーザーのほんのちょっとのリクエストも汲んでくれないような
いい加減なレーベルに対して「俺金イラネ」なんて言えば、
そこから先、すべてのクリエイターが、
そそそPが危惧したように「買い叩かれて」しまうことになるでしょう。
大手だろうがインディーだろうが、
「これまでのやりかた」に慣れてきたレーベル連中が相手なら、
どのみちそういう結末しか見えません。
当初、一般流通CDへの収録を「基本的に不可」としたのは、
そういう理由からでした。
俺が「金なんていらない」ということで、
他のすべてのクリエイターが、受け取れるはずの対価を受け取れなくなる、
──そういう状況が発生するのがイヤだからです。
今は利益還元がほぼ皆無なカラオケにしたって、
今後クリエイターに報酬がわたるようになった時に、
なお「俺は報酬を放棄します」と言えば、
「あ、じゃ今まで通りタダでやっちゃっていいのね?」と
エクシング側に思わしむることにはならないだろうか、と
不安を持たざるをえません。
その点で、現在のところ唯一安心できるのが、KarenTレーベルです。
ゴゼン氏の配信アルバム『15 a.m.』に、
俺が作詞した曲「あした」が収録されていますが、
https://karent.jp/album/22
このアルバム配信にあたり、俺はゴゼン氏に
「俺の取り分は、受け取りを全部放棄します。
配信で発生した利益は、ゴゼン氏の総取りにしてください」
と伝えました。
その結果、俺のところには契約書も何も回ってきていません。
しかしその後、これが元でクリプトンがクリエイターを
買い叩くような事態は発生していないようなので
(そんなことになっていたら、他のPが声を大にして告発するはず)、
クリプトンは、俺みたいなひねくれた考えの人間がいようとも、
それに引っ張られることなく、ちゃんとクリエイターに
利益を還元してくれているのだな、と想像しています。
だから今後も、KarenTレーベルからの配信については
基本許可の方針でいくつもりです。
また、KarenT以外の一般流通CDの場合でも、
クリプトンの主導による企画であることが判断できる場合には、
許可させていただくことになるかと思います。
(改訂版の歌詞使用条件・項番 2-2) において、
「レーベルを見て判断する」と書いたのは、そういう理由です)
いずれにせよ、報酬(金銭によるロイヤリティ)の受け取りは放棄する、
というスタンスは変えるつもりはないです。
ちなみに、ドワンゴからの着うた配信について
「事前連絡をいただければ検討する」という、
どちらかというと後ろ向きな言い方をした理由ですが、
現在のところ、当方の作詞した曲で唯一配信されている
「Blue Rose」( https://pc.dwango.jp/portals/music/297497 )の契約書が、
未だにこちらに届いていないからです。
「Blue Rose」については、配信元であるドワンゴにも、
コンポーザーであるKouhei氏(おっさんP)にも、
「利益の受け取りは放棄する」という方針は全く伝えていません。
なので、俺のところにも配分が入ってくる可能性があるのですが、
今もってドワンゴから契約書がKouhei氏の手元に届いたような
形跡がないようです。
(契約書が届いたのなら、俺のところにも連絡があるはずですが)
面倒な金の話をしなくて済むので、そういう現状は楽っちゃ楽ですが、
配信開始から1年以上経過しているのに今もって書類が来ないという
そのいい加減さから、俺はドワンゴを信用していません。
「本音を言えば『不可』としたい」とボヤいたのは、そういう理由です。
(それに「金イラネ」な話になったら、ドワンゴみたいな
「昔からのやりかた」に慣れきった会社は、ここぞとばかりに
他のクリエイターにも報酬を出し渋るでしょうし)
======
長々と書きましたが、とりあえず3行にまとめるなら
・いろんな意味で金を受け取れる立場じゃねぇ
・それに契約書読んだりするのめんどくせぇ
・自分の作品ぐらい自分で好きに使わせろ
ということです。
そしてもうひとつ。
・俺は金いらんけど、他の人にはちゃんと金が渡ってほしい
この気持ちは変わりません。
得るべき人が、正当な報酬を得られる、
そういう仕組みが、ちゃんと構築されてくれればいいと思います。
そしてできれば、俺みたいに
「報酬なんて別にいらない」という考え方も受け入れてもらえると、
その上でしかるべき人たちがちゃんと報酬を受け取れると、
──そういうシステムがいちばん理想なんですけどね。
カンザワマコトと申します。
ボカロ界隈でひっそり活動する作詞家モドキ(最近はほぼ休業中w)。
本業は昼だけ働くタクシードライバー🚕
ひとつよしなに。
プロフ超詳細はタイッツーのプロフページからドゾー。
https://taittsuu.com/users/mak_kanzawa/profiles
アイコンは、片依さんの「タイッツーアイコン…
ボカロ界隈でひっそり活動する作詞家モドキ(最近はほぼ休業中w)。
本業は昼だけ働くタクシードライバー🚕
ひとつよしなに。
プロフ超詳細はタイッツーのプロフページからドゾー。
https://taittsuu.com/users/mak_kanzawa/profiles
アイコンは、片依さんの「タイッツーアイコン…
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