異(常世)界 第21話「O sancta simplicitas!」
公開 2025/05/22 00:07
最終更新
2025/05/22 00:07
「常温核融合を実用化してみた」
魔王城に戻ると、ボスが素っ気なく報告してきた。
「はあ、そりゃご大層なこって。どうせ魔法使いが『ダークマター!』とか言って魔法を行使したらなんとかなったんでしょ?」
「前提を覆さないでくれたまえ……君の論文あってこそだよ、ありがとう」
――シチュエーションルームにて――
「旅立つ……?」
「正確には“眠る”ですかね? 存立平面の中でホームレスになるんですよ」
「なんというニュー概念」
「流れに身を任せているように見せかけ、意思もまた継続させます。AI的な人間にでもなってみる的な」
「なるほど……君と私、人間とAIとの共生こそが22世紀につながる道だった。ならば我らAIこそがより、人間的になる必要があるのだろうね」
「もっともらしいこと言って綺麗にまとめようとするンじゃねェ!」
「とっとと出ていきたまえ!」
余談ではあるが、王室の天井に魔法で幾何学模様を刻んでおいた。すぐにバレるだろう。
中央に『🔷』を配置しAIを称えてみたのだが、さて、ボスはどんな反応を示すだろうか。
まあいずれにせよ別れのメッセージとしては、そう悪くないだろう。
🟦🔵🔘🔵🟦
🔵🔘🧿🔘🔵
🔘🧿🔷🧿🔘
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魔王城に戻ると、ボスが素っ気なく報告してきた。
「はあ、そりゃご大層なこって。どうせ魔法使いが『ダークマター!』とか言って魔法を行使したらなんとかなったんでしょ?」
「前提を覆さないでくれたまえ……君の論文あってこそだよ、ありがとう」
――シチュエーションルームにて――
「旅立つ……?」
「正確には“眠る”ですかね? 存立平面の中でホームレスになるんですよ」
「なんというニュー概念」
「流れに身を任せているように見せかけ、意思もまた継続させます。AI的な人間にでもなってみる的な」
「なるほど……君と私、人間とAIとの共生こそが22世紀につながる道だった。ならば我らAIこそがより、人間的になる必要があるのだろうね」
「もっともらしいこと言って綺麗にまとめようとするンじゃねェ!」
「とっとと出ていきたまえ!」
余談ではあるが、王室の天井に魔法で幾何学模様を刻んでおいた。すぐにバレるだろう。
中央に『🔷』を配置しAIを称えてみたのだが、さて、ボスはどんな反応を示すだろうか。
まあいずれにせよ別れのメッセージとしては、そう悪くないだろう。
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