ホームレスが食べていたモノ
公開 2026/01/02 14:48
最終更新
2026/01/02 14:57

昔、ゲーム会社に勤めていた頃
同期の女性社員Hさんが青ざめた顔で話した。
ゲーム会社だったので開発製品のアップの時期は会社に泊まりになる事がよくあった。
今思えば、かなりブラックだ。
その日も泊まりでデバッグやら細かい直しをして帰りが朝になってしまった。
Hさんは会社の最寄り駅はK駅だったが、朝日が気持ち良かったので隣のR駅まで散歩がてら歩いて帰る事にした。
燃えるゴミの日だったのか、沢山ゴミ袋があちらこちらに出してあった。
そのゴミ置き場の一つが目の端でモゾモゾと動いていた。
気になったのて視線を向けてしまった。
モゾモゾと動いていたのはゴミを漁っているホームレスだった。
爽やかな朝に嫌なモノを見てしまったと視線を外そうとした時、ホームレスが振り返った。
ホームレスは60歳位の男性で顔の下半分と服の胸辺りを真っ赤に汚していた。
Hさんはそれが血だと直ぐに理解した。
ホームレスの傍らに血まみれの犬の死体らしきモノが横たわっていた。
犬と思ったのは首輪が付いていたからだ。
内臓みたいなモノが沢山出ていて、なんだかよく解らない物体になっていた。
ホームレスは何かを言いながらHさんの方へ動こうとしはじめた。
Hさんは気付いたら全力でR駅まで走っていた。
もう二度と会社からR駅まで歩かないと言っていた。
R駅周辺は昔から変な噂をよく聞く所だったが、最寄りのK駅は純粋に治安の悪い駅なのでHさんはその後K駅でも嫌な思いをする事になった。
それはオカルトの話じゃないので割愛する。
