降ってきたモノ
公開 2025/11/19 07:23
最終更新
2025/11/19 07:31

専門学校に通っていた頃
某居酒屋でアルバイトしていた。
居酒屋のアルバイトを選んだ理由は不眠症になってしまったからだ。
夜中眠れず悶々としていると精神衛生状良くないと自分なりに判断したからだ。
なので深夜から朝にかけてのシフトがある店にした。
積極的に深夜のシフトを入れて貰っていた。
料理も接客も嫌いじゃ無かったし、なにより職場の人達も癖が強めだったが皆仲良くて楽しく働けた。
半年程たったら疲れ果てて不眠症も気づいたら治っていた。
いつもの様に朝の5時過ぎに店が終わりバイトと社員さん合わせて5人位で楽しく話しながら駅に向かった。
居酒屋のある通りは道幅が6メートル位あり車が2台は通れる広さだった。
左右雑居ビルに囲まれていた。
なんて事はない良くある道だ。
まだ早朝なので自分達以外は誰も歩いていなかった。
もう何の話しをしていたか忘れてしまったが、テンション高めだった。
「危ねェ!!」
アルバイトのE君が叫んだ瞬間
何かが落ちてきた。
ビシャッ!!
液体がアスファルトに叩き付けられた音がした。
皆の数歩先に水が落ちて来た。
だいたい小さなバケツ半分くらいの量だった。
えっ?って感じに皆の動きが止まった。
誰が狙ったのか左右の雑居ビルの上の階を見渡した。
誰も居る気配はしなかった。
そもそも商業地区なので住んでいる人は殆ど居ない所だ。
「なんだコレ?」
E君が落ちて来た水分に近寄った。
「うわっ!汚ねェ!これ小便だ!」
それは大量のオシッコだった。
僕達に向かってか解らないが
一体誰が大量のオシッコを外に投げ捨てたのだろう?
(それまで大量のオシッコを溜めて所持していたのか?)
もしくは大量のオシッコをする動物(鳥)が存在するのか?
皆で色々考察をしたが納得できる答えは出て来なかった。
どちらにせよ誰もオシッコに当たらなくて良かったと今でも思う。
地味に普通の恐怖体験より怖く感じた。
