一次創作小説 衝動と戦う理由
公開 2026/01/30 11:47
最終更新
2026/01/30 17:05
強き者が上と言われる世界―魔界。
その魔界のとある場所。
「よう、魔王様。会えて嬉しいぜ」
1人の悪魔がふらりと、キアロの前に現れた。
突然やってきた悪魔に、キアロは警戒しながら聞いた。
「…お前は何者だ?悪魔の気配が濃いようだが、悪魔祓いか?」
悪魔祓いというのは、この世界での職業の1つだ。
悪魔祓いは、悪い悪魔を倒すのが仕事とされている。
「おっと。オレはジルファートだ。悪魔祓いかってことには…当たりだが、はずれってとこだな。今のオレは悪魔祓いじゃねーんだ」
「…何?どういうことだ?」
キアロは首をかしげた。
「オレはイアリーザ様のおかげで生まれ変われたんだ。それ以上の説明がいるか?」
「今は悪魔祓いではなく、生まれ変われた…つまり、元々お前は人間だったが、今は悪魔としてここにいる…ということか?」
「それだけの説明でここまでわかってくれるとは、流石魔王様だな!」
ジルファートはにっこりしながら拍手をした。
しかし、その表情には気持ちが込められていないようだった。
「私もそういったことができるから、お前の場合もそうなのではないかと思っただけだ」
「それをサラッと言っちまうのか…アンタもスゲーんだな」
キアロは警戒を緩めず、ジルファートに質問した。
「…で、元悪魔祓いが私に何の用だ?」
「おいおい、聞くまでもないだろ?オレはアンタと戦いに来たんだ」
ジルファートは今すぐにでも戦いたいという様子だった。
「そうか。だが、戦いの前に1つ聞いておきたい。ジルファート、お前は何故戦うんだ?」
ジルファートは不機嫌そうに答えた。
「あぁん?魔王がそれを聞くのかよ。この魔界に生きてるヤツなら、強くなりたい、戦いたいって思うのは普通のことだろうが」
キアロは少し後悔していた。
魔界に生きている者なら、そう思うのは当たり前なのだから。
「ああ、そうだな…確かにそうだが…」
「だろ?オレはな、とにかく戦いたくてしょうがねぇんだよ」
「…それはイアリーザの影響か?それとも、悪魔として過ごしてきたからか?」
ジルファートは楽しそうに返した。
「さて、どうだろうなあ?でも嫌じゃねぇよ、この感じはさ。んじゃ、早いとこ始めようぜ、魔王様!」
「そうだな。私も全力を出すとしよう…!」
―元悪魔祓いと元魔王の戦いが、始まる。
その魔界のとある場所。
「よう、魔王様。会えて嬉しいぜ」
1人の悪魔がふらりと、キアロの前に現れた。
突然やってきた悪魔に、キアロは警戒しながら聞いた。
「…お前は何者だ?悪魔の気配が濃いようだが、悪魔祓いか?」
悪魔祓いというのは、この世界での職業の1つだ。
悪魔祓いは、悪い悪魔を倒すのが仕事とされている。
「おっと。オレはジルファートだ。悪魔祓いかってことには…当たりだが、はずれってとこだな。今のオレは悪魔祓いじゃねーんだ」
「…何?どういうことだ?」
キアロは首をかしげた。
「オレはイアリーザ様のおかげで生まれ変われたんだ。それ以上の説明がいるか?」
「今は悪魔祓いではなく、生まれ変われた…つまり、元々お前は人間だったが、今は悪魔としてここにいる…ということか?」
「それだけの説明でここまでわかってくれるとは、流石魔王様だな!」
ジルファートはにっこりしながら拍手をした。
しかし、その表情には気持ちが込められていないようだった。
「私もそういったことができるから、お前の場合もそうなのではないかと思っただけだ」
「それをサラッと言っちまうのか…アンタもスゲーんだな」
キアロは警戒を緩めず、ジルファートに質問した。
「…で、元悪魔祓いが私に何の用だ?」
「おいおい、聞くまでもないだろ?オレはアンタと戦いに来たんだ」
ジルファートは今すぐにでも戦いたいという様子だった。
「そうか。だが、戦いの前に1つ聞いておきたい。ジルファート、お前は何故戦うんだ?」
ジルファートは不機嫌そうに答えた。
「あぁん?魔王がそれを聞くのかよ。この魔界に生きてるヤツなら、強くなりたい、戦いたいって思うのは普通のことだろうが」
キアロは少し後悔していた。
魔界に生きている者なら、そう思うのは当たり前なのだから。
「ああ、そうだな…確かにそうだが…」
「だろ?オレはな、とにかく戦いたくてしょうがねぇんだよ」
「…それはイアリーザの影響か?それとも、悪魔として過ごしてきたからか?」
ジルファートは楽しそうに返した。
「さて、どうだろうなあ?でも嫌じゃねぇよ、この感じはさ。んじゃ、早いとこ始めようぜ、魔王様!」
「そうだな。私も全力を出すとしよう…!」
―元悪魔祓いと元魔王の戦いが、始まる。
