「メダリスト」アニメ感想と漫画の展開の今後の展望
公開 2025/02/16 01:14
最終更新
-
メダリスト、アニメ第6話視聴しての感想は
原作補完が素晴らしい!だった。
アニメは漫画のエピソードをマイルドにしたり削ったりもしているけれど漫画もアニメもそれぞれの良さがあると改めて思った。
原作漫画はキャラが立っていてイキイキしている。それぞれのキャラクターのモノローグも多く、息づかいを感じる。
逆に、アニメ5話は狼嵜光の演技内の本人以外のモノローグを削るという采配を振るった。
観客席に居るキャラはアップ画像と声優による息を飲む演技のみ。
みな、光の演技に圧倒され魅了されている様子がきちんと描写されていた。
演出が上手いなあ、と素直に感動した。
原作の漫画メダリスト作者のつるまいかだ先生は本当に大人子ども関係なく感情の機微を描くのが上手いと感じる。
自分が大人になり、また子を持ったからなのか、主人公・結束いのりを取り巻く大人の感情にとても共感している。
長女の怪我による引退を経て、次女も挫折するのではと怯えるいのりの母とか
いのりのスケートへの情熱が本物だと分かって、何とか力になってやりたいと身を切る瀬古間さんとか。
明浦路司の存在は、とても眩しく映る。
司はいのりの意思決定をとても大事にする。リスクについてきちんと説明した上で、チャレンジするかを決めさせる。
彼女の意志を否定することがあるとすれば、危険が上回ったときだけだ。
そして優勝を「きちんと喜んでいいんだよ」と諭せるのは実は凄いことなのだ。
結束いのり――彼女を取り巻く大人たちが優しいからこそ、彼女はのびのびと、いきいきとスケートができているのだなと思うし、
この漫画を読むとリアルを省みて、子の成長を願い夢を応援できる大人になりたいと意識が変わっていく。
ただ私はキャラクター内で夜鷹純だけには全く感情移入できないし、分かろうとも思わない。
彼は孤高の存在で、弱者に興味が無く、人の気持ちに鈍感すぎる。
漫画メダリスト12巻(とファンブック)では狼嵜光が夜鷹純への意見に、言葉では「はい」と従順に反応しつつも、心の中で反論していた。
結束いのりは弱者だと切り捨てる夜鷹に対して、光は「いのり=第2の夜鷹純=天才」と自分なりの結論を持っていて、その信念は揺るがない。
私は狼嵜光を「子供ながら達観している」と思う。
しかし彼女が明浦路司に対して不遜な態度を取り続けていることについて、私は疑問が残り続けている。というか納得がいかない。
彼女の周りの大人には成功者しかいない。夜鷹純、鴗鳥慎一郎だ。
彼らは結果を残し引退した者たち・名を刻むことが出来た者たちだ。
だからこそ、司が物怖じせず彼らに意見する様子が「序列に従わない」=弁えない人間として映るのだろう。
初めにも述べたように、メダリストは各キャラが立っている。各キャラに人生があり、立ち止まり、足掻き、踏み出す。挫折を経験したというキャラクターも多い。
明浦路司もフィギュアスケートを始めた年齢が遅く、また貧乏であり、バイトで食い繋いでいるエピソードがある。
現役時代が泥臭く波乱万丈で、結果を残せずリタイアした司。
そして、現役期間は短くとも順風満帆にいき、パトロンやスケーター(コーチ)同士の縁に恵まれた夜鷹純は対極の存在だ。
光はそんな夜鷹純を見ているからこそ、生き急いでいるようにも見える。
(「旧チームメイトからの信頼は厚く、12巻にて腰を庇っている理由は旧チームメイトの目があったから、としているので、人間関係については非情になり切れないのかもしれない。そこは夜鷹純とは違うところでもある。)
光のスケート人生には挫折など有り得ず、夜鷹純の言われるがままのトレーニングをなぞり成功させる。
心の中では夜鷹の言葉に反抗こそしていても、夜鷹の指示は的確だから忠実に守っていて、それが体に染み付いている。
いのりが駆け上がる…光と同じ土俵に立つには血のにじむような努力が必要なのだけど
司はコーチとしていのりの自己決定権を大事にしているし、怪我や故障が怖いため無理はさせずドクターストップをかける。
また結局、いのりは横浜のスターフォックスには移籍せず、地元の愛知・名古屋で司と共に高みを目指すことを選択した。
その司の「ブレーキ」が、狼崎光は邪魔と思っているからこの態度なのだろうな、と私は推測している。
光が司への認識を改める時は来るのだろうか。
つるま先生はファンブックにて2人を「人に合わせるのが得意な似たもの同士」としているが、9巻での衝突を見るに互いに苦手意識があるようだ。
強い言葉で発破をかけた(いや、あれはもう罵倒に近いものだったか)、光だが、
強い言葉で相手の精神を折ったりトラウマを抉り、自分の正当性を証明しようとしているところはまだまだ「子ども」だと思う。
いくら達観していてもまだ精神的には未成熟だ。
歩み寄るためには、光がきちんと「個を認める」ことが解決の糸口になりそうな気がする。
つまり、いのりを夜鷹純と重ね合わせないことと、
司の過去のフィギュアスケート選手としての人生は無駄ではなかったことをきちんと理解することで、変わってゆけるのでは?と思っている。
メダリストが、いのりのみの成長譚ではなく
今後、司、ひいては光の精神的な成長を描ききってくれることを願っている。
原作補完が素晴らしい!だった。
アニメは漫画のエピソードをマイルドにしたり削ったりもしているけれど漫画もアニメもそれぞれの良さがあると改めて思った。
原作漫画はキャラが立っていてイキイキしている。それぞれのキャラクターのモノローグも多く、息づかいを感じる。
逆に、アニメ5話は狼嵜光の演技内の本人以外のモノローグを削るという采配を振るった。
観客席に居るキャラはアップ画像と声優による息を飲む演技のみ。
みな、光の演技に圧倒され魅了されている様子がきちんと描写されていた。
演出が上手いなあ、と素直に感動した。
原作の漫画メダリスト作者のつるまいかだ先生は本当に大人子ども関係なく感情の機微を描くのが上手いと感じる。
自分が大人になり、また子を持ったからなのか、主人公・結束いのりを取り巻く大人の感情にとても共感している。
長女の怪我による引退を経て、次女も挫折するのではと怯えるいのりの母とか
いのりのスケートへの情熱が本物だと分かって、何とか力になってやりたいと身を切る瀬古間さんとか。
明浦路司の存在は、とても眩しく映る。
司はいのりの意思決定をとても大事にする。リスクについてきちんと説明した上で、チャレンジするかを決めさせる。
彼女の意志を否定することがあるとすれば、危険が上回ったときだけだ。
そして優勝を「きちんと喜んでいいんだよ」と諭せるのは実は凄いことなのだ。
結束いのり――彼女を取り巻く大人たちが優しいからこそ、彼女はのびのびと、いきいきとスケートができているのだなと思うし、
この漫画を読むとリアルを省みて、子の成長を願い夢を応援できる大人になりたいと意識が変わっていく。
ただ私はキャラクター内で夜鷹純だけには全く感情移入できないし、分かろうとも思わない。
彼は孤高の存在で、弱者に興味が無く、人の気持ちに鈍感すぎる。
漫画メダリスト12巻(とファンブック)では狼嵜光が夜鷹純への意見に、言葉では「はい」と従順に反応しつつも、心の中で反論していた。
結束いのりは弱者だと切り捨てる夜鷹に対して、光は「いのり=第2の夜鷹純=天才」と自分なりの結論を持っていて、その信念は揺るがない。
私は狼嵜光を「子供ながら達観している」と思う。
しかし彼女が明浦路司に対して不遜な態度を取り続けていることについて、私は疑問が残り続けている。というか納得がいかない。
彼女の周りの大人には成功者しかいない。夜鷹純、鴗鳥慎一郎だ。
彼らは結果を残し引退した者たち・名を刻むことが出来た者たちだ。
だからこそ、司が物怖じせず彼らに意見する様子が「序列に従わない」=弁えない人間として映るのだろう。
初めにも述べたように、メダリストは各キャラが立っている。各キャラに人生があり、立ち止まり、足掻き、踏み出す。挫折を経験したというキャラクターも多い。
明浦路司もフィギュアスケートを始めた年齢が遅く、また貧乏であり、バイトで食い繋いでいるエピソードがある。
現役時代が泥臭く波乱万丈で、結果を残せずリタイアした司。
そして、現役期間は短くとも順風満帆にいき、パトロンやスケーター(コーチ)同士の縁に恵まれた夜鷹純は対極の存在だ。
光はそんな夜鷹純を見ているからこそ、生き急いでいるようにも見える。
(「旧チームメイトからの信頼は厚く、12巻にて腰を庇っている理由は旧チームメイトの目があったから、としているので、人間関係については非情になり切れないのかもしれない。そこは夜鷹純とは違うところでもある。)
光のスケート人生には挫折など有り得ず、夜鷹純の言われるがままのトレーニングをなぞり成功させる。
心の中では夜鷹の言葉に反抗こそしていても、夜鷹の指示は的確だから忠実に守っていて、それが体に染み付いている。
いのりが駆け上がる…光と同じ土俵に立つには血のにじむような努力が必要なのだけど
司はコーチとしていのりの自己決定権を大事にしているし、怪我や故障が怖いため無理はさせずドクターストップをかける。
また結局、いのりは横浜のスターフォックスには移籍せず、地元の愛知・名古屋で司と共に高みを目指すことを選択した。
その司の「ブレーキ」が、狼崎光は邪魔と思っているからこの態度なのだろうな、と私は推測している。
光が司への認識を改める時は来るのだろうか。
つるま先生はファンブックにて2人を「人に合わせるのが得意な似たもの同士」としているが、9巻での衝突を見るに互いに苦手意識があるようだ。
強い言葉で発破をかけた(いや、あれはもう罵倒に近いものだったか)、光だが、
強い言葉で相手の精神を折ったりトラウマを抉り、自分の正当性を証明しようとしているところはまだまだ「子ども」だと思う。
いくら達観していてもまだ精神的には未成熟だ。
歩み寄るためには、光がきちんと「個を認める」ことが解決の糸口になりそうな気がする。
つまり、いのりを夜鷹純と重ね合わせないことと、
司の過去のフィギュアスケート選手としての人生は無駄ではなかったことをきちんと理解することで、変わってゆけるのでは?と思っている。
メダリストが、いのりのみの成長譚ではなく
今後、司、ひいては光の精神的な成長を描ききってくれることを願っている。
成人済のオタクママ
婚活~結婚後アニメや二次創作から遠ざかっていましたが
出産後にオタク復帰しゆるゆる二次創作を再開
ポケモンのイーブイと、書写と、ポルノグラフィティと、刀剣乱舞が好きです
婚活~結婚後アニメや二次創作から遠ざかっていましたが
出産後にオタク復帰しゆるゆる二次創作を再開
ポケモンのイーブイと、書写と、ポルノグラフィティと、刀剣乱舞が好きです
最近の記事
タグ
