🐤鳥（沈璃）は、行雲のことを少しずつ知る。行雲の顔を間近に見て、「英俊（かっこいい）」と口にする。興味、関心はやがてその人への思いに変わるのだ。

🐤行雲は、鳥（沈璃）が、肉を食べたいと言い、お金のない行雲のために、術でお金を得ようとして失敗しているのを見て、肉を手に入れようとする。やさしい。

🐤はじめは自分だけで市に行こうとしていたが、鳥（沈璃）が、一緒に行く、と言う。離れると危ないから紐をつけていこうか、と提案すると、それは失礼だ、抱いていけ、と鳥（沈璃）のほうが言う。やさしく抱いて、出かける。はじめてのデート。

🐤市では、2人で人形芝居を見る。とても楽しそう。行雲は、感情を強く出すわけではないが、第2集では、楽しそうな、うれしそうな顔を見せてくれる。

🐤行雲は、鳥の頭をちょんちょんと触る。鳥は触られるのはいやがるが、行雲は羽や頭を触ろう、なでようとする。かわいいと思っている。

🐤守り、守られる。沈璃は、誰かに守られるのははじめてだろう。鳥の自分を「大丈夫、私が守る」と言う行雲に感動し、喜びを感じている。一方、雲娘の家の庭では、死者である軍人から、自分が、行雲を守ろうとする。

🐤雲娘の家の庭で、行雲が石を並べて「陣」を敷くと、沈璃は自分の姿を取り戻す。服を貸して、わかった、と脱いだ行雲の上衣をはおっただけで、結っていない自然な髪に、裸足。飾りのなにもない姿は美しく、凛々しい。行雲も少し感動している。上衣を脱いで白い中衣の行雲もきれいだ。

🐤15年ぶりの、夫婦の再会を見守る2人。お互いをとても愛している夫婦が、いっしょにいながら、うまく互いを認識できず、苦しんでいた。このときの行雲には、若々しさもある。感じるところがあるとわかる表情がいい。