『「成田」とは何か』@宇沢弘文は「日本とは何か」を問い続ける
公開 2025/11/22 00:00
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この本、今さら説明するまでもない「古典的名著」ですね。成田問題は、どうしても「成田闘争」として語られることが多く、多くの人にとっては、もう過去の出来事として 風化し終えたかのようにすら思える。そして同時に、ニッポンのメジャーな左翼にとっては、触れてはいけない「タブー」のような感もあります。
この過酷な闘争の、象徴的な事件は、機動隊員3名が虐殺された東峰十字路事件だけど、この事件を報道する当日の夕刊の記事を、今でもはっきり覚えています。1971年9月のことです。
もちろん(何が“もちろん”なんだろう・・・)命を奪われたのは、国側だけでなく、地元反対同盟にも多くの死者・自殺者がでた。これらの責任は「問答無用」を貫き通した国・公団にあることは自明です。そして、そういう「成田問題」は、そのまま「戦後日本とは何だったのか」を凝縮して語りかけているように思えます。
ニッポンの各政党~~保守・革新・右翼・左翼を問わず~~の幹部の皆さんが、外国訪問する時は 成田空港から満面の笑顔で飛び立って行くけど、そういう血塗られた空港という冷厳な事実を胸にして、飛行機に乗ってほしいものです。
東峰十字路は B滑走路の南端の東側ですね。今、ローソンがあるそうです。僕自身は、関空は結構利用してるけど、成田は利用したことないです。これも、ささやかな“レジスタンス”です。
この記事は、旧gooブログの2012/11/10付記事の再録です
