2024年4月29日に今年通算100冊読破したので振り返る
公開 2024/04/29 23:30
最終更新
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数日に一回はブログを更新して来たるべきエッセイZINEのネタにしよう! と思っていたら、普通に1ヶ月近く何もせずにいた……。Twitterは見ての通り元気に毎日ツイートしてるので、本当に「長文を書く体力」が落ちてるなぁと実感する。5月からは……ちゃんとやります……。
今年は映画観る気が本当に起きなくて空き時間はずっと本を読んでいる。そのため、例年を超えるハイペースで通算100冊読破した。その記録を見返しながら、この4ヶ月を振り返りたいと思う。
シンプルブログは写真載せる手続きが面倒なので100冊のリストが見たい人は以下のツイートを見てください。
https://twitter.com/lyrical_otoca/status/1784577359737426348?t=jFtyzJHNp3XjXV84LwpupQ&s=19
今年初読破本は武田百合子「富士日記(下)」(中公文庫)だった。「富士日記」については武田百合子に感想読まれたら車で轢かれそうなことしか書いてないんだが、正直この本を読み終わった時は「やっと終わった……」という開放感が大きかった。正直今ならもっと面白い日記本出てると思う。
序盤のリストを見返しているとエッセイや薄めのZINEを中心に読んでるのが露骨に出てる。休職明けて仕事が始まったからか、疲れない本を無意識に選んでるなぁと今振り返ると気づく。
この「読破が楽な本ばかり読んでる」ことは2月末辺りに気づいて、それからは人文書等の硬派な本→エッセイ系の柔らかい本→小説→雑誌というルーティンで読むようになった。リストから見るに大体40冊読破辺りでこのルーティンを採用している。
それからも正直仕事が暇で手が空いた時は本を読めたのもあってそこまで読破ペースは落ちなかった印象。
読破した100冊の中からオススメ5冊を選ぶと以下になります。
1.佐々木敦「ニッポンの思想」(ちくま文庫)
これはニッポンの思想を体系的に知りたいなら読んで損はない通り越して読まないと損って言えるレベルの名著。私は日本史がガチで駄目なんだけど日本史苦手勢にもわかりやすく書いてくれている。難解な哲学書をかなりわかりやすく解説してくれているので入門書に最適。
2.早乙女ぐりこ「速く、ぐりこ! もっと速く!」(百万年書房)
フィクションのようなノンフィクション。かなり内面の開示がされているので本当に実体験なのか疑う人が出てもおかしくないけど実体験。露悪的な某タワマン小説読むよりこれを読んだ方がいい。大人の恋愛のもつれが出てくるのに文章が上手いので下品さがないのがとても良い。
3.大前粟生「チワワ・シンドローム」(文藝春秋)
現代を切り取った小説。誰でも発信者になることが出来る社会になったことで、「弱さ」をインターネットで可視化できるようになり「弱さ」がある種の強さに転換される社会の歪みが描かれていつつも、インターネットで言われがちな持ち上げられている(ように見える)「弱者」への僻みの目線がなくて良かった。
4.大崎清夏「試運転日記」(twililight)
詩人が書いた日記本。とにかく文章が上手い。記されてる出来事自体は何気ない事だけど文章がうますぎて「文芸」になっている。日記本を色々な人が出すようになったけど、正直この日記本は頭一つ抜けてクオリティが高い。この日記本読むと日記本出す気力がなくなるのが難点。
5.今村夏子「とんこつQ&A」(講談社)
猟奇表現も露悪的な人物も出てこないのにホラーになってる小説。とにかくどこか歪な人を描くのがうますぎる。やりすぎると今氾濫してる露悪的な品のない創作物になるところをギリギリのバランスで描いてるから、下品さがなくてとても良い。読後感はあんまり良くない(「悪い」ではなく「あんまり良くない」が適切)ので、元気な時に読んでほしい。
今年は映画観る気が本当に起きなくて空き時間はずっと本を読んでいる。そのため、例年を超えるハイペースで通算100冊読破した。その記録を見返しながら、この4ヶ月を振り返りたいと思う。
シンプルブログは写真載せる手続きが面倒なので100冊のリストが見たい人は以下のツイートを見てください。
https://twitter.com/lyrical_otoca/status/1784577359737426348?t=jFtyzJHNp3XjXV84LwpupQ&s=19
今年初読破本は武田百合子「富士日記(下)」(中公文庫)だった。「富士日記」については武田百合子に感想読まれたら車で轢かれそうなことしか書いてないんだが、正直この本を読み終わった時は「やっと終わった……」という開放感が大きかった。正直今ならもっと面白い日記本出てると思う。
序盤のリストを見返しているとエッセイや薄めのZINEを中心に読んでるのが露骨に出てる。休職明けて仕事が始まったからか、疲れない本を無意識に選んでるなぁと今振り返ると気づく。
この「読破が楽な本ばかり読んでる」ことは2月末辺りに気づいて、それからは人文書等の硬派な本→エッセイ系の柔らかい本→小説→雑誌というルーティンで読むようになった。リストから見るに大体40冊読破辺りでこのルーティンを採用している。
それからも正直仕事が暇で手が空いた時は本を読めたのもあってそこまで読破ペースは落ちなかった印象。
読破した100冊の中からオススメ5冊を選ぶと以下になります。
1.佐々木敦「ニッポンの思想」(ちくま文庫)
これはニッポンの思想を体系的に知りたいなら読んで損はない通り越して読まないと損って言えるレベルの名著。私は日本史がガチで駄目なんだけど日本史苦手勢にもわかりやすく書いてくれている。難解な哲学書をかなりわかりやすく解説してくれているので入門書に最適。
2.早乙女ぐりこ「速く、ぐりこ! もっと速く!」(百万年書房)
フィクションのようなノンフィクション。かなり内面の開示がされているので本当に実体験なのか疑う人が出てもおかしくないけど実体験。露悪的な某タワマン小説読むよりこれを読んだ方がいい。大人の恋愛のもつれが出てくるのに文章が上手いので下品さがないのがとても良い。
3.大前粟生「チワワ・シンドローム」(文藝春秋)
現代を切り取った小説。誰でも発信者になることが出来る社会になったことで、「弱さ」をインターネットで可視化できるようになり「弱さ」がある種の強さに転換される社会の歪みが描かれていつつも、インターネットで言われがちな持ち上げられている(ように見える)「弱者」への僻みの目線がなくて良かった。
4.大崎清夏「試運転日記」(twililight)
詩人が書いた日記本。とにかく文章が上手い。記されてる出来事自体は何気ない事だけど文章がうますぎて「文芸」になっている。日記本を色々な人が出すようになったけど、正直この日記本は頭一つ抜けてクオリティが高い。この日記本読むと日記本出す気力がなくなるのが難点。
5.今村夏子「とんこつQ&A」(講談社)
猟奇表現も露悪的な人物も出てこないのにホラーになってる小説。とにかくどこか歪な人を描くのがうますぎる。やりすぎると今氾濫してる露悪的な品のない創作物になるところをギリギリのバランスで描いてるから、下品さがなくてとても良い。読後感はあんまり良くない(「悪い」ではなく「あんまり良くない」が適切)ので、元気な時に読んでほしい。
