Dear Old Stockholm @ jutta hipp
公開 2025/10/11 00:00
最終更新
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高校生の時、JAZZに凝ってた時期があった。凝ってたというより背伸びをしていただけなのかもしれない。高校のクラスには、Hさんと言う二十歳を過ぎている同級生がいた。
住んでいたのは西日本の寂れた地方都市であったが、それでも駅前のビルの3Fに、ジャズ喫茶があった。その名も「Satin Doll」。そのHさんがよく連れて行ってくれた。何を飲んだか食べたか、全く覚えていない。
そうするうちにFMラジオでJAZZを聴くことが増えた。その中で「〇〇〇のストックホルム」と言う曲が、その憂いに満ちたメロディーともにこの50年近く、心に引っかかっていた。曲名が「哀愁のストックホルム」なのか「思い出のストックホルム」なのか「懐かしのストックホルム」なのか、分からないまま、幾年月。。。、
ところが、持つべきものは親友でありまして、先日「これ、車のラジオから流れたきたJAZZだけど、とっても気に入ったので、早速amazonで買った」と言ってCDを持ってきてくれた。
それが、冒頭写真。演奏はユタ・ヒップと言うドイツ出身のジャズピアニスト。流れてきた曲はまさに、あの曲だった。高校の時FMラジオで聴いたのはおそらく別の演奏家だったと思うけど、この曲に間違いはない。
「ジャズに名曲無し、名演奏あるのみ」ってよく言うけど、この演奏を聴くと、そのプレイヤーの人生がにじみ出ているもんだというのがよくわかるよね。
(この記事は、旧gooブログの 2023/3/31付記事の、再録です)
⇊これです!!
高校卒業後、進学のためはるばる金沢に来てほぼ半世紀。古里は遠きにありますが、この金沢で人生を閉じることになるでしょう。その選択に一片の悔いなしです。
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