THE EGOIST
公開 2025/05/18 15:38
最終更新
2025/05/21 11:49
趣味であるGoogleマップの徘徊中に、気になる川を見つけた。
気になるというのはもちろん釣り人視点での話であって、今回はいかにもナマズがいそうな、いわゆる用水路。
景色が良い訳でも無ければ、釣りの狙いもバスや雷魚でもなく、ナマズ。
うんうん。ちゃんと水田に繋がっているし、毎年夏には水位が上がって濁りも入るようだ。足場も水面に近そうだし、全体的に悪くなさそう。
ストリートビューでは事前にその場所の様々な時期の様子がうかがえるのが、非常に便利だ。
たまたま写っている最新のビューが冬に撮影されていた場合、草花も枯れ死んだような寂しいドブ川に見えるところが、『他の日付を見る機能』で夏場にタイムスリップしてみると、とたんにワイルドで生命感あふれる魅惑のクリークに見違えたりする。
よし。行こう。
自宅から二駅となりへ移動してシェアサイクルをレンタルし、マップのピンを目指す。

道中、魅力的に見えるポイントは他にもたくさんあるが、全スルー。今回は確固たる目的地があるのだ。

野良猫、カワウ、アオサギ、カワセミ、我が国の国鳥キジさえ無視して突き進む。
こんなにも『見てこないニンゲン』がいたものかと、逆にあっちが驚いているだろう。

ああ、最高だ。これだよやっぱり。

絶望的殺風景。
あぜ道、水路、関東平野にべったりと張り付く広大な水田の向こうを走る面倒くさい幹線道路。
そうそう、これ。こんな世界で釣りをしながら育ったんだった。今のホームタウンにこんな環境はない。
かくして無事、お目当ての水路に到着。

良い汚さじゃあないか。
上手は水門と落差工になっており、大きめの河川に流れ込むこの水路の魚止めポイントらしく、遡上したコイ達が背中を見せてうねっている。
道路から岸(と言うには不安定過ぎる足場)に降りて準備しているだけで、同時に五箇所くらいヤブカに吸血されていくのがリアルタイムで認識できる。
そういえば『釣り』ってこうだったなあ……などとストリートビューでは味わえないリスク隣り合わせのスリルや手足の痛痒さを堪能しながら、何年ぶりかに使う『ヘドン クレイジークローラー』をキャスト&リトリーブ。

たまにコイの背ビレに引っかかって焦る。
先日兄にもらったロッドの調子に慣れてくるまで、ミスを繰り返しながら投げまくる。
う〜ん、少し流れがキツいかな。

比較的緩そうな下手にあるブッシュ周りにキャスト……あれ、着水したルアーが浮いてこない?
と思った瞬間、ラインが横に走る。
必死の巻き合わせ(の間もなくすでに掛かっていた感じがある)。
「ウソでしょ? コイ?」
思わず声に出してしまう。
短期戦の末、抜き上げた。


ルアーフィッシングっておかしくて、
偽物のエサを操り、魚を騙す。
↓
生きるために必死な魚が、それに食いつく。
そんな構図なのに、
釣った本人は『釣られてくれた』とか『信じてくれた』な〜んて、
自分とその魚との間に信頼関係とも似て非なる、何とも形容しがたい『繋がり』みたいなものを感じてしまうのだ。
まあそれが、ルアーフィッシング……特に『食べられない釣り』唯一の喜びなのかもしれないけど。

その後、念のため水門のさらに上流を最果てまでチェックしたり、また戻ってきて投げてみたりもしたけど、ついにヤブカの猛攻に耐え切れず退散。
マップ上での場所探しからターゲットの一本をランディングするまで数時間。ここ数年の釣行の体たらくからは想像もつかないスピード感。大いに満足。
なんとか釣れたからこのボリュームで日記にできたけど、ボウズだったら三行だったねこれは。
気になるというのはもちろん釣り人視点での話であって、今回はいかにもナマズがいそうな、いわゆる用水路。
景色が良い訳でも無ければ、釣りの狙いもバスや雷魚でもなく、ナマズ。
うんうん。ちゃんと水田に繋がっているし、毎年夏には水位が上がって濁りも入るようだ。足場も水面に近そうだし、全体的に悪くなさそう。
ストリートビューでは事前にその場所の様々な時期の様子がうかがえるのが、非常に便利だ。
たまたま写っている最新のビューが冬に撮影されていた場合、草花も枯れ死んだような寂しいドブ川に見えるところが、『他の日付を見る機能』で夏場にタイムスリップしてみると、とたんにワイルドで生命感あふれる魅惑のクリークに見違えたりする。
よし。行こう。
自宅から二駅となりへ移動してシェアサイクルをレンタルし、マップのピンを目指す。

道中、魅力的に見えるポイントは他にもたくさんあるが、全スルー。今回は確固たる目的地があるのだ。

野良猫、カワウ、アオサギ、カワセミ、我が国の国鳥キジさえ無視して突き進む。
こんなにも『見てこないニンゲン』がいたものかと、逆にあっちが驚いているだろう。

ああ、最高だ。これだよやっぱり。

絶望的殺風景。
あぜ道、水路、関東平野にべったりと張り付く広大な水田の向こうを走る面倒くさい幹線道路。
そうそう、これ。こんな世界で釣りをしながら育ったんだった。今のホームタウンにこんな環境はない。
かくして無事、お目当ての水路に到着。

良い汚さじゃあないか。
上手は水門と落差工になっており、大きめの河川に流れ込むこの水路の魚止めポイントらしく、遡上したコイ達が背中を見せてうねっている。
道路から岸(と言うには不安定過ぎる足場)に降りて準備しているだけで、同時に五箇所くらいヤブカに吸血されていくのがリアルタイムで認識できる。
そういえば『釣り』ってこうだったなあ……などとストリートビューでは味わえないリスク隣り合わせのスリルや手足の痛痒さを堪能しながら、何年ぶりかに使う『ヘドン クレイジークローラー』をキャスト&リトリーブ。

たまにコイの背ビレに引っかかって焦る。
先日兄にもらったロッドの調子に慣れてくるまで、ミスを繰り返しながら投げまくる。
う〜ん、少し流れがキツいかな。

比較的緩そうな下手にあるブッシュ周りにキャスト……あれ、着水したルアーが浮いてこない?
と思った瞬間、ラインが横に走る。
必死の巻き合わせ(の間もなくすでに掛かっていた感じがある)。
「ウソでしょ? コイ?」
思わず声に出してしまう。
短期戦の末、抜き上げた。


ルアーフィッシングっておかしくて、
偽物のエサを操り、魚を騙す。
↓
生きるために必死な魚が、それに食いつく。
そんな構図なのに、
釣った本人は『釣られてくれた』とか『信じてくれた』な〜んて、
自分とその魚との間に信頼関係とも似て非なる、何とも形容しがたい『繋がり』みたいなものを感じてしまうのだ。
まあそれが、ルアーフィッシング……特に『食べられない釣り』唯一の喜びなのかもしれないけど。

その後、念のため水門のさらに上流を最果てまでチェックしたり、また戻ってきて投げてみたりもしたけど、ついにヤブカの猛攻に耐え切れず退散。
マップ上での場所探しからターゲットの一本をランディングするまで数時間。ここ数年の釣行の体たらくからは想像もつかないスピード感。大いに満足。
なんとか釣れたからこのボリュームで日記にできたけど、ボウズだったら三行だったねこれは。
