合うキーキャップが無いなら、キーキャップに合わせれば良いじゃない的な試行……の筈だった。
公開 2023/08/17 13:00
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拙作、Act-JP52。自分なりのこだわりを詰め込んだ結果、通常のキーキャップセットは使えなくなってしまったので無刻印キーキャップを採用した。現在製作しようとしているActy-45も同様で、明らかに通常のキーキャップセットでは揃えられないレイアウトになっている。
合うキーキャップが無いなら、キーキャップに合わせれば良いではないか。(パンが無いなら的な試行)
キーキャップセットと言っても、形状つまりはプロファイルも様々、キーサイズも様々である。同じプロファイルでも別のセットでは入っていないサイズのキーがあったり、セット内容には注視する必要がある。……が、今回はレイアウトを合わせに行く試みのため、気に入ったキーキャップがあればそれにレイアウトを合わせれば良い。
キーキャップを選ぶ上で自分が重視しているのは、レジェンドの視認性とPBTの昇華印刷or二色成型かどうかだ。視認性は手元を注視しながら打っているわけではないが、ふとキーボードを眺めた時にどれがどのキーであるか分かりやすい方が好みだというだけの話である。一方のPBTの昇華印刷or二色成型か否かは、高頻度でキーボードを打っているので摩耗が気になるため、経年劣化でテカりにくい、文字が擦れにくいキーキャップを好んでいるからだ。これらの条件に加えて常用している日本語配列でとなると、かなりキーキャップセットが限られてしまうが……今回は(これを書いている現在において)手に入りやすい(or手に入りやすそうな)ものから選ぼうと思う。
Majestouch交換用 PBT2色成形 ASAGI×Gray 2 tone Keycap set 104キー 英語配列
https://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=7286
自作キーボードのキーキャップをどうするか、という点において重宝されているらしいMajestouch交換用キーキャップセット。これはその中でも新しいキーキャップセットだ。サイトの画像だとレジェンドがややぼやけて見える画像もあるが、昇華印刷でも無くは無いので誤差等の許容範囲とする(クッキリ見えるのが一番ではあるが)。ちなみに手に入りやすい同ブランドのキーキャップセットはABSなので、このセットはその点で少し特別なところがある。
色味的にはレジェンドの色がやや好みから外れるものの、トータルのパッケージとしては悪くないように思う。ザックリ言えば、好みではないが『有り』な色味だ。キーボード側を黒系にすれば、落ち着いた色合いの中にお洒落な差し色が光るだろう(?)。
Majestouch交換用 PBT2色成形 ASAGI×Gray 2 tone Keycap set 108キー 日本語配列 かななし
https://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=7285
このシリーズ、日本語配列の用意もある。素晴らしい(自作キーボードのために用意されているわけではないが)。スペースキー(4.5U)が結構大きいのが難点ではあるが、そもそも日本語配列のキーキャップセットというだけでありがたいのでそこはグッと堪える。個人的な好みとしては2U(単体、もしくは分割2キーの1U+1U)を求めるところであるが、そもそもそんなものはセットとしてツチノコを探すようなもののようなので諦めよう。
基本的な印象としては英語配列用と同様だが、これまた個人的な好みの問題であるが変換・無変換が異サイズであることが少々気に入らない部分ではある。ただ、そもそも日本語配列用キーキャップが希少であるため、そこに文句を言っていたら手に入らないに等しいので我慢するしかない。気に入らなければ自分で作ろう(そういう試みをされている方も居る)。
Majestouch 交換用キーキャップセット 日本語108キー・かななし
https://www.diatec.co.jp/shop/det.php?prod_c=1837

こちらのキーボードで実際に使用しているキーキャップセット。「おいおい、PBTが良いとか言っておいてABSじゃないか」と思う方はよく知っていらっしゃる。そう、これは好みでは無い方、ABSのキーキャップだ。どちらも大まかに言えば同じ樹脂素材だが、耐熱性等に違いがあり(その辺は詳しい方の説明に任せるが)、ABSは低コストだが耐久性にやや難がある。特に前述しているテカリ問題はなかなか困る問題で、使い込まれたキーボードのキーキャップがテッカテカなのは使用者の脂という点も否定できないが、単純に摩耗によってそうなってしまう部分が大きいようだ。
これに関しては上からクリア塗料を塗るという強引な解決法があるが、コーティング強度が弱いと余計に悲しい姿になってしまうのが難しいところである。これに関しては使う塗料、下地処理、塗り方等で最適解を導き出すしかない。筆者はそこそこ失敗した。
なお、説明は省くがこのセットも英語配列が用意されているため、そちらと組み合わせることでイイ感じのレイアウトを追求することが出来るかもしれない。
日本語キーキャップ「Acid Caps JP」
https://booth.pm/ja/items/4450974
正直なところこれが個人的に現時点で最も好みであり、筆者の要求にほぼほぼ応えてくれるキーキャップセットだと思っている。これは個人が頒布しているキーキャップセットで、在庫管理の関係で潤沢に在庫が有るわけではないが、合間合間に改良されたりラインナップが増えたりして頒布されている。
詳細は以下記事を参照。
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/acid-caps-introduction
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/acid-caps-jp-v2
現在、筆者はこれの旧バージョンのGray on Black、ErgoArrowsProとセットで購入した1Uキー構成のSeihakujiを愛用している。手触りのサラサラ感、見た目とお気に入りである。特にSeihakujiはレジェンドが小文字アルファベットなところが推しである。
Acid Capsについてはさらに改良されたセットが現在頒布に向けて進んでいるようなので、気になる方は頒布されているサリチル酸氏のDiscordに参加すると進捗等分かりやすいのでそちらに。
https://salicylic-acid3.hatenablog.com/entry/welcome-discord
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さて、紹介できるキーキャップがあまり無いことに気が付いたところでレイアウト設計に移ろう。最推しは前述しているとおりAcid Capsなのだが、執筆時点では手に入らないので今回は涙を呑んで別のキーキャップセットを使うことにする。次点としてはMajestouch交換用 PBT2色成形 ASAGI×Gray 2 tone Keycap setなのだが、どうやら執筆次点で日本語配列は在庫無しの状態のようなのでおとなしくMajestouch 交換用キーキャップセット 日本語108キー・かななしにしよう。……と、思ったらこちらも使いたい黒が在庫無し。公式や一部ショップでは他色の在庫があったりするが、ラインナップとして縮小傾向なのか何なのか、選択肢が少なくなっている印象を受けた。日本語配列に限って言えば希少なキーキャップセットなだけに、このまま消えてしまうのだとしたら悲しい。品質改良や価格改定(その場合は価格が上がるのだろうが)等で一時的に枯渇しているのであれば良いのだが……。
少し気落ちしてしまったので、レイアウトに関してはまた別の機会に考えることにする。
