〇〇邸の怪
公開 2026/04/03 12:28
最終更新
2026/04/03 12:36

十数年前の話
とある企業が定期的なパーティを女性社長宅で催していた。
(細かい描写はバレるといけないので割愛します。)
特に参加費など無く、知り合いの企業様なので僕はたま〜に顔を出していた。
そこでパーティを主催している企業様の会長とよく飲んでいた。
会長はすごくダンディでスラっとしていて格好が良くて気さくだった。
そんな会長が言っていた。
「実は〇〇の旧邸宅を購入したんだよ。」
(〇〇とは、誰でも知ってるような歴史的偉人です。)
「〇〇の!凄いですね!」
「すごく良いんだけど、泊まるとラップ音って言うの?夜中に物音がうるさくて…なんか怒っている気がするんだよね。」
「古い邸宅ですからねw」
「まだまだ僕がこの邸宅に見合う人物になれて居ないからだよ。この邸宅に相応しい人物になれる様にもっと精進しないとなw」
などと興味深い話をしてきた。
さすが会長だ、この歳になっても上を目指そうとする姿勢に感銘をうけた記憶がある。
その後、会長が消えた。
実は皆に会長と言われてた人物は、会長では無かった。
この企業の女性社長のヒモだったらしい。
面白がって社員などから"会長"と言うあだ名を付けられていた人だった。
"会長"が消えてから知らされた。
"会長"は次の女性を見つけて出て行ってしまったらしい。
(その他にも色々とやらかしていたらしい。)
程なくして定期的なパーティは開催されなくなった。
あとから思うと、そりゃヒモが購入したら〇〇の邸宅も怒るなと思った。
