春!
公開 2024/02/11 18:41
最終更新
2024/02/12 03:34
春といえば出会いの季節。
出会いといったら、やっぱりオバケの話じゃないですか。
……まあまあ。いったん想像してみてくださいよ。
出会ったばかりの人に対して……、
私生活を詮索するような質問攻め、不用意な恋愛話、空気の読めない下ネタ、政治、宗教……。
どこに地雷が埋まっているかわからない未開の地。
このご時世、他愛もない『雑談』こそ、うかつに踏み込む事はできませんよね。
コミュニケーション能力に著しい欠陥のある僕のような人間はなおさらどうすれば良いのか……。
そう!
オバケの話こそがちょ〜うど良いんですよね〜これが!!!!
普通に趣味の話で良くない? って思うかもしれないけど、
それで『人狼』とでも言われてごらんなさい。
弾みます? 膨らみます?
僕にゃあ無理です。
そこはやっぱ、オバケの話でしょ。
先輩と肝試しに行った時に――
実は霊感があって――
学生時代にサークル棟で――
怖かった、悲しかった、面白かった……。
その人の持つ『怖い話』を聞くと、性格、趣味嗜好、交友関係、倫理観、とりまく環境など……いわゆる『人となり』のようなものが、直接的に踏み込まずしてうっすらと見えてくるのです。
さらに、怖い話をすると『語り手』と『聞き手』の間に無意識の共犯関係が生まれます。
語る方は、そのエピソードをすでに何度か他人に披露している場合が多いので、相手をちゃんと怖がらせるためにスムーズかつ伝わりやすく話してくれるし、
聞く方もその情景をなるべくリアルに思い浮かべようと集中します。
なにしろオバケとか心霊の話ですから。
聞き手の僕らがそれぞれの脳内ライブラリをいくら漁ったって一致するデータがあるはずもありません。
だから、とにかく想像力を働かせるし、話の細かいディテールを欲してのめり込むし、結果、この怖い話がちゃんと『成功』するように=自分が怖がれるように盛り上げようとしてしまう。
その瞬間その場に、ある種のグルーヴができるのです。
そこではあらゆるボーダーも意味を成しません。
どうですか。こんなに便利なテーマ、他にあります?
いつの間にか二人には共通言語ができています。次会った時にはもう『あの話』で分かり合えてしまいます。
しかもそれが『オバケの話』だなんてちょっとだけダークでなんか良いじゃないですか。
ちなみに、
万が一、最初に「霊なんて見た事もなければ信じてもいない」と言い切られたら、それはそれでめいっぱい舵を切ってそういう方向に進路転換すれば良いのです。
UFOとか都市伝説とか占いとか事故物件とかヒトの怖い話とかいくらでも分岐はあるのでまあそこはそれなりになんとか気をつけて頑張ってくださいね。
出会いといったら、やっぱりオバケの話じゃないですか。
……まあまあ。いったん想像してみてくださいよ。
出会ったばかりの人に対して……、
私生活を詮索するような質問攻め、不用意な恋愛話、空気の読めない下ネタ、政治、宗教……。
どこに地雷が埋まっているかわからない未開の地。
このご時世、他愛もない『雑談』こそ、うかつに踏み込む事はできませんよね。
コミュニケーション能力に著しい欠陥のある僕のような人間はなおさらどうすれば良いのか……。
そう!
オバケの話こそがちょ〜うど良いんですよね〜これが!!!!
普通に趣味の話で良くない? って思うかもしれないけど、
それで『人狼』とでも言われてごらんなさい。
弾みます? 膨らみます?
僕にゃあ無理です。
そこはやっぱ、オバケの話でしょ。
先輩と肝試しに行った時に――
実は霊感があって――
学生時代にサークル棟で――
怖かった、悲しかった、面白かった……。
その人の持つ『怖い話』を聞くと、性格、趣味嗜好、交友関係、倫理観、とりまく環境など……いわゆる『人となり』のようなものが、直接的に踏み込まずしてうっすらと見えてくるのです。
さらに、怖い話をすると『語り手』と『聞き手』の間に無意識の共犯関係が生まれます。
語る方は、そのエピソードをすでに何度か他人に披露している場合が多いので、相手をちゃんと怖がらせるためにスムーズかつ伝わりやすく話してくれるし、
聞く方もその情景をなるべくリアルに思い浮かべようと集中します。
なにしろオバケとか心霊の話ですから。
聞き手の僕らがそれぞれの脳内ライブラリをいくら漁ったって一致するデータがあるはずもありません。
だから、とにかく想像力を働かせるし、話の細かいディテールを欲してのめり込むし、結果、この怖い話がちゃんと『成功』するように=自分が怖がれるように盛り上げようとしてしまう。
その瞬間その場に、ある種のグルーヴができるのです。
そこではあらゆるボーダーも意味を成しません。
どうですか。こんなに便利なテーマ、他にあります?
いつの間にか二人には共通言語ができています。次会った時にはもう『あの話』で分かり合えてしまいます。
しかもそれが『オバケの話』だなんてちょっとだけダークでなんか良いじゃないですか。
ちなみに、
万が一、最初に「霊なんて見た事もなければ信じてもいない」と言い切られたら、それはそれでめいっぱい舵を切ってそういう方向に進路転換すれば良いのです。
UFOとか都市伝説とか占いとか事故物件とかヒトの怖い話とかいくらでも分岐はあるのでまあそこはそれなりになんとか気をつけて頑張ってくださいね。
