1/72スケール Ⅲ号人型重機 I型(標準型) 組立説明書
公開 2024/04/07 08:35
最終更新
2024/06/06 21:14

塗装例
本製品は未塗装品でフィギュアやベースはその他は付属しておりません。
はじめに #
cavico様より同スケールのプラキットが発売されているにも関わらず、発売にご快諾いただきましたmars1941様(Twitter:@kampfriesenmars)様をはじめ、リターン品~発売に携わったすべての方々、このモデルを作るきっかけとなった人型重機プラキットクラウドファンディングにご支援された方々、製作・発売・販売・購入に携わったすべての方々に感謝致します。Ⅲ号人型重機(I型)について #
1930年代、日本はドイツに人型重機の青図を提供し、オーダーした「Ⅲ号人型重機」を受け取りました。その機体を佐野工廠で解析し、並行して設計、量産が開始されたⅣ号I型の技術をフィードバックし開発されたのがⅢ号I型です。Ⅳ号より強靭な脚部を備えたⅢ号は、当時の戦況を加味し陸上運用に特化され水密気密機構はオプションに、水中潜航能力は廃止されましたが代わりにエンジンを強化、ドイツよりバックオーダーを抱える程、運動性能は向上しています。戦後も汎用作業重機として様々な現場でⅣ号と共に活躍して日本の高度成長に貢献しました。1960年代に採用された特殊原動機はⅢ号I型にも搭載可能で、現在も自衛隊、レスキュー隊、消防、警察などで活躍しています。Ⅲ号人型重機(A/B型)との相違点
・カメラアイのバイザーを廃止
・水密・気密機能(オプション)
・水中潜航機構廃止、潜航システムと旧エンジン部に防水防塵シャッター付き強化エンジンを搭載
・本体フレーム(肩の梁部分)後部70mm接続システムにより背面装備変更が可能
・前腕部に100mm接続システム内蔵
・腹部ウインチユニット部も100mm接続システムで接続 別装置と交換も可能
特殊原動機について
1900年代後半は石油が枯渇する危機が何度もあり、原動機の改良は急務でした。ヒヒイロカネ採掘現場より稀に採れる球体状の物体が発電装置に応用出来る事が判明し、事実を隠蔽したまま研究が進められました。1960年代後半に使用方法が確立し、ガソリンを使わない原動機として置き換えも進められました。一般的には非常に効率の良い電池と説明され、待機時にはケーブルを接続し充電している体で運用されています。人型誕生当時のパイロットが「疲弊する」状態もこの原動機で緩和されました。希少物の為、複製や生産が試みられていますが未だ動作原理すら判明していません。この原動機よって給排気口は不要のものとなり様々な箇所での運用が可能になっています。
佐野工廠について
ドイツより譲り受けたⅢ号人型重機とⅣ号資料を解析、日本での生産に注力したのが大阪府南部の「佐野工廠(後のイズミサノファクトリー)」でした。戦中は軍事空港の地下施設でしたが20世紀末に建設された海上空港の海底に移設されました。人型重機の生産は南極工場中心で戦中から現在も行われていますが、佐野工廠も少数ながらオーダーに合わせたカスタム化を行い量産を続けています。未曾有の大震災と戦うため、いつか来る脅威のために。
この商品について #
NZ INDUSTRIAL様「Kampf riesen mars」に登場するⅢ号人型重機の1/72光造形レジンキットです。プラキット1/35モデルを独自解釈しつつデータ化、縮小に向けた調整を行ったのが当キットになります。可能な限りパーツを一体化し、シンプルに組み立てられる様意識して作りました。必要な工具、切り離し、組立時に注意すること #
・ニッパー、カッター、ヤスリ、瞬間接着剤・光造形プリンタの出力品になりますので煮てはいけません。
・ベタつきが残っている場合はUVライトや拭き取り液などを使用してください。
・タフレジンを使用しておりますが脆いので慎重に切り離してください。
・接続穴、レジンが太ってキツくなっている場合は穴を広げてください。
・切り離しや穴あけなどでレジンが欠けた時は瞬間接着剤を利用してください。
部品構成と注意事項 #
1:ヘッドパーツ、胸部装甲、可動フレーム
可動フレーム(下半身との接続アーム)上側は広く開いている方が胸部装甲(上半身)側になります。

胸部装甲の背面側シャックル(小さなフック状の部分)を支えるサポートを切り離してから全体のサポートを切り離してください。先に台座部分から切ると折れてしまいます。
2:胴体下、ワイヤーロープ、フック

ワイヤーロープユニット部に細い横向きのサポートがあります。これを切り取って別体のワイヤーロープパーツをはめ込んでください。ロープの先端が少し長い目になっていますのでお好みの長さに切ってください。

可動フレーム(下側)接続部は少しキツめにしていますので先に優しく回しながら差し込んで頂くと作りやすいと思います。
3:肩、腕部

前腕と二の腕をはめ込む時、二の腕側を指で摘んで拡がりを抑えつつ押し込むと折れずにパチンとハマります。切り離しは難しくないと思います。
4:ハンドパーツ

握りて、開き手、指を揃えた開き手が左右分と銃の握り手と指差し手が右手分です。
輸送時に指が折れる事が多かったのでバンパーパーツを付けました。

切り離しする時は先ずはバンパーをラフト面より切り取り、そのあと指部分のサポートを先に切ってください。台座部分から先に切ると力がかかり折れてしまいます。
5:脚部

タフレジンでなければ砕けてしまうほどヒザの接合をギリギリにしてます。接着予定の方はフトモモパーツ先端のドーム部分を片方削るとグラグラになりますが取り付けやすいと思います。ポーズを決めて接着してください。両方を少し残して削るのも方法です。

写真位の角度が差し込みやすいと思います。ご参考まで。
6:40mm噴進砲

マガジン別体も考えましたが一体成形としました。サポートとフォアグリップがわかりにくいのでよく確認して切り取ってください。グリップ部も細いので注意してください。フォアグリップを少し短く切れば握っている左手パーツに差し込むことも可能です。

また、左手パーツの開口部を拡げることでグリップを切断せずに持たせることも可能です。
