1/72スケール Ⅳ号人型重機 I型(標準型) 組立説明書
公開 2024/03/03 08:56
最終更新
2024/05/02 18:05
塗装例
はじめに #
cavico様より同スケールのプラキットが発売されているにも関わらず、発売にご快諾いただきましたmars1941様(Twitter:@kampfriesenmars)様をはじめ、リターン品~発売に携わったすべての方々、このモデルを作るきっかけとなった人型重機プラキットクラウドファンディングにご支援された方々、製作・発売・販売・購入に携わったすべての方々に感謝致します。Ⅳ号人型重機(I型)について #
1930年代、ドイツはわずか数年で人型重機の完成形とも言われる「Ⅳ号人型重機」を作り上げました。青図を送り付けた日本はドイツより生産された「Ⅲ号人型重機」を受け取り、同時にⅣ号の設計図も譲り受けました。日本で生産されたⅣ号 I型はほぼドイツのコピー品でしたが、より重量のある装備の運用などを想定し、各部に改良が行われました。大戦中、ツングースカ条約で人型重機が軍事利用される事はありませんでしたが、かつてドイツにオーダーした水密(気密)性能も付加可能で災害現場や非戦闘の運用は行われていた様です。戦後も汎用作業重機として人型重機の生産・改良は続き、様々な現場で活躍して日本の高度成長に貢献しました。1960年代に採用された特殊原動機により、現在も自衛隊、レスキュー隊、消防、警察などで活躍しています。Ⅳ号人型重機(H型以前)との相違点
・ヘッドパーツ後部の拡張端子(カバーされている)
・本体フレーム(肩の梁部分)後部70mm接続システムにより背面装備変更が可能
・気密・水密性能(オプション)
・前腕部に100mm接続システム内蔵
・足首パーツが極初期型を踏襲した前後分割式
特殊原動機について
1900年代後半は石油が枯渇する危機が何度もあり、原動機の改良は急務でした。ヒヒイロカネ採掘現場より稀に採れる球体状の物体が発電装置に応用出来る事が判明し、事実を隠蔽したまま研究が進められました。1960年代後半に使用方法が確立し、ガソリンを使わない原動機として置き換えも進められました。一般的には非常に効率の良い電池と説明され、待機時にはケーブルを接続し充電している体で運用されています。人型誕生当時のパイロットが「疲弊する」状態もこの原動機で緩和されました。希少物の為、複製や生産が試みられていますが未だ動作原理すら判明していません。この原動機よって給排気口は不要のものとなり様々な箇所での運用が可能になっています。
佐野工廠について
ドイツより譲り受けたⅢ号人型重機とⅣ号資料を解析、日本での生産に注力したのが大阪府南部の「佐野工廠(後のイズミサノファクトリー)」でした。戦中は軍事空港の地下施設でしたが20世紀末に海上空港が建設されその海底に移設されました。人型重機の生産は南極工場中心で戦中から現在も行われていますが、佐野工廠も少数ながらオーダーに合わせたカスタム化を行い量産を続けています。未曾有の大震災と戦うため、いつか来る脅威のために。
この商品について #
NZ INDUSTRIAL様「Kampf riesen mars」に登場するⅣ号人型重機の1/72光造形レジンキットです。当工場(イズミサノファクトリー)生産分のI型1/35モデルを縮小に向けた調整を行ったのが当キットになります。必要な工具、切り離し、組立時に注意すること #
・ニッパー、カッター、ヤスリ、瞬間接着剤・光造形プリンタの出力品になりますので煮てはいけません。
・ベタつきが残っている場合はUVライトや拭き取り液などを使用してください。
・タフレジンを使用しておりますが脆いので慎重に切り離してください。
・接続穴、レジンが太ってキツくなっている場合は穴を広げてください。
・切り離しや穴あけなどでレジンが欠けた時は瞬間接着剤を利用してください。
部品構成と注意事項 #
1:ヘッドパーツ、胸部装甲、肩パーツ胸部装甲の背面側シャックル(小さなフック状の部分)を支えるサポートを切り離してから全体のサポートを切り離してください。先に台座部分から切ると折れてしまいます。
2:胴体下
印刷方向の為、下向き面に液溜まりがありダレたり変形が発生しています。
気になる場合はカッター、ヤスリなどで修正してください。
3:腕部
前腕と二の腕をはめ込む時、二の腕側を指で摘んで拡がりを抑えつつ押し込むと折れずにパチンとハマります。切り離しは難しくないと思います。
4:ハンドパーツ
握りて、開き手、指を揃えた開き手が左右分と銃の握り手と指差し手が右手分です。
輸送時に指が折れる事が多かったのでバンパーパーツを付けました。
切り離しする時は指部分のサポートを先に切ってください。
台座部分から先に切ると力がかかり折れてしまいます。
5:脚部
膝関節パーツをつまんで下側を拡げ、ヒザ下パーツにはめ込んでください。
その後フトモモ側パーツへ押し込みます。入れづらい場合は突起をヤスリで少し削ってください。
6:37mmGUN
マガジン部のみ別体でマガジンも通常とドラム状の物が付いています。
細い部分がありますので慎重に切り離してください。
銃身パーツは非常に細いので切り離しは慎重に行ってください。
1967年製。
タイッツー:https://taittsuu.com/users/sions_papa
Booth:「イズミサノファクトリー」https://sions-papa.booth.pm/
blogger:「しおんパパのひみつきち」https://sions-papa.blogspot.com/
You Tube:https://www.youtube.com/@sions_papa/
タイッツー:https://taittsuu.com/users/sions_papa
Booth:「イズミサノファクトリー」https://sions-papa.booth.pm/
blogger:「しおんパパのひみつきち」https://sions-papa.blogspot.com/
You Tube:https://www.youtube.com/@sions_papa/
最近の記事
タグ