「令和の米騒動」というトピックキーワードを見かけた。
そういう私も米のストックが無くなりかけだったので、スーパーに買い物に行って米売り場に行き、スッカラカンの棚を見て、唖然呆然。
すぐに動ける範囲の他のスーパーやドラッグストア、ホームセンターを見て回るけれど、本当になくて。
その夜、通販サイトを見て回ってなんとか確保しました。

私の食生活では米が主食。
パンや麺も食べなくはないけれど、やはり米。
米がないと不安になる。

今回の米不足は、タイミングが色々重なったのはあると思う。
今年収穫する新米の確保に動き始めて、昨年収穫の米の仕入れがなくなってくるのも7月～8月なんだろうと想像できる。
そこに8月8日の日向灘でのマグニチュード7.1の地震があって「南海トラフ地震」の注意情報が出て、地震への備えに動いた人も多くいただろう。

それ以前から、連日の猛暑で野菜だけでなく稲にも影響が出ている話もあった。
8月上旬頃は、まだ今年の米の収穫量がどうなのかが報道でほとんど言われず、不安と推測で、米がなくなるかもという情報が先行したような気がしないでもない。

この不安さを煽ったのが、テレビというマスメディア。

映像というのはやはりインパクトがある。
米売り場が空っぽな映像ばかり垂れ流されれば、見た人や見た人から聞いた人は「米がない」と認識しても仕方ない。
繰り返し、繰り返し、米がない映像を見せる軽い洗脳だと思ってしまう。
他の映像でもそうだけどさ。
そうやって、不安をどんどん煽って、一気にスーパー等の仕入れが追いつかないほど買われて、店頭から米が消えたとも思う。

実はネットを見て回っていたら、米があるところと、買い占めによって供給が追いつかなくてないところが発生してて、私の居住区は後者に該当。
日本に住む全員が通販ができるわけでもないので、確保できない人が発生してしまっている状況に陥っている。

一昨日だったかな。NHKで「今年の米の収穫量は平年並みだから買い占め早めましょう」的なことを言てくれたが、遅い！と思ってしまった。しかし、米の収穫量の予測がでたのがここ数日だとしたら言えなかったのかもしれない。
とにかく、NHKは買い占め止め止めて、日常の範囲の購入と言ってくれたのはありがたかったが、その後も民法の番組、とくに昼の情報番組は、やっぱり空っぽの売り場の映像を繰り返し流すから、不安を煽り続けてくる。
どの番組だったかウロ覚えだが、米売り場に米があるのに、カメラを走らせ、わざわざない部分だけフォーカス。そこだけ繰り返し、。そこだけズームアップ。
おーい、カメラが走ったときに20kgか30kgの大袋の米が山のように積まれていたのを見せて、「あるところにはあるんです」と見せんかー！　って思った。
または、わざざわ「ない」店に行っている。

報道される情報ってこういう風に「切り取り」だ。
切り取る部分で世間を誘導することだってできてしまう。とても怖いと思う。

実はテレビだけでなく、ありとあらゆるマスメディア・報道は、世の中に発生する膨大な事件事故等の一部しか報道されていなくて、それだって「切り取り」と言ったらそれまで。

インターネットがなかった時代は、報道による国民の洗脳はもっとあったのは歴史でうかがえることだったりもする。第二次世界大戦時の日本とかね…。

長々と書いたけど、知った情報が切り取られた一部だったりすることはたくさんあって、身近なものでいえばネットニュースの「タイトル」。
ネットニュースの記事ですら、事実の一部の切り取りで、わかりやすい例でいうと、著名人の発言の一部だけが記事化されるなんてこともしばしばどころか、ほぼ全部そうだよなって思う。

人もさ、知っているようで知らない面はあるもので。

情報だけじゃなく、何もかもの、すべてを知ることなんてできないんだよね。

情報は切り取られた一部だと認識して接するのが大事だよな～ってボヤキたくなったのでした。
とりとめなくてごめんね～