街に大学があることの良さ @ 40年ぶりの「大講義室」で考えた
公開 2025/07/30 00:00
最終更新
2025/08/27 19:51

今の大学は、どこも「地域貢献事業」に熱心です。大学の教官を講師とした一般市民向けの様々な講座があります。富山大学でも様々な参加形態のいろいろなコースがあり、正直言って「大学のセンセイも大変っすね」とも思うけど、まあこれも国立大学の社会的使命でしょうか?。
で、そのなかの「サテライト講座」というのに行ってきました。富山大学のキャンパス自体は、何度か伺ったことがありますが、教室に入るのは初めてでした。経済学部の201番教室という、大学らしい200人くらいは入れる大教室でしたが、懐かしい雰囲気でしたね。思わず「B14教室」を思い出してしまいました。
金沢大学もそうだったけど、お金のない地方大学の、質素ながらも堅実な雰囲気、僕は好きです。この日の講義の内容も、聞いている市民(といってもほぼ年金生活者でしょうけど)自身に考えさせようとする内容で、そこがまたいかにも「教育機関」という感じで好感が持てました。
冒頭、「どこの大学も地域貢献に熱心」って書いたけど、実はそれは昔からそうだったのではないでしょうか。四高の教授たちは、自宅で「私塾」を開いていたそうな。そこでは、哲学や文学を講じ語り合っていたんではないでしょうか。かの丸山眞男が、戦後すぐに三島市だったかな「市民大学」を主宰して、戦後民主主義を語りあったことは有名な話し。
大学とは建物の名称ではなく、学びたいと熱望する人びとの集団のことではないかな。そして学ぶとは、どのように生きるかを見出すことではないかな。全国で開催されている大学の地域貢献事業が「NHKの趣味どきっ」みたいにならないでほしいなあ。大学は大学にしかできないことをしてほしい。そう願っています。
(この記事は、旧gooブログの2021/7/19付記事の再録です)

